千五百三十五(和歌) 行動心象日記(二つの終了、緑区、区役所で思ふ)
辛丑(2021)
三月七日(日)親指シフトキーボードと、原発デモの終了
親指シフトキーボードが、販売中止になるさうだ。何の感想もない。パソコンが半導体事業本部から電算部門に移管され、親指シフトキーボードの使用を強制された。電算部門に移ってから、よいことは何もなかったから、まったく感想がない。
原発反対の金曜デモが、資金難で休止するさうだ。これも感想はない。金曜デモが大きくなるころに、消費税増税騒ぎが起きた。増税反対を加へるべきなのに、無視した。あのころは民主党政権で、マスコミが一斉に取り上げたため、肥大化した。
原発に 反対なのは
同じだが 節電省エネ
なぜ云はぬ 炭酸ガスの
増大を 無視したデモに 偽善の影が

(反歌) マスコミが 選びバブルの 運動は どれも行く末 似たものになる
(反歌) 世界での 原発廃止は 良い事だ 日本だけでは 廃止できない

三月八日(月)銀行とシルバー人材センターと南浦和西口商店街
雨が降るものの、明日が期限の支払ひがあり、駅反対側の銀行に行った。帰りに市の外郭団体のシルバー人材センターに寄った。月二万円くらいで、仕事を皆に回すため無い月もあるやうだ。インターネットで調べてはあったが、ついでに寄ってみた。
南浦和西口商店街の中を歩いた。駅前から600mほど蕨寄りにある。かつて南浦和に駅はなかったし、西側は丘で商店がなかった。だから昔からある近くの商店街が名乗った。ところが毎年のやうに縮小し、小売が三店程度、食堂も数店になった。マルエツの閉店が響いたしその原因でもある生協の大繁盛も響いた。
だからといって西口駅前の彩の街南浦和商店街が栄へるかと云ふと、ほとんどが飲み屋で小売は数店しかない。
商店の 栄へぬ街は 街も栄へぬ
商店が 連続すれば 人も連なる


三月九日(火)緑区内訪問記
用事があり、緑区内へ自転車で行った。帰りに大崎の園芸植物園に寄った。温室はコロナ騒ぎで休館中だった。隣接するクリーンセンター大崎は、かつて大崎事業所と呼ばれた。ここのゴミ焼却熱を温室と見沼ヘルシーランドで使用する。
見沼代用水東縁を渡ると、狭い畑と納屋、木造平屋の懐かしい風景の一帯がある。市街化調整区域はかうでなくてはいけない。一番懐かしいのは、狭い上り坂の切通しだ。幅2m程度だ。見沼田んぼは手を加へすぎて、かつての農村とは異なる。
浦和駅方向に走ると民家園がある。ここも見学した。ここは良質な家を集めた。さう感じた理由は武家がないことだ。農家と商家が人口のほとんどだ。あと、奉公人の住む長屋だが、浦和は少なかったのかも知れない。
大正初期の浦和の地図は興味をそそる。中山道に沿ひ商店があり、その西側に田圃があり、更に西には県庁などの施設がある。
緑図書館に寄った。本を二冊返却し、館内を見たあと三冊を借りた。ここも自動貸出機だ。そのあとプラザイーストの館内を見たあと、第二産業道路を走った。道を間違へないかはらはらしたが、大丈夫だった。
北足立 大崎を地図で
調べれば 東縁(ひがしべり)より
外側は 市街化区域だ 永続しない

(反歌) 市街化の 調整区域は 農村の 風景が要る 未来の為に

三月十日(水)区役所にて
緑区はよくない地名だ。旧浦和市の東部だとは判らない。見沼区や桜区を、緑区と命名しても通用する。クリーンセンター大崎が大崎事業所と呼ばれた時代に、浦和市役所の三室支所、尾間木支所、美園支所が存在した。浦和市と合併する際に、元の村役場を残したのだらう。その後、さいたま市になっても、区役所の支所として存続する。
尾間木村は中尾と大間木を併せたものだ。同じやり方で、三室、尾間木、美園を併せて三園木、或いは美室木とすればよかった。見沼区を上見沼区、緑区を下見沼区とする方法もある。今からでも改称したらどうか。
地名には 長い歴史と
謂れあり 勝手に変更
することは 未来に対し 禍根を残す

(反歌) 現代の 最悪禍根は 西洋の 野蛮な行為 地球破壊だ

三月十ニ日(金)区役所で思ふ
最近マイナンバーカードを作った。私は自動車免許を更新せず数十年が経過する。合格の視力にすると度が進む。だから更新しないことにした。アメリカ出張中に、免許がないと生活が不便なため、カリフォルニア州で取得した。帰国後に、日本の免許に書き換へた。しかしこれも更新しなかった。免許取り消しや更新忘れではなく、意図的に二回更新しなかった人は、ほとんどゐないだらう。イリオモテヤマネコ並みに稀少価値がある。化石燃料を消費する自動車を運転しないと云ふ理由もある。
自動車免許がないと、写真の入った証明書がない。だから旅券を常に所持した。国内で生活するのに、なぜ旅券を持ち歩くのか、と云ふ問題はこれで解決した。 四十五人待ちだったので、浦和職安のサテライトに寄った。市立図書館にも寄って、本を返却するとともに、新たに借りた。借りた本をマイナンバー受け付けの近くの席で読んだ。
マイナンバー 席で順番
待つ人は 老若男女
幼児連れ 家族連れなど
多彩にて 会社勤めの 時と異なる

(反歌) 行政は 弱者に対する 最終の 救助のための 船となるべし
(反歌) 行政は お友だちへの 不公平 嘘忖度など してはならない(終)

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