千五百四(モリカケ桜疑獄百九十九の三) (和歌)に加はった(1.西村、2.嘘118、3.全国の教師は、萩生田追放運動を起こさう)
庚子(仏歴2563/64年、西暦2020、ヒジュラ歴1441/42年)
十二月十九日(土)
今回からモリカケ桜疑獄を、(和歌)に加へた。さうしないと「メニューへ戻る 和歌(一つ前)へ 和歌(一つ先)へ」が複雑になる。そればかりではない。他の特集はすべて(和歌)だから、モリカケ桜疑獄が際立ってしまふ。
歌会に モリカケ桜 加はりて 全てのページが 文芸となる

早速本題に入ると、AERAdotに
菅首相VS西村大臣の暗闘でGo To停止「後手後手」に〈週刊朝日〉

と云ふ記事が載った。
西村氏はコロナ対策で知名度を上げた後、メディアのインタビューに「これまでの政治経験を国民のために生かしたい」と、将来の首相就任を視野に入れた発言をしていた。前出の官僚がこう語る。
「次期総裁への野心がある西村大臣としては、尾身会長を前面に押し出して菅首相の経済優先とは逆方向のことを言わせることで、菅首相に後ろから鉄砲を撃つことができる。『菅首相ではコロナ対策はできない』『国民を守ることができるのは西村だ』と、世間に印象づけたいのではないか」

政府と地方自治体が一丸となって、コロナ対策に当らなくてはいけないときに、西村はとんでもない男だ。
その“野心”がコロナ対策を混乱させているという声もある。内閣府関係者は言う。
「西村大臣は11月まで毎日のように記者会見を開いていた。大臣室の官僚は毎回違う資料を作らされるうえ、注文も細かい。それで官僚の残業時間が月300時間を超えるようになってしまった。コロナ対策より西村大臣の個人的アピールとしか思えない仕事も多く、官僚たちが疲弊している」


十二月二十日(日)
前出の内閣府関係者は、こう話す。
「コロナという国難の時に残業が多くなるのは当然のこと。ただ、現状は政治家の思惑でたくさんのスタッフが振り回されている。これでは、国民の利益にもならない」

官僚は 国民の為に
働いて 給料もらふ
それなのに 大臣の為に
働けば 経費は個人が 負担すべきだ
(反歌)政治屋が 国民の為に 働かず 個人の為だと 歪みを生じる

十二月二十一日(月)
TBSのホームページによると
「桜を見る会」前夜祭、会費の超過分を安倍前首相側が現金で補填

と云ふ題の記事がある。
去年までの5年間で会費の総額を超過した800万円以上を(中略)安倍前総理側が口座振り込みではなく、現金でホテル側に支払っていたことがわかりました。前夜祭の収支は政治資金収支報告書に記載されていませんでした。

800万円を現金とは異常だ。隠す目的があったとしか考へられない。

十二月二十二日(火)
毎日新聞のホームページによると
衆院調査局は21日、安倍氏が2019年11月~20年3月に事実と異なる国会答弁を118回していたと明らかにした。質問への答弁を精査した結果、衆参両院本会議と予算委員会で見つかった。

これは大変なことだ。
立憲の黒岩宇洋国対委員長代理は記者団に「118回も虚偽答弁を繰り返した。国民に説明したいと言っている安倍前首相だから、公開の証人喚問や参考人招致に応じてほしい」と述べた。

証人喚問にしないと駄目だ。事実と異なる回答をされ119回目になってしまふ。
昔から 嘘八百と
云はれるが 安倍の場合は 嘘118


十二月二十三日(水)
馬鹿、阿呆と云ふ言葉は萩生田のためにある。さう云ひたくなるニュースを読んだ。時事通信のホームページに載った
学校で出向社員受け入れ コロナ禍の航空会社支援―萩生田文科相

と云ふ記事だ。
「客室乗務員の中には小学校や中学校の教員資格を持っている方がいる。一定期間出向という形で現場に入っていただくことで、雇用を継続するための支援策としたい」と述べた。

街中の食堂や小売店の店員や個人経営者で「小学校や中学校の教員資格を持っている方」だってゐる。客室乗務員は華やかな職業だ。しかも大企業だからすぐに解雇されることはない。食堂や小売店は解雇や廃業や倒産が相次ぐ。
華やかなものしか頭にない。かう云ふ人間を馬鹿、阿呆と云ふ。

十二月二十四日(木)
周囲が変化すると、人員の余剰と不足が発生する。身近な例では、夏から冬に向かって気温が下がれば、夏物業界は人が余るし、冬物業界は人が足りなくなる。ただし気温の変化は毎年のことなので、どの業界も対応が出来てゐる。
コロナ騒ぎも、人員の余剰と不足が発生した。不足は、医療と医療製品と在宅勤務用品だ。医療は、医師や看護師などの資格がなくても出来る仕事も多い。
萩生田のすべきは、余剰業界の人間を不足業界に回すことだ。これは文部科学大臣とは別の仕事だが、小学校や中学校の教員資格を持っている人を受け入れるくらいなら、国務大臣として閣議で主張すべきだ。
それより萩生田には文部科学大臣としてやるべきことがある。特区への獣医学部は不公平だから、元に戻すべきだ。或いは農林水産大臣と共同し、獣医師免許を今治市にのみ有効とすべきだ。

十二月二十五日(金)
教員には高いスキルが必要だ。だから新人教員に始まり、ベテラン教員、主任教諭、指導教諭(または主管教諭)、教頭(または副校長)、校長へと続く。それなのに萩生田は、客室乗務員がそのままベテラン教師になれると思ったらしい。
教師のスキルを無視した萩生田の責任は重大だ。日本国中の教師は、文部科学大臣解任運動を起こさう。
職業は すべてにスキルが
必要だ だが萩生田は
教員に スキルは不要と
考へた スキルが不要な
職業を 調べてみれば
細田派の 議員とそして 安倍の茶坊主


十二月二十六日(土)
安倍が国会で、首相時の答弁への訂正と謝罪みたいなことを行なった。みたいなことと表現したのは「知らなかったこととは云へ」の一言を加へたからだ。あれだけ騒がれたのだから、調べたに決まってゐる。調べたのに知らないはずがない。
それなのに公設秘書のせいにしてしまった。この言ひ逃れは、加計学園理事長が、事務局長がやって自分や安倍は知らなかったと言ひ逃れた方法にそっくりだ。どちらも同じ人が筋書きを書いたのかも知れない。
道義的 責任あると
安倍は云ふ 辞職しないと
この言葉 119に カウントされる
(反歌)知らなかった こととは云への 一言で 謝罪がすべて 無効になった

十二月二十七日(日)
萩生田に話を戻すと、客室乗務員以外の操縦士、カウンター、事務職、整備士、機内清美、機内食業者などに「小学校や中学校の教員資格を持っている方」がゐた場合はどうするのか。空港までの鉄道、バス、高速バス、空港職員、空港内業者はどうするのか。
萩生田の計画は、突っ込みどころがいっぱいだ。業界用語で云へば、満載、満席、オーバーブッキングだ。(終)

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