千五百七 (和歌)行動心象日記(年末年始の豪華食卓、電車混雑、簡易人間ドック、母のデイセンター、加湿器)
庚子(仏歴2563/64年、西暦2020、ヒジュラ歴1441/42年)
十二月三十一日(木)
年末年始は豪華な食卓にすると云ふ妻の発案で、五万円を掛けた。大晦日は寿司、ビスケットにクリームチーズとサーモンとキャビアを載せたもの(高級なのは材料で、妻の指示で私が作った)など二万五千円だから、一人五千円だ。
大晦日 今年最高 料理にて コロナ禍の年 静かに終へる
本日から、下の子のテレビをアンテナ線に繋いだ。二階のアンテナ線が活きてゐるとは知らなかった。
西暦元日後閏十一月一日(金)
今朝は毎年恒例の雑煮を食べた。併せて昨日宅配で到着したおちせ料理を食べる筈だったが、昨日の年末料理と、その前の朝食と昼食のおかずが残ったため、これを食べたら満腹になった。
お屠蘇が無いので、みりんを日本酒で薄めて飲んだ。
三が日 朝に飲めるは 穏やかな 終はり無き世の 続きを願ふ 地球温暖化迫る
西暦元日後閏十一月二日(土)
昨年と比べて車が激減した。ここ十年ほど、元日に車が多いことに驚く。しかし昨日と本日は、新型コロナ騒ぎで、外出を控へる人が多かった。
三が日 車に乗らず 出歩かず 多くの人が 部屋で暖房
西暦元日後閏十一月三日(日)
昨日は、早朝に鶏肉を買ふやう云はれたので買ってきた。併せてフルーティーしぼりたてと云ふ日本酒五合パック559円(+税)を買った。これは美味しい。これを飲んだら、2リットルパック759円(+税)は不味くて飲めない。とは云へ、フルーティーばかり飲むと飽きる。引き立て役も重要だ。
夕方妻が鶏肉を買ってきたので、明朝は買はなくてよいことになった。朝夕雑煮なので、鶏肉の終はるのが早い。
我が家では 雑煮とおせちが 終了し 三日の夜は ご飯に戻る
西暦元日後閏十一月四日(月)
本日は十時出社だ。電車が空いてゐた。昼は久しぶりに家から、天ぷらソバ大型パックと、魚ソーセージ、加熱した野菜を持って行った。
帰宅は時差出勤ではないから、久しぶりの五時四十五分になった。電車が思ったより混む。それでも「いつもより空いてゐるね」と会話をする人がゐた。朝空いたのは、四日だからではなく、一時間遅いためだった。
電車内 混んでゐるので 一時驚く
感染の 拡大理由 一時納得
(反歌)在宅を 四五月並みに 増さぬと 感染減らず 食堂救へず
(反歌)在宅は 地方衰退 止める道 政府財界 本腰入れよ
西暦元日後閏十一月五日(火)
昨日だったか一昨日だったかの朝に、洗濯物を干してゐると、鉄道の走行音が聴こえた。年に一回あるかないかだ。かう云ふ日は雨が降る、と天気予報を見ると晴れだ。放射冷却が原因のやうだ。
晴れた日の 朝に遠くの 音が聴こえる
上空の 気温が高いと 音が伝はる
西暦元日後閏十一月六日(水)
本日は簡易人間ドックで、東中野の検診センターに行った。毎年四月に受診するのだが、昨年はコロナ騒ぎで検診が一時休止になった。六月ごろ再開したものの混雑し、九月初めに申し込んだときは予約が十二月まで満員だった。
一回目は前の会社のときで、西新橋の検診センターに行った。人間ドックが千円(税抜き)だった。二回目からは今の会社で、総務の人が異常があったとき診察してもらへるやう病院のほうがいいと云ふので、健保組合指定機関のうち職場に一番近い社会保険横浜中央病院で何回か受診した。帰りに横浜中華街で、昼食を食べるのが楽しみだった。
健保組合の検診センターは昼食が付くので、その金額を控除すると検診は実質0円だったが、新橋まで行くのは難儀なので、横浜中華街を選択した。あ、病院と中華街の地位が逆転した。
その後、三千円になり、この頃から新橋の検診センターを利用するやうになった。そして五千円になるときに、人間ドックの簡易版が三千円で登場した。このころ会社が新中野に移転したので、東中野を利用するやうになった。
検診は 二十九回
その間に 幾多の変化 金額も
いよいよ今日が 最後の回だ
西暦元日後閏十一月七日(木)
母が行くデイセンターで、顔が穏やかだと云はれたさうだ。来所者のなかには、家庭内に問題があったり、認知症で怒りっぽくなったりする人もゐると、気付いた。老人は温和なものとばかり思ってゐた。
西暦元日後閏十一月九日(土)
朝起きると、鼻に血の塊ができるやうになった。昨年は、加湿器の設置と、会社内では濡れたガーゼを入れたマスクで治った。今年は加熱式加湿器なのになぜ駄目なのかを考察した。
超音波式の加湿器は、水蒸気が冷たいから下に下がる。加熱式は暖かいから上に上がる。それなのに机の上に置いてある。これを床に移動させたところ、症状が治まった。更に居間兼食堂のガス温風器を入れた直後は、温度が上がるまで、加熱式加湿器を移動させて使用してみた。
本日は、やかんをガスレンヂで弱く沸騰させた。電気は発電所で半分が熱になるからだ。とは云へ、やかんは空焚きに注意が必要だ。十分な水で沸騰させても、余ったお湯は冷えるときに部屋を暖めるから、十分なお湯を弱く沸騰させればいいことに気が付いた。(終)
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