千五百三十ニ(和歌)(モリカケ桜疑獄二百一の六) その他のマスコミ記事
辛丑(2021)
三月二十五日(木)
日刊スポーツのホームページに
野党が加計学園の獣医学部批判「税金の無駄遣い」

と云ふ記事が載った。
立憲民主党の杉尾秀哉氏が22日の参院内閣委員会で学校法人加計学園が経営する岡山理科大獣医学部の新型コロナウイルス対策に対する貢献度が低いとして、追及した。
(中略)
文部科学省の担当者から「開学して3年。教育面や研究面、地域への貢献として市民講座の開催を検討している」などと説明を受けた杉尾氏は「現実的に何の研究もやっていない」と厳しく反論した。

文科相は、あの萩生田だ。官僚は忖度して答弁したのだらう。ここで注目すべきは「市民講座」だ。獣医師免許は、市内限定にすべきだ。
杉尾氏は「(前略)本当に税金の無駄遣いじゃないか。何が世界に冠たる獣医学部だ」と批判した。

少数のお友だちが依怙贔屓でトクをすると、ゼロサムの原理で多くが損をする。この場合は、国民全体が損をした。
お友だち 依怙贔屓にて
得すると 多くの人が
損をする どさくさまぎれに
政治屋で 更に得した 二人の者が

(反歌) ゼロサムは 合計ゼロの 原理にて 加算計算 略して加計(かけ)だ

三月二十六日(金)
MAG2ニュースに
検察の逆襲。ついに始まった安倍晋三元首相の逮捕カウントダウン

と云ふ記事が載った。
さまざまな疑惑に対する追求に真摯な態度で答えることもなく、任期満了を待たずに職を投げ出した安倍晋三元首相。しかしその身に司直の手が及ぶ可能性もあるようです。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、検察審査会が安倍事務所の元公設第1秘書について「不起訴不当」の議決を下した事実を「大手柄」として紹介。その上で、この判断により安倍氏の「疑惑からの逃げ切り」が困難になったとの見方を示しています。

ぜひ、さうなることを期待したい。

三月二十七日(土)
毎日新聞のホームページに
獣医学部「地域発展に覚悟を」 加計学園に今治市長 /愛媛

と云ふ記事が載った。会員限定記事なので、市長が
市議会本会議で、学校法人「加計学園」による同市への岡山理科大獣医学部開学について「誘致に至る背景は広く報道されたところだが、大切なことは未来志向」との考えを示した。

しか読めないが、大筋は判る。特区で設置したのだから、全国の特に大都市の獣医師を養成してはならない。市長が「地域発展に覚悟を」と云ふのだから、獣医師免許は今治市内のみ有効で、まづ検討すべきだ。
これは、萩生田が大臣に居座る文科省ではなく、農水省の管轄だが、公平を保つために萩生田を文科相から更迭すべきだ。

三月二十九日(月)
同じく毎日新聞のホームページに
安倍氏「自衛隊は憲法違反に終止符を」 新潟で講演、改憲訴え

と云ふ記事が載った。安倍は偽善者だと、つくづく思った。安倍が首相兼自民党総裁のときなら、改憲はできた。しかし、出したり引っ込めたりして、改憲のふりをするだけだった。保守系学者たちから呆れられた。
首相と党総裁を辞めた今となっては、改憲ができない。できないから改憲の主張をする。できるときはやらず、できなくなると声高に叫ぶ。典型的な偽善者だ。
だいたい2キ3スケの東條英機と岸信介には、敗戦責任がある。1キ1スケ1ゾーの安倍が改憲を主張するのは、不適切だ。

三月三十日(火)
リテラに
「森友加計は朝日の捏造」とした小川榮太郎の安倍擁護本を東京地裁が14カ所も「真実性なし」と認定! 選挙に利用した自民党の責任は

と云ふ記事が載った。
『徹底検証「森友・加計事件」』が出版されたのは、2017年10月。森友学園問題、加計学園問題が発覚してから半年たっても、安倍首相(当時)は疑惑についてまともな説明をせず、追及を封じ込めるために解散総選挙を強行するのだが、その投票日直前に“森友加計報道の検証本”として大々的に販売された。

そして
選挙戦最終盤だった18日ごろには、東京と大阪の電車に同書の中吊り広告を掲載。選挙運動が禁止されている投開票日も、少なくとも毎日新聞と日本経済新聞の朝刊に広告が打たれ、「安倍総理は『白さも白し富士の白雪』だ!!」「このままでは国の存立が危うくなる!」「朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」「“スクープ”はこうしてねつ造された」などの文言が踊った。

更に
自民党は実際に、この“安倍擁護・反転攻勢本”を大量に購入し、所属議員や支部などに書面付きで送っていた。
「フライデー」(講談社)12月8日号が、その書面の画像とともに報じている。記事では、自民党ベテラン秘書が「党が全部で5000部以上購入したそうです」などとコメント。

しかし
「フライデー」の記事によれば、安倍首相と距離を置き、加計問題への対応についても批判している石破茂元幹事長の事務所と代表を務める鳥取県連には、同書は届けられていなかったという。


三月三十一日(水)
共同便所、ではなかった共同通信のホームページに
対中国政策「覚悟が必要」 安倍前首相、日本は最前線

と云ふ記事が載った。安倍は最前線の意味が分ってゐるか。銃弾が飛び交ひ、双方に死傷者が出る場所だ。岸信夫の「武器の使用も選択肢」に次ぐ悪質な発言だ。
対中国政策を巡って「インド太平洋地域がフロントラインになってきたとの認識と覚悟を持ち、外交・安全保障政策に取り組む必要がある」と述べた。

無能な人間は、往々にして勇ましいことを云ふ。これは岸信夫のときに述べた。無能な人間は、往々にして日本語を使はず外来語を使ふ。フロントラインをGoogleで検索すると「front line 最前線」と出て来る。(終)

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