千五百七十一(和歌)(モリカケ桜疑獄二百三の三) 細田派は保守派と安倍依怙贔屓派に分裂を
辛丑(2021)
四月二十八日(水)
読売新聞のホームページに
「ポスト菅」安倍前首相に期待広がる…体調戻り活動盛ん
と云ふ記事が載った。
「自民党は保守政党だ。違う方向に党役員が進むようであれば、行動する気概を持って取り組んでほしい」
安倍氏は22日、顧問を務める自民の保守系議員グループ「保守団結の会」で講演し、こう激励した。
保守は、公正でなければいけない。モリカケ桜は違ふ方向に行った。これらの解決、原状復帰こそ重要だ。
お友だち 依怙贔屓こそ 反保守だ モリカケ桜 黒も該当
四月二十九日(木)
山尾志桜里のJRパス密会利用事件が、大問題になった。もう一つ大問題がある。東スポのホームページに
山尾志桜里氏は“不倫略奪男”の元妻自死でもダンマリ 自民党入りはご破算
と云ふ記事が載った。
28日発売の「週刊文春」で、4年前に不倫疑惑が報じられた国民民主党の山尾志桜里衆院議員(46)と倉持麟太郎弁護士(38)が現在も関係を続けている上、倉持氏と離婚した元妻のAさんが昨年自殺していたと報じられた。永田町では「山尾氏の道義的責任は免れない」と次期衆院選での当選に暗雲が垂れ込み、画策していた自民党入りも幻となる気配だ。
山尾が自民党入りを狙ってゐることは、私も感じた。多くの人が同じことを感じたはずだ。山尾の「日本死ね」発言は異常だった。保育園に落ちた人が一瞬さうツイートしたことは無罪だ。しかしそれを国会で発言する山尾は異常だ。
その後、不倫を報道され一回目は男女の関係を否定したものの、再度写真を報道され、ダブル離婚に至った。
そんな山尾の自民党入りを多くの人が予想する。これは安倍自民党の責任だ。自民党がまともな集団なら、誰も予想しない。あの程度の集団なら山尾を受け入れるだらうと、誰もが予想する。モリカケ黒桜が原因だ。東スポの記事は
週刊文春では、山尾氏が倉持氏の自宅に足しげく通い、仲むつまじい様子がキャッチされている。4年前、家庭を持つ者同士だった2人は“文春砲”に見舞われ、ダブル不倫の疑いがかけられた。
その後、ともに離婚。倉持氏から離婚を切り出されたAさんはパニックに陥り、子供の親権も渡してしまったといい、その後、ショックから立ち直れないまま、昨年10月に自ら命を絶ったという。
これは重大だ。山尾の議員辞職は避けられない。記事は
自民党内では「山尾氏がウチに来る可能性は消えた」との声が出ている。
山尾氏は昨年、中国当局による香港やウイグル族への弾圧に反対の声を上げ、超党派で次々と議連の立ち上げに動いた。自民党内の右派グループとも手を組み、自民党議員は「どういう風の吹き回しか分からないが、山尾氏はリベラルのイメージから脱却し、自民党に入りたい魂胆が見え見え。時間はかかるが、国民民主党は自民党の補完勢力にもなりつつあるので、タイミングが合えば合流する時はあるのではないか」と話していた。
日本死ね そんな下品な 表現を 吐いた女が そのあとに 二度密会の 報道と 三度目になる 今回で いよいよ終はる 誰もが予想
(反歌)
日本死ね 相手の妻は 自殺した 政治生命 これも自滅か
四月三十日(金)
山尾は、日本死ね発言で明らかなやうにリベラルだ。ところが、二度の報道で次回の当選が危うくなった。すると保守のふりをして、自民党入りを狙ふ。
安倍のやり方にそっくりだ。首相のときは、改憲を出したり引っ込めたりして、やってゐるふりをして、退陣したら声高に主張する。
どちらも、自分のことしか考へない。国民の為、公平な政治とは、対極にある。そして、どちらも自殺者を出した。
私利私欲 安倍は党内 影響を 山尾は自民 入党を 狙ってゐると 国民は見る
(反歌)
お友だち 密会相手 相含め 私利と私欲は 許すべからず
五月一日(土)
リベラルとニセ保守は、主張者が重なる。戦後政治史で見れば、どちらも拝米だ。思想で見れば、どちらも単純唯物論だ。
神道政治連盟の安倍が、なぜ単純唯物論なのかと疑問を持つ人も多いことでせう。人が亡くなっても、物が無くなっても、余韻が残る。
今の山口県は、いい人たちだ。しかし明治維新前後に吉田松陰などが亡くなった後の、長州芋侍はとんでもない連中だった。神仏を分離し、太陽暦を使ひ始めてしまった。芋侍どもが死に数十年後に敗戦を迎へ、最近では富岡八幡宮の宮司殺人事件、神社本庁の醜聞が起きた。或いは十二月末の、これから小寒、大寒を迎へる時期に「新春」と書いたりする。これらは人が亡くなっても余韻が残る例だ。
単純唯物論では、生命は物質から生じるから、死ねば魂が無くなる。しかし魂が存在した余韻は残る。そんな時期に、明治神宮や東郷神社を建て、最初は魂を祭る。年月の経過とともに魂の余韻を祭り、更に年月を経ると生前の功績を祭る。
神道と単純唯物論は矛盾しない。芋侍どもが神道式の葬式や墓を国民に浸透させようとしても、それができなかったのは、国民がそれを感じたからだ。だから神社の神様には、ご利益だけをお願ひすることになった。
しかし神様が我々の願ひを聞いてくれる保証はない。路傍の無縁仏の墓にお願ひしても、おそらく聞いてくれないのと同一だ。先の敗戦は、それを示す。
安倍と山尾は、拝米で単純唯物論だ。そして、言動も類似する。
五月二日(日)
主張には、世の中の為と、自分の為がある。安倍と山尾の主張は、どちらも自分のためだ。安倍は党内影響力維持、山尾は次の当選。
そして、安倍はモリカケ黒桜、山尾は日本死ねと三度の密会報道と、累積した債務がある。そして、どちらも自殺者が出た。
このままでは、さぞ寝起きが悪いことだらう。二人とも議員を引退する潮時だ。(終)
(兼、モリカケ桜疑獄二百三の二)
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