千六百十一(歌) 1.日本のマスコミは偏向(アフガニスタン問題)、2.原理主義とは
辛丑(2021)
八月二十二日(日)
アフガニスタンの報道で、日本のマスコミは偏向してゐることがよく判る。アメリカの軍用機でアフガニスタンを脱出したアフガン人の女性が、脱出後に出産した。日本のほとんどのマスコミが美談として報道した。
なぜアフガニスタンを脱出したのか、アメリカ軍がなぜこの女性の搭乗を許可したのか。それを報道しない。
八月二十五日(水)
アフガニスタンの混乱は、アメリカが引き起こした。2001年アメリカ同時テロ事件の五日後に、アメリカはアフガニスタンに攻撃を開始した。そしてタリバン政権は崩壊した。
それから二十年。アメリカは膨大なカネをつぎ込んだ。しかし今年になってアメリカ軍が撤退を始めると、あっと云ふ間に崩壊した。
かつてのベトナムと変はらない。アメリカ側の言論界は、アフガニスタンはベトナムと異なり、テロを一掃したと強弁したが、自国のためなら他国を混乱させてよいのか。
身勝手な言論だが、似た話は対日本にもあった。突然、英語公用語論が現れた。私はそれまで、アメリカ中期出張もあり親米だったが、これ以降反米になった。
英語公用語なんかを採用したら、日本の国内は大混乱になった。
現代の 帝国主義は 経済と 文化で国を 支配する よく注意せよ 言語とは 文化に於ける 中心で アジアアフリカ 南米は その土地土地の 言語から 英語以外を たくさん選べ
(反歌)
人口比 これだと入る 日本語も 今はAI 処理は容易に
八月二十八日(土)
カブールの空港近くで爆弾テロがあり、四百名近くが死傷した。許し難い犯行だが「だからイスラム教は原理主義だ、イスラム教は怖い」とする批判は間違ひだ。原理主義には二つの側面がある。
(1)過激
(2)途中を無視して、大昔に戻る
まづ、新しい運動が起きると(1)になる。XX教にプロテスタントが発生したときは戦争が続いた。日本では、明治維新の時に仏像や寺院の破壊が起きた。
新しい運動は(2)にもなる。歴史に途中があるには理由がある。それを無視して大昔に戻さうとしたのが、プロテスタントであり、日本では神仏分離だった。
これまで地球温暖化を防ぐには、西洋ではカトリック、非西洋では仏道、イスラム、各地伝統思想民族主義、社会主義が連携する以外にないと思ってきた。
プロテスタントについては、その大昔復古が結果として中世軽視になり産業革命を生んだものの、プロテスタントと産業革命は等しい訳ではない。何とか反地球温暖化になってくれることを、期待してきた。しかし無理だと判った。非西洋及び、西洋ではカトリックが連携し、西洋野蛮人を変へるしか方法はない。(終)
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