千五百四十六(和歌)(モリカケ桜疑獄二百ニの二) 四月入り モリカケ桜 散る頃か
辛丑(2021)
四月一日(木)
日経新聞のホームページによると
地裁が国に任意提出を提案 森友「赤木ファイル」

と云ふ記事が載った。
俊夫さんが改ざんの過程を記したとされる「赤木ファイル」について、地裁が国側に対し任意で提出するよう提案した。国側は「探索中」として、存在するかどうかを明らかにしなかったという。
雅子さんは2月、ファイルなどの文書提出を国に命じるよう地裁に申し立てた。申立書によると、俊夫さんは生前、雅子さんに「自分がやってしまったことを事細かく書いて残してある」「ファイルにとじている」と説明したほか、自殺後、直属の上司だった池田靖氏もファイルの存在を雅子さんに証言したとしている。〔共同〕

今回の特集は
四月入り モリカケ桜 散る頃か

とした。散るのは桜ではない。モリ、カケ、桜の根本部分だ。

四月二日(金)
モリカケ桜のほかに、黒川事件もあった。合はせて、モリカケ黒桜である。
眼に毒だ モリカケ黒の 桜花
モリにある 黒い桜だ 切りカケだ
切りかけは 虫と病気を 撒き散らす
早く切れ 不公平は 許さない


四月三日(土)
二年前、南浦和駅の武蔵野線府中本町方面のホーム前方に「モリカケ」と書いた看板を見つけた。よく見ると「モリカゲ歯科医院」だった。
昨年、蕨駅前から戸田市内までバスに乗ったところ、「モリカゲ歯科医院」の広告が、窓に貼ってあるのを見つけた。今はコロナ騒ぎで、貼ってあるかどうか不明だ。
二ヶ月ほど前に武蔵野線に乗ったところ、南浦和駅の看板はあった。さあ、みんなで南浦和駅に見に行かう。
(2024.3.09追記)2023.4に改札に入った正面にもモリカゲ歯科の看板が現れた。そのときは武蔵野線ホームと両方になったが、本日武蔵野線ホームを見に行ったところ壁の色を統一し看板は無くなり、改札正面だけになった。

四月四日(日)
Googleニュースに紹介されたフォーカス台湾によると
タロコ号脱線 安倍前首相がお見舞い「協力を惜しまない」/台湾

と云ふ題で
(台北中央社)東部・花蓮県で特急列車の脱線事故が発生したのを受け、安倍晋三前首相は2日午後、ツイッターでお見舞いのメッセージを発信した。「台湾の皆さんの友人として、私たちにできることがあれば協力を惜しみません」と支援の意向を示した(以下略)

安倍は、首相を辞任した。一人の政治屋に過ぎない。そればかりか、モリカケ黒桜と云ふ過去の債務を引き摺る。惜しむも惜しまないも、そんな実力は無いではないか。口先だけで発言してはいけない。

四月五日(月)
Newsポストセブンに
菅政権を“支えるふり”の麻生副総理 秘かに狙う安倍前首相の復権

と云ふ記事が載った。週刊ポスト2021年4月9日号だ。
安倍氏の復権計画については、森喜朗・元首相が地元の月刊誌のインタビューで興味深い秘話を語っている。 (中略)
「うちの派の幹部連中に安倍さんの思いを教えておいたよ。みんなしっかり選挙に勝ち抜いて、安倍さんをうちの派に迎えようと。そして、あらためて安倍派をつくればいいと言っておきました」(月刊北國アクタス4月号)

今こそ細田派を、旧清話会と、安倍依怙贔屓森老害連合派に、分割すべきだ。
モリカケの 黒い桜を 切る時機だ
依怙贔屓 老害ともに 切断を


四月六日(火)
同じくNewsポストセブンに
安倍晋三氏、五輪組織委会長固辞の思惑 総裁選見据え政治的復権へ

と云ふ記事が載った。東京五輪組織委員会会長にならなかったことについて
もし、安倍氏が会長を引き受けていれば、橋本聖子氏のように自民党を離党しなければならない。自民党最大派閥・細田派会長への就任も、9月の総裁選への関与もできなくなる。(中略)「総裁交代」を見据えて五輪閉会の前、すなわち自民党総裁選前の政治的復権を優先させたということだ。

安倍は病気を理由に、新型コロナ騒ぎの大変なときに政権を投げ出した。派閥会長なんて、とんでもない。五輪組織委会長を辞退したことについては、別の見方もできる。
組織委会長をやってその後、首相に復帰するのが一つの方法だ。組織委会長を辞退し派閥会長をやって、自分の意のままになる男に首相をやらせるのがもう一つの方法だ。
まづは安倍の派閥会長を阻止しよう。一番いいのは、派閥分割だ。

四月七日(水)
元TBS記者の田中良紹さんが
自民党内権力闘争は収拾に向かうのかと思わせた菅―安倍会談

と云ふ記事で
「新型コロナウイルスの状況で解散できないだろう」と考えているらしい野党の見方は甘い。そんな甘さで権力奪取ができるのか。権力奪取ができなければ野党を名乗る資格はない。

これはいいことを言った。もしプロ野球のチームで、勝つことを目標としないチームがあったらどうなるだらうか。優勝を目標としないのではない。勝つことを目標としない。
そんなチームがあったら、観客は来ないで消滅をするだらう。今の野党は、これと同じだ。菅野田の失敗にこりて、勝つことを目標としない。
菅政権はスキャンダルまみれだから、選挙でそこを攻めると野党は考えているかもしれない。しかし菅政権のスキャンダルの噴出は自民党内の権力闘争が背景にある。前から書いてきたが、菅政権を短命で終わらせるための「地雷原」だ。

そのとほりだ。菅のスキャンダルは自民党内の権力闘争だから、そんなものに巻き込まれてはいけない。スキャンダルの本命は、最大派閥のモリカケ黒桜だ。(終)

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