千四百九十七 (和歌)行動心象日記(閉店、戸車と壁紙、カイロ、階段往復、和歌の本、金子みすゞ、SSD、タイ弁当)
庚子(仏歴2563/64年、西暦2020、ヒジュラ歴1441/42年)
十二月十三日(日)
昨日から住宅情報館で工事が始まった。知らないうちに閉店した。これもコロナ騒ぎの影響か。
母の部屋の扉の戸車が一つ外れた。昨日コーナンに売却後のドイトで戸車を購入し、本日交換した。外れた戸車は、内側が1cm近くすり減った。もう一つの戸車は埃を内部に巻き込み、内側は摩耗せず外側が僅かに摩耗したのは、回転しなかったためだ。48年間で、これだけしか減らなかったのは不思議だ。
二階階段付近の壁に、シーラーを塗って壁紙を貼った。シーラーは私、壁紙は妻がやった。私は障子や壁紙を貼るのが苦手みたいだ。
戸車は四十年間回り続けた 戸車はほこりが入り回らず今へ
十二月十五日(火)
四年ほど前だらうかコンピュータの展示会で、Zippoのカイロと燃料セットを頂いた。抽選で当たったのかも知れない。二年ほど使はなかったあと、昨年から二回ほど使ふ機会があり、昨日の日曜大工でも使った。本日も使はうとして燃料を入れる時に、口金(触媒)を外すのを忘れてそのまま注入した。とは云へ短時間なので僅かな量だが。
マッチで火を付けると、口金に炎が上がるので吹き消した。そして口金を外さなかったことに気付いた。暫くして、大丈夫だらうとマッチを擦るとやはり炎が上がった。二時間ほどして、口金を外して少し注入しマッチで火を付けるとやはり炎が立つ。口金が温まったから温かくなるだらうとカイロを持っても冷たくなるままだった。
再度マッチを擦り、暫く炎で燃やしたあとに吹き消すと、今度はいつまでも温かくなった。とは云へ注入量が少ないので、ほのかな温かさだ。付属の袋に入れなくても熱くはない。
銀(しろがね)と類似する名に五歳ころ見たことがあるハクキンカイロ
今は亡き祖母が使ふのハクキンと同じ触媒Zippoも使ふ
十二月十七日(木)
最近、肩こりがひどくなった。パソコンを長時間使ふと、眼もかすむやうになった。そこで三日前から、二十五階から一階まで往復することを、再開した。
階段を降りて昇るは健康の道 眼のかすみ不思議なことに治り元気に
図書館で短歌に関係する書籍十一冊と、その他三冊を月曜に予約した。昨夜帰宅の途中で、そのうち何冊か用意ができただらうと図書館に寄ると、何と十四冊とも準備ができてゐた。大きい本と厚い本の二冊は手に持ち、それ以外はかばんに積めて、家にたどり着いた。
貸し出し期間と延長を含めて四週間。二日で一冊読まなくてはいけない。本日は四冊を会社に持って行って、昼休みと、午後の離れた時間に一時間半の私用外出をとり、四冊を読み終へた。
これまで私用外出は、古くはタイ料理店、最近はミャンマー料理店に使ったが、今月から和歌に使ふやうになった。とは云へ、タイ弁当は今でも購入する。
初めての海外旅行はタイにして その後タイへは二ヶ月の出張があり親しみが今も続くが 日本には合ふ寺が無くミャンマーのお寺通ふも 最近はコロナ騒ぎで行く機会無くなり元のタイへ回帰か
十二月二十日(日)
昨日、その他三冊を除くすべてを読み終へた。本の内容が合はないときは、部分読みに留めた。本日は、その他の三冊を読んだ。金子みすゞの詩論が一冊、浦和郷土文化会が一冊とさいたま市合併前の浦和市郷土文化会が一冊だった。
前に、金子みすゞの詩と私の感性が類似してゐると書いた。今回読んでみて、感性の一致がなかったので驚いた。ここが詩と和歌の怖いところだ。感性の一致するものを一つ見つけて、すっかりその歌人のファンになる。しかし別の作品を読むと、まったく異なる。
金子みすゞの論評は、延べ二十二人が書いたものなので、二十二人の感性に合ふ作品が取捨された。そのなかで、前回感性が合ふと感じた作品を見つけた。「大漁」だ。最後の
海のなかでは
何萬の
鰯のとむらひ
するだらう。
が一致した。
みすずかる金子みすゞの詩を読みて大漁の詩に共感を持つ
(反歌)みすずかる今はみこもと読むことが普通になるも以前はみすず
(反歌)みこもかる金子みすゞの筆名は枕詞の信濃に因む
十二月二十一日(月)
先週の木曜に、馴染みの中華料理店で弁当を買ったところ、ご飯が冷たかった。最近は行かないが、台湾料理の店は作る弁当が少なく、しかも三つの保温容器に種類別に入れる保温容器は小さく四つくらいしか入らない。もっと作れば利益も大きいのに、とそのとき思ったが理由が判った。
タイ料理のキンヌァも、外に並べる弁当が三週間ほど前から少ないので、日によって売れ残ったのかなと思った。しかし冷えないためだと気づいた。今までは気にしなかったが、ご飯が冷えると不味い季節になった。先週はタイ弁当二回、中華弁当一回、有給休暇一回、在宅勤務一回。
本日はタイ弁当を買った。二十五階から二階まで往復した。私用外出を取り、ビルの休憩コーナーで短歌の本を再読した。和歌は感性の問題だ。短歌創作法の伝授はあまり役立たないのだが、昨日返却した十冊以外の四冊は会社の机にあるため、一応再読した。
冬至の日師走の月とコロナ禍の年 タイ料理応援のため弁当を買ふ
十二月二十二日(火)
会社のノートパソコンを修理に出し、戻ってきた。今まで使用したプロジェクトは、別のパソコンに振り替へたので、このパソコンのOSを入れ直した。このままにすると前のプロジェクトのツールとデータが残るからだ。ところがインストール後の起動時にハードディスクエラーが起きる。
ディスクテスト、メモリテスト、SSDが出荷されたあとのDVD、diskpartコマンドでのフォーマットと、考へられるすべてをやったが駄目だった。そこで再度、修理部門に電話をした。
電話対応の女性が、まづこれをやってください・・・と云ふので、既にやったことをすべて述べたところ、頭が過負荷になったらしく、担当から連絡するとのことだった。(SSDが出荷されたあとのDVDとは、OSインストール用のDVDだから表面に印刷されたバージョンに変化はない。出荷年で区別してゐる)
その間に、フォーマットを省略してOSインストールを試した。今までパーティションを自動作成のあと、メインの区画はフォーマットを掛けてきた。それを省いたところ、正常起動するやうになった。電話が掛かってきたので、以上を報告して一件落着した。
SSD削除し作るパーティション しかしその後にフォーマット掛けるべからず起動はできず
(反歌)SSDハードディスクと少し異なる
昼食はタイ弁当を買った。二日続けて同じ弁当は買はないのだが、明日から在宅勤務に入るため、今年最後の弁当になりさうだ。
タイ料理今年最後の弁当に食べて感じる年の瀬の味(終)
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