千四百九十四 (和歌)東池袋訪問記(池袋の高速バスターミナル)
庚子(仏歴2563/64年、西暦2020、ヒジュラ歴1441/42年)
十一月二十二日(日)
バスタ新宿ができる前を調べてゐるが、新宿に似たターミナルを訪問する方法がある。そこで池袋サンシャインと、池袋駅東口を訪問した。 サンシャインは乗り場が二つあるが、館内の案内矢印は文化会館のみだ。ここは電光掲示板の出発時刻一覧、高速バス乗り場が七つと、路線バスが二つ、駐車場が団体バス用に16台ある。ホームページによると
サンシャインシティ内文化会館ビル1階にバスターミナルがあります。屋内ターミナルですので、雨に濡れずに乗降ができます。
都営バスの他、ツアーバスの発着や、貸切バスの時間駐車など様々な目的でご利用可能です。

案内図の下に
「池袋サンシャインバスターミナル」は高速バスの発着を行っております。詳しくは各高速バス会社ウェブサイトをご参照ください。
WILLER EXPRESS ビッグホリデー グレース観光
LIMON BUS ユタカ交通 オー・ティー・ビー
山一サービス さくら高速バス 東京空港交通(リムジンバス)
さくら観光バス 泉観光バス 青垣観光バス
あじさい観光バス 杉崎観光バス 昌栄バス

プリンスホテルの高速バス乗り場は、サンシャインの案内所で尋ねても判らない。高速道路がサンシャインに入るからそれを調べても、一般道に接続するだけだ。あちこち歩き回って、プリンスホテルの正面にやっと見つけた。道路にバス停があり、しかも一日に三本程度発車するだけだった。待合室やカウンターはないのか。これがこのとき思った疑問だった。
サンシャイン 専門学校
すぐ近く 教師をしたとき
昼食は 狸小路と
三越の インドネシアの レストランにて
(反歌)通常は 向かひのストアー 西友で たまには道を 越えサンシャイン
サンシャインの地下一階に「味の小路」がある。あそこが昔は「狸小路」で狸の置き物が入口にあった。安い店が並んだ。三越は、昔はサンシャイン三越がありその中にインドネシアレストランがあった。料理に付いて出されるジャワティーが美味しかったことが今でも印象に残る。

十一月二十三日(月)
前に新潟駅前まで西武バスの夜行で行った。池袋駅前通りを護国寺に向かって左側だと記憶するので、昨日歩いたところ無かったので、そのままサンシャインに行った。私の勤務した専門学校並びの料理店の照明看板が割れたままだ。閉店の貼り紙は無い。倒産夜逃げか。同じビルに入る他の飲食店は経営を続けてゐるやうだ。その隣は東京都労働相談情報センター池袋支所で、私が専門学校教師だったときは東京都住宅公社だった。その向かひに木造アパートがあり、隣家は木造のタバコ屋だった。サンシャインの一本奥とは思へない、のどかな雰囲気だった。
池袋 山手線の
裏側が 長く続くも
新宿に 都庁が出来て 開発進む 民家消滅

昨日はサンシャインを背にしたあと、駅前通りの駅に向かひ左側を歩くと、西武バスのターミナルがあった。新潟まで乗ったのはここだったことを思ひ出した。停留所、歩道のベンチのほかに、道路を入ったところにカウンターと待合所がある。西武バスの共同路線が九路線、他社路線が八路線。他社路線は本数が少ないから、八割くらいが西武バスの共同路線だ。
他社で注目するのは桜交通で、旧ツアーバスだ。調べると富士交通(廃業)が単独運行した福島、郡山-仙台線に共同運行で参入。しかし福島交通、JRバス、宮城交通の路線だったので双方が、増便、運賃値下げを繰り返し、差別化のため添乗員同行(乗車券の販売、ドリンクサービス)、衛星放送、FMラジオ、新聞、雑誌を行った。しかし価格、便数競争が激化し、それらは廃止し通常のワンマン運転になり、富士交通の廃業で桜交通も撤退した。つまり旧ツアーバスだが、路線バスの経験があり、それで西武バスターミナルに入れたのだらう。
プリンスホテル前のバス停については、西武バスのターミナルに着く前に寄るもので、ホテルのサービス向上の一環だ。だからサンシャインの案内は知らないし、待合所もない。
今回の調査では、プリンスホテルのバス停を探すため、サンシャイン内をあちこち歩いたので、メゾンサンシャインと云ふ居住地区に遭遇した。かつてコンピュータの展示会は文化会館で行はれたものが、今は東京ビッグサイトで行はれるため、文化会館の一部を居住用に改装したのかと思ったが、調べてみると昭和五十三(1978)年だからサンシャイン60や文化会館と同時期だ。
池袋 西武バスの
ターミナル かつて新宿
京王の バスターミナルに よく類似する
(反歌)サンシャイン 団体バスの ターミナル 今は賑はう 新路線バス 旧ツアーバス(終)

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