千四百九十七 (和歌)行動心象日記(北アルプス山岳救助隊、もの忘れ外来、商品券、羽田さんの死、十万円給付)
庚子(仏歴2563/64年、西暦2020、ヒジュラ歴1441/42年)
十二月二十日(日)
「北アルプス山岳救助隊・紫門一鬼」第11作「谷川岳〜白馬岳〜常念岳 謎の殺人メッセージ」を観た。二千九年の作品だが、観るのは初めてだ。この作品の優れたところは、警察関係者が主任、刑事と名乗るだけで階級は発表しない。これは良いことだ。
巡査部長や警部は、警察内部の話だ。テレビ朝日の「相棒」は、(1)架空の大学名ではなく実在の大学名をさも優秀さうに描くくせに、(2)警察上層部は無能で腹黒い集団とし、(3)それでゐて階級を重視する。いかにも朝日新聞の一部腐敗層の特徴を引き継ぐ。だからこの番組は見なくなって久しい。
「北アルプス山岳救助隊」は、これらが「相棒」と正反対なので、観てすがすがしい。
ドラマには すがすがしさが
必要だ テレビ朝日が
間違へる 根本理由は 唯物論だ
(反歌)世の中を 破壊する気か 唯物論 リベラルまたは 西洋かぶれ
十二月二十四日(木)
半休(午前休暇)を取り、母を病院に連れて行った。先週から新たにもの忘れ外来の神経内科に通院するやうになった。脳のMR検査は病院でしかできないので、神経内科が病院を予約し、本日検査をしてCDを受け取って神経内科に再度行った。
この病院は一年半前にもMR検査を受けて、そのときは萎縮が見られるものの年齢相応なので、ガスでやけどをしたりなど注意してください、と云はれた。今回は、それから半年以上経つと云ふ神経内科の判断で再度の検査を受け、萎縮が見られ進行を遅らせる薬が処方された。
認知症 遅らすではなく
脳力の 上乗せすると
想像し その根拠として
服用を 中止にすると
症状が 未服用の 値に戻る
進行を遅らせるなら、服用を止めたあとも服用した分だけ右下がりの直線に上乗せされるはずだ。それがないのは、右下がりを遅らせるのではなく、上乗せするためだと想像した。だとすれば一年半の間、処方されなくても悪影響はなくてよかった。
十二月二十六日(土)
ケアマネージャが前に、ここの病院と武蔵浦和でMR検査が出来ると云ってゐたが、先週から通院するやうになった神経内科のことではないのかと調べると、近くの精神病院のことらしい。前は浦和保養院と名乗り、病室は鉄格子が入り、二階か三階の窓を開けた内側から老婆が「おにいさん、かんざしをありがとう」と叫ぶのを見たことがある。その数年前に埼京線が開通した。
駅ができ 暫く付近は
変化せず そののち徐々に
高層の マンションが建ち
病院は 今に至ると 取り残さた
(反歌)病院は 移転をせずに 将来は 建て替へをして 存続願ふ
精神病院を追ひ出す街は異常だ。共存する街は正常だ。
神経内科と病院と両方に掛かったため初診料が双方で掛かり、一割負担だから高額感はまったくないが、後期高齢者保健を無駄に使ってしまった感がある。この辺り、保険制度に改善の余地がある(神経内科からの指示でMR検査をするときは、病院の診察を省くなど)。
病院でCD代として千円+消費税が掛かり、こちらはやや高額感がある。検査を受け入れる病院はインターネットでデータを共有すべきだ。
母は、内科にも通院する。神経内科は内科も兼任なので、一つにまとめたほうがいいか質問したところ、患者さんの都合のいいように決めてくださいとのお言葉を頂いた。そのため内科に行ったときに、委縮を遅らせる薬を処方できないか相談したが、神経内科ではないと難しいさうだ。
十二月二十七日(日)
「がんばろうさいたま商品券」が三万六千円分届いた。抽選なので私が二万、妻が一万申し込み、どちらか当選するだらうと思ったところ、両方とも当選した。
申し込み先は中野区内、商品券は仙台市内から送られた。そのことは構はない。税金を有効利用するため、民間会社で安いところを利用すべきだ。
千円券はどこでも使へて、五百円券は小規模店舗のみだ。ところが小規模店に、大企業経営の店や、大企業に売り上げの半分を指導料として吸い上げられる店がたくさん含まれる。小規模店舗の選定は床面積だけなので、これは失政だ。
指導料を吸い上げる意味は、有名なコンビニの名を使ふことへの代償だ。個人経営の店に行くはずの買ひ物客をコンビニに引き寄せ、地元の小売業が衰退する。
コロナ禍で 最初に援助 するべきは 利益売上 落ちたところだ
売り上げの 半分本社が 吸い上げる そんなところは 支援をするな
十二月二十八日(月)
アルコールは焼酎を極めて薄くして飲む。ここ二ヶ月ほど初めてウィスキーの2.7リットルを買ったが、やはり薄くして飲んだ。日本酒は、アルコールの廻るのが遅いため、総量が多くなりがちだ。だから短期間で終はった。
ところが本日は、日本酒2リットルを買った。しかも一番安いのではなく下から三番目くらいだ。コロナ禍で酒造用の米が余るニュースを読んだので、協力することにした。酒造にも協力することにした。
コロナ禍に 影響がない 人たちは 補助を用ゐて 最有効に
十二月二十九日(火)
一ヶ月ほど前だらうか、元首相の羽田孜さんのお母さんは長野電鉄社長の娘で、孜さんは小田急バスに勤務した、と母に話した。自民党の竹下派から小沢一郎さんらが分裂するときは、羽田派と呼ばれた。
そのご子息が五十三歳で急死された。驚くばかりだ。
自民党 分裂の時に
マスコミは 羽田派と呼んで 有名になる
(反歌)羽田さんは 戦後最短 首相にて これも貴重な 記録保持者
(反歌)羽田さんが みんなで靖国 参拝の 会長だった こともあった
私は「みんなで靖国神社を参拝する国会議員の会」の名称が好きではない。「英霊に感謝する国会議員の会」なら大賛成なのだが。それでも批判しないのは、羽田孜さんが会長だったこともあるからだ。
本日は年内最終勤務日だ。午前中大掃除のあと、納会がなく終了した。私はキンヌァで昼食を食べた。今まで弁当は買ったが、店内で食べるのは初めてだ。机がほぼ埋まる(二人掛けで一人、グループは4人掛けに三人)盛況だった。
期せずして 最後の昼は キンヌァで 弁当開始の 時から馴染む
十二月三十日(水)
NHKのホームページに
10万円の給付 実際に使ったのは1万円? 証券会社が試算
と云ふ記事が載った。
野村証券は、総務省が公表している「家計調査」などをもとに10万円のうちいくら消費に使われたのか、独自の手法で試算しました。(中略)実際に使われた給付金は1人当たり1万円程度にとどまるということです。(中略)今のところは大部分が預金や貯金に回ったと見込まれると分析しています。
そんなことは最初から判ってゐた。ずいぶん税金を無駄に使ったものだ。
私自身は、これまで会社で昼食は、家から持参したから、一食平均200円だ。それを500円の弁当にした。それもコンビニではなく、食堂で販売する弁当を買った。
あと今年の夏以降、三拍四日の旅行に三回出掛けた。これらで十万円使った。食堂、旅館、交通産業と、コロナの影響を受けたところで使用した。尤も、もともと毎年一回は旅行に行くから、給付金で増えた分は八万円か。
十万円 困る業種で 消費すべきだ
十万円 貯金をしては 絶対駄目だ
一昨日に続き、本日も日本酒を買った。前回より更に一つ高いものだ。さいたま市の商品券を有効利用した。と云っても2リットルで759円(+税)だが。(終)
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