千五百二十四(和歌) 行動心象日記(ガスト東急都営バス、でたらめな筋書き、百貨店閉店、ネズミ騒動、浦和の街並み、調理思考の相違)
辛丑(2021)
二月二十七日(土)世田谷区、東急バス、都営バス
所用があり世田谷方面に行った。お昼はガストで、上の子と私は「四色の彩り海鮮ごはんと牡蠣フライ膳」(999円+税)とセットドリンクバー(219円*税)、妻は二子玉川経由で遅れて来てスパゲティを食べた。
往路はJRと東急電車、帰路は皆と別れ、東急バスと東急バスとJRを使った。帰路は往路より少し高いが、バスのポイントが丁度付くので、全体では安くなる。
それより、バス一日乗車券で日帰り旅行をすると五百円だが、その小型版だから乗るだけで二百円の価値があり、有意義な小旅行だった。
東急バスは、自由が丘駅入口周辺が渋滞した。都営バスは、渋谷の循環部分の乗り場が判り難い上に、北参道から大久保通りまで渋滞した。都営バスは、イスラムの女性と、古く擦り切れた皮のジャンバーと頭に防寒の被り物をした男性が、別々に乗車し、国際性を感じた。多くが千駄ヶ谷五丁目で降りたので、左側のショッピングビルを見てなるほどと納得した。
バス事業鉄道よりも小規模で コロナ禍による影響を受け易きゆえささやか支援

(反歌) バス路線遅れ防止に繁華街私有自動車今こそ規制 コロナ禍の今

二月二十八日(日)二つの刑事ドラマのでたらめな筋書きに苦言
先週の日曜に、テレビ東京で日曜ミステリー「信州山岳刑事 道原伝吉3」があり、途中まで観た。本日は日曜ミステリー「北海道警事件ファイル五条聖子4 小樽余市積丹殺人ルート」があり、同じく途中まで観た。
どちらも途中で打ち切った理由は、筋書きがでたらめ過ぎる。「道原伝吉」では、建設会社社長の娘と結婚し、しかしそれは逆玉の輿とは無関係に二人だけの愛情によるとする山岳救助隊員兼山荘管理人が、後継社長の座も約束され、しかし社長に妹を殺されたことの復讐のためだった。
「五条聖子」は、実家の老舗旅館が倒産寸前だったのを、子会社に買収して救ってくれた会社社長の息子と結婚した娘が、老舗旅館を倒産寸前にしたのはこの会社社長の罠だったとして、復讐のためだった。
刑事ドラマの制作者は、真犯人を最後まで悟られないことに、拘り過ぎた。まづ復讐のため結婚までしたとなると、その人の人生は台無しだ。また長期間、嘘を誤魔化すことなんかできない。人間には良心があるからだ。
つまり二つのドラマは、人間の良心を否定した。時代劇でも、仇討のため近所の八百屋になっただとか、奉公人になるものはあっても、結婚までするものはない。そもそも仇討は親や兄、主君に対し行ふもので、子や弟、家臣のために行ってはならない。そこには美学があった。
時代劇刑事ドラマに共通の悪き最後に裁かれる 二つのドラマ良心を無視して悪き筋書きとなる


三月一日(月)二つの百貨店が閉店
川口そごうの閉店は前回取り上げたが、三越恵比寿店も同じ日に閉店した。ビール工場が移転の後は、まづレストランとビール関連の展示場になり、引き込み線をイメージした数両編成の客車を用ゐた飲食施設になった。今回の三越は二十七年間の営業を終了したので、客車を用ゐた飲食施設はそのとき撤去されたのかと、その前の光景を懐かしんだ。
川口そごうは三十年前だから、どちらもプラザ合意の後だ。商業施設がこんなに大きく重厚型から特徴型に替はるとは、当時は予想も付かなかった。
今回は二つ閉店背後にはプラザ合意の影響があり


三月三日(水)ネズミ騒動
最近ネズミが台所兼居間に進出する。殺鼠剤を部屋の隅に何箇所か置いた。更に床置きファンヒーターと壁の隙間に吸着剤を置いた。隙間から出入りするのは確実だ。此処に置く缶が倒れる。吸着剤を寝かせたり立てたり試みるのだが、素通りされる。
今朝は殺鼠剤が床に散乱した。食べたかは不明だ。立てた吸着剤は中央が軽く折れ曲がった。暫くして、ゴミ箱の近くに置いた吸着剤にネズミが付着して死亡した様子だった。ゴミ箱を動かすと、動き出した。上から段ボールの切れ端を置いて踏み潰した。
本当は外に逃がして、猫が食べると生態学では一番良い。再び繁殖すると一番悪い。踏み潰すことは、猫が食べるのに近い。
人類の地球破壊は西洋の野蛮人より始まりて 鼠繁殖野生に非ず

(反歌) 古来より鼠が倉に近付くも猫が捕獲し安定保つ

三月四日(木)浦和の街並み
昨日職安まで自転車で往復した。たまたまファナックの浦和サービスセンターを見つけた。数ヶ月前にNECパーソナルコンピュータの拠点も見つけた。どちらも電算業界にゐた人間として、懐かしく感じる。
帰りに関東東向寅薬師のお堂を見つけた。「め」とその左右逆の字を並べた絵馬がたくさんある。隣に社もあるものの、参拝の小道はマンション工事で途切れる。解説版には昭和二年の耕地整理で高野家の敷地内に移転とあるが、マンションは大手不動産が建て主だ。
浦和にはかつて高層マンションが存在せずに落ち着きの街並み続く住宅地 まづ高層が一つ建ち後は次々増加が続く

(反歌) 高層が武蔵浦和にまづ出来ただがここは元街の外にて
官庁や民間ビルのある辺り市の中心で駅からは少し離れる 全国でこれが市内で完結の昔からある普通の都市に

(反歌) 新都心ここは異様な環境で住むや勤務を避けるべき場所

三月五日(金)調理思考の相違
再雇用が終了して半月を過ぎた。妻は短期契約の非正規を続けるので、食べ物は私が買ひ物をすることになった。今までは、野菜、納豆、ヨーグルトのみ私が購入した。
今朝、妻が調理を私に教へると云ふが、話がかみ合はない。調理法とは私が購入した酢豚や海老チリセットで袋に書いてあり、キャベツやピーマンを追加する。これまでも何回か調理した。そもそも私が購入したから、やり方は判る。
暫く話をして、妻は作ったものを次回の食事に継続しないと作ったことに気付かない。私はできるだけその回で食べきる。これは、加熱したものを冷やして冷蔵庫に入れ、次回電子レンヂで温めると、エネルギーが無駄になるからだ。
根底に、私はタンパク質、野菜、熱量を考へるのに対し、妻は料理の品数を考へる。その差がある。(終)

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