千三百九十六(モリカケ疑獄百九十の四) 首相と法相の辞任は必須だ、今後は外相も
庚子(仏歴2563/64年、基督歴2020+3+α年、ヒジュラ歴1441/42年)
一月一日(水)
カルロス・ゴーンがレバノンに出国した。逃走防止は行政の責任だ。これで首相、法相の辞任は必須になった。今後は外交交渉に舞台は移る。カルロス・ゴーンを取り戻せない場合は、安倍内閣退陣後の新外相も辞任することになるだらう。

一月二日(木)
首相官邸では、責任を裁判所に転嫁しようと、今ごろ画策を続けてゐることだらう。裁判所の決定に問題があるとしても、裁判所が決めた以上は、逃走を防ぐのが行政の役割だ。
判りやすい例を挙げると、海外のマフィアのボスが日本で逮捕され、死刑の声もあったが最後は無期懲役になったとする。数年後に、海外のマフィアが組織を挙げて脱獄させた。
この場合に、脱獄が予想できたのだから死刑にすべきだったと云ふ主張は筋違ひだ。無期懲役になったのだから、行政が脱獄を防ぐ手立てをすべきだ。
今回はこれと同じで、逃走と密出国は、首相と法相の責任だ。

一月三日(金)
責任は、首相と法相にある。まづここをはっきりさせる。次に外交交渉の結果に注視する。カルロス・ゴーンを取り戻せなかったときは、首相、法相、外相の責任を追及し、退陣させる。
これで安倍内閣を打倒しよう。

一月四日(土)
スポーツ報知のホームページによると
元東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(70)が3日、自身のツイッターを更新。(中略)「ゴーン逃亡という大失態を演じながら、政府や司法当局はいつまで正月休みを楽しんでいるのか。ICPOを通じてゴーンを国際手配したことくらい国民に知らせてはどうか。レバノン政府から教えてもらい恥をかいた。トルコはすでにパイロットらを拘束。危機管理失格の政府を持つ日本は世界の笑いものである」と指摘し「ゴーンの逃走は日本の司法制度の根幹を揺るがし、国家の権威に関わる大問題なのに、政府から日本国民に何の説明もない。正月休みというのは言い訳にならない。官房長官が正式に会見し、現況を国民に伝えるべきではないのか。海外の情報に頼るしかないのでは、何のために政府があるのか分からない」とつづった。

そのとほりだ。
その上で「ゴーン逃走劇について、日本政府から日本国民に対して、いまだ何の説明もない。国民にすら説明しないのだから、世界に対しては何も言っていない。これでは、最初から情報戦に負けている。日本政府、司法当局の国際的発信力の欠如は深刻だ」と連続でツイートしていた。


一月五日(日)
安倍はこの間、何をやったか。TBSのホームページによると
安倍総理は4日、冬休み中4回目となるゴルフを楽しみました。週明けから公務に復帰します。
「おかげさまで、ゆっくりできましたので」(安倍首相)
冬休み中の安倍総理は4日午前、友人や親族らで趣味のゴルフを楽しみました。(中略)安倍総理の休日は5日までで、休み明けの6日には恒例となっている伊勢神宮を参拝し、年始の記者会見に臨む予定です。

これはTBSも悪い。カルロス・ゴーンの逃亡を質問すべきだ。安倍とTBSが組んで、平静を装ったのかも知れない。裁判所に責任を転嫁する布石だ。
カルロス・ゴーンの逃亡は首相、法相が悪い。事件発覚から既に五日が経過した。これからは外相も悪い。

一月六日(月)
NHKのホームページによると1月5日14時33分に
ゴーン被告出国 森法相コメント「できる限りの措置」

と云ふ記事が載った。
「引き続き、法務省としても、関係当局、関係国、国際機関と連携しつつ、我が国の刑事手続きが適正に行われるよう、できる限りの措置を講じていきたい」としています。

この会見は意味がない。できる限りを越えた措置はできないし、できる限界より劣った措置では怠慢だ。
同じくNHKの1月5日14時39分に
ゴーン被告出国 検察が異例コメント「正当化の余地ない」

と云ふ記事が載った。
検察が捜査中の事件の被告についてコメントを出すのは極めて異例で、関係機関と連携して迅速に捜査を行い元会長の逃亡の経緯を明らかにするとしています。

そしてコメントの全文も載せた。法相と検察のニュースの時間差は6分。法相がコメントを出さないのはまづいが、責任を検察に押し付ける布石と見た。検察は法務省内で組織的には独立してゐる。とは云へ人的に独立ではないから、忖度させることは可能だ。
昨日の時点で既に五日を経過したから、逃亡した責任より、逃亡後の措置の責任に焦点は移った。安倍と森の辞任は避けられない。

一月七日(火)
NHKのホームページによると
菅官房長官は民放のBS番組で、(中略)ゴーン元会長がレバノンに不法に出国した問題について「最初聞いた時は絶句した。極めて遺憾だ。出国に至った経緯をしっかり解明したうえで、二度とこうしたことが起こらないよう対応していく」と述べました。

嘘を言ってはいけない。絶句したのは本当だとしても、それに留まらなかったはずだ。安倍政権に影響を与へない方法を、電話かテレビ電話か秘書が行き来したか、とにかく目立たない方法で連絡し合ったはずだ。
「二度とこうしたことが起こらない」は余分な情報だし、不十分な発言だ。過去にかうした事件は起きなかったのだから、真似をする人が出ないやう今回の手口から防止策を立てれば済む。
別の見方として、過去にも日本人や外国の工作員が密入出国したのかどうかを発表し、その対策を立てなくてはいけない。
つまり今回の事件としては余分で、密入出国としては不十分だ。

一月八日(水)
安倍はゴーン逃亡に対して、モリカケサクラと同じで、逃げ恥作戦を取った。JCASTニュースによると
年明けの1日は、先に触れた「新年祝賀の儀」出席の他は、ホテル内施設での運動や親族らとの日本料理店での食事(夜)で過ごした。
2日は、新年初(休暇中3回目)のゴルフ。神奈川県のクラブで経団連の御手洗冨士夫・名誉会長らが参加した。
3日は、午前にホテル内施設で運動し、午後は昭恵夫人と映画「決算!忠臣蔵」を鑑賞。昼の12時30分過ぎに映画館へ到着し、見終わった15時過ぎに記者団から感想を聞かれ、「たいへん楽しく見させてもらいました」と答えた。この日(日本時間)は、米軍がイラン革命防衛隊の司令官を殺害したと発表しており、新聞各紙のウェブ版で確認できた「初報記事」は、毎日12時13分、読売12時28分、朝日13時1分だった。また、この日の夕にはホテルを出て私邸に戻った。ホテルには5泊した。
4日は千葉県でゴルフ。休暇中4回目。安倍首相のゴルフ仲間としても知られる(氏名略)錦秀会グループCEO(最高経営責任者)や、昭恵夫人の弟である(氏名略)森永商事社長らとプレーした。米軍による司令官殺害を受け緊迫する米・イラン関係、中東情勢について記者団から質問を受けると、
「今月、諸般の情勢が許せば中東を訪問する準備を進めたいと思っている」

ゴーン逃亡も質問すべきだ。これで未解決はモリカケサクラゴーンになった。

一月九日(木)
安倍が平静さを過剰に演出したため、怠慢責任のほうが重大になった。官僚は前例のない事案にうまく対処できない。官僚に忖度させて、しかし官僚に従ふ安倍ビジネスモデルの破綻である。モリカケ桜ゴーンで政局にしよう。今回は桜を漢字にしてみた。(終)

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