千五百九十五(和語の歌)(モリカケ桜疑獄二百五の九) 萩生田がうごめいたか
辛丑(2021)
八月十四日(土)
コロナ禍は大変なことになった。TBSのホームページに
新型コロナ「災害レベルの非常事態」 東京都の専門家が強い危機感

と云ふ題で
感染の拡大が止まりません。東京都の専門家からは「災害レベルで猛威を振るう非常事態」と、これまでにないほどの強い危機感が示されています。

それなのに読売新聞のホームページによると
24日開幕の東京パラリンピックについて、政府と大会組織委員会は、緊急事態宣言発令中の東京都と埼玉、千葉両県を無観客とし、「まん延防止等重点措置」が適用されている静岡県の観客上限を「5000人」とする方針を固めた。児童や生徒に競技を観戦してもらう「学校連携観戦プログラム」は全地域で実施する方向で調整している。

組織委会長の橋本、五輪担当相の丸川、文科相の萩生田。いづれも自民党細田派だ(橋本は会長就任中離党)。この非常事態に、なぜさらに悪化させることをするのか。

八月十五日(日)
中日スポーツのホームページに
ゴルフレッスン料未払い…文春砲受けた平田竹男内閣官房参与が辞任 「参与って、さざ波発言した奴もだよな?」などと批判相次ぐ

が載った。
日本政府は13日、内閣官房東京五輪・パラリンピック推進本部事務局長を兼務していた平田竹男・内閣官房参与(61)が同日付で退職したと発表した。

さて、同じ内閣官房参与の岸について、日刊ゲンダイのホームページに
岸博幸参与がトンデモ助言「相手に言質を与えないことが大事」で“すれ違い答弁”推奨の大暴論

が載った。
(前略)一体、どんな助言をしているのか。7月、コロナ禍を巡る「さざ波」発言で辞職した嘉悦大教授の高橋洋一氏(65)と入れ替わる形で内閣官房参与に任命された慶応大大学院教授の岸博幸氏(58)のことだ。

で記事は始まる。
岸氏は9日放送の読売テレビ「かんさい情報ネットten.」にリモート出演。菅首相が7月30日の会見で、(中略)チグハグ答弁になった点について、「国会答弁としては100点、国民への説明としては0点だと思います」など言い、さらに「これが国会答弁なら野党の議員からつっこまれて、いかにすれ違い答弁をして答えないで相手に言質を与えないことが大事。でも会見の場合は国民に説明しなければいけない」などと持論を展開したのだ。

これは許し難い発言だ。
「相手に言質を与えないで答えることが大事」という暴論が通るのであれば、最初から国民に説明する気がないということだろう。これでは質疑が成り立つはずがない。「ダメ」なのは岸氏本人ではないのか。

次は岸が辞職か。
い波 の横まで の人 すれ違ひにて 流され辞める


八月十六日(月)
朝日新聞のホームページに
立憲・枝野氏「モリカケ、桜、五輪の経費、すべて公開」

が載った。
次の選挙の政権公約の詰めをやっているが、そこには大々的に「この間隠されていたこと、改ざんされたことをすべてオープンにする」と(掲げる)。

これは頼もしい。
モリカケ、桜に始まって、おそらくオリンピックの経費、すべてとにかく公開させる。これは激震が走ると思うが、堂々とやる。まもなく発表される政権公約の一つの大きな柱にする。(インターネット配信のインタビューで)

野党の役割は、政権を交代させることと、激震を起こすことだ。激震を起こして政権を交代させれば一番いい。

八月十七日(火)
これまで何回も指摘してきたが、先の戦争の敗戦責任は、一番悪いのが東條英機、二番目が岸信介だ。その岸信介の二代後の跡継ぎ信夫(長男の養子、安倍の弟)が靖国神社に来たとなれば、戦没者の御霊たちは穏やかではない。
安倍も靖国神社に行った。安倍は岸信介を尊敬すると発言したことがある。そんな人が行くことも適切ではない。
靖国の 杜で御霊は 眠るので 騒がす人は 行ってはならぬ

唯一の例外があった。東条英機の霊は喜ぶだらう。しかし南京事件やシンガポール華僑処刑事件を思ふとき、国際関係を考慮し東条英機の霊は、別の場所に移って頂くのが適切だ。

八月十八日(水)
ismediaの週刊現代ホームページに『週刊現代』2021年8月7・14日号の
「桜を見る会」の口止めか…?ここにきて、安倍晋三が長崎に送り込んだ「側近の正体」

が載った。
総選挙に向け、早くも長崎市街を駆け回る人物がいる。自民党の公募で長崎1区から出馬する、安倍前総理の元政策秘書・初村滝一郎氏(42歳)だ。
ところが、地元の自民党関係者は総じてシラけムードだ。ある長崎県議が言う。
「公募には自民党県議など十数名が応募しましたが、選考のさなかに安倍さんから県連幹部へ電話があった。『うちの秘書が応募します。公平な選定をお願いします』と」
先の総理から「公平に」と言われて、その意味がわからない自民党関係者はいない。

「公平に」と云はれて「依怙贔屓」をする。モリカケ黒桜と同じだ。
衆議院議員だった父の謙一郎氏は、加計学園理事長の加計孝太郎氏と並んで、安倍氏のアメリカ留学友達だ。
「滝一郎さんは、(中略)謙一郎さんから『政治家を目指している』と聞いた安倍さんが『僕のところで勉強したら』と声をかけた」(清和研議員)
17年にわたって安倍事務所の裏側を見てきた初村氏は、森友・加計・桜を見る会と、安倍氏を苦しめた疑惑の全容を知る人物とも言われる。
折しも「桜」の疑惑は再捜査が始まる。清和研では「安倍さんは初村さんが余計なことを言わないよう、口止めのために選挙にねじこんだのではないか」との声まで出始めた。

清和研は、依怙贔屓派と別れる好機だ。(終)

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