千三百九十五(その一) 公明党代表山口さんのミャンマー訪問に期待
己亥、基督歴2019+3α年、ヒジュラ歴1440/41年、紀元2679年、仏歴2562/63年
十二月五日(木)
公明党代表の山口さんが、二十一日からミャンマーを訪問すると報道された。今回の訪問で上座の仏道とも親しんでほしい。公明党は、創価学会と一体となった政党から、ドイツのキリスト教民主同盟(日本だと自由民主党の立ち位置)みたいになれるよい機会だ。
公明党が、宗教政党或いは仏教政党を自称しても、創価学会以外の団体はどこも躊躇するだらう。それは当然のことで、過去に邪宗撲滅、邪教撲滅を掲げたからだった。しかし昭和四十五年に折伏を停止し、もはや過去の出来事となった。
しかし国内の団体との交流実績がない。だから海外の宗教と最初は僅かな交流を続けるとよい。仏教に限ってはいけない。キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教とも交流するとよい。

十二月六日(金)
私自身は、公明党が上座の仏道と交流することに抵抗がある。十五年ほど前に、スリランカの比丘たちが日本の曹洞宗の廃寺状態の末寺を借り受け宗教活動をするのを見に行ったことがある。廃寺状態の寺を兼務する別の大きな寺の住職は妻帯だから、上座の基準では比丘ではない。それなのに献膳のときに、スリランカの比丘たちを差し置いて最上席に座った。これを観て嫌な気持ちになった。
更に悪いことに、遅れてやってきた臨済宗の住職が創価学会の団体列車のことを「変な連中が乗っている」と言った。法門のことで批判するのは構はないが、「変な連中」は悪口だ。
そんなことがあり、日本の大乗の仏道がパーリ語経典などを研究することには大賛成だが、上座国と交流することには抵抗がある。カネを出すことにも抵抗がある。先進国(地球を破壊する行為において先に進む国)の仏道が、非先進国の仏道をカネで買収することになるからだ。

十二月七日(土)
私自身はそのやうな感情を持つものの、世のため世界のためを考へれば、公明党が安倍の茶坊主を続けてよいはずがない。公明党と創価学会は、今のままではじり貧だ。まづ公明党がキリスト教民主同盟みたいになり、その影響を創価学会に還元するか、或いは公明党を創価学会の影響下に置いたままで、創価学会の窓口として活用するかは、そのときに検討すればよい。

十二月九日(月)
昭和35(1960)年辺りの聖教新聞に、東南アジアを歴訪した創価学会調査団が「小乗仏教」の国は経済が遅れてゐると書いた。戦後まもなく、世界では「小乗」の語を使はないことになったが、日本では僧侶妻帯などの問題があり、世界と断絶してゐたから、この当時はこの語を用ゐても仕方がない。
地球温暖化の今となっては、経済が進んでゐない国が正しく、先進国とは地球を滅ぼす行為が先に進む国のことだった。とはいへ、ミャンマーのラカイン州などが貧しくてよいはずはない。ラカイン州ではヤンゴンとのあまりの経済格差に、上座を信仰する人たちが反乱軍を作った。
公明党は、ラカイン州の経済発展に役立ってほしい。

十二月二十八日(土)
創価学会は老齢化が著しい。それに対し国内各宗派の墓檀家制度は健在だ。少子化と都会への人の流れで、お寺の維持が難しい地域が多くなったとは云へ、制度を揺るがすところまでは行ってゐない。このままだと創価学会は、いつか真宗各派、曹洞宗、浄土系、法華日蓮系など既成宗派に負けるだらう。
公明党は、創価学会だけのためではなく、国民全体の役に立つ方法を提案するとよい。お寺の墓地は市町村が買ひ上げる。土地売却代金は市町村が預かると同時に、墓地の管理をお寺に委託する。墓地所有者が払ふ管理費から市町村は土地代を差し引く。全体では今までとカネの流れは変はらない。唯一違ふのは、墓地所有者はどのお寺に葬儀を依頼してもよくなる。娘が墓を継いだときに、悪徳寺院から入壇料を請求されることもなくなる。
すべてが良いこと尽くめだ。長期でみれば、お寺によって浮き沈みがでてくる。しかし檀家が多い寺の息子だからと言って高収入でよいはずがない。僧侶は息子ではなく、優秀な弟子を取るやうになるだらう。長期でも良いこと尽くめだ。公明党は、国民の役に立つ政策を宗教の専門家として実現するとよい。
共同通信によると
赤羽一嘉国土交通相は3日の参院国交委員会で、新幹線の車いすスペース利用に事前予約が必要なことについて「けしからん話だ。JR各社は、バリアフリー社会を進める政府の強い意思をしっかり受け止めてほしい」と批判した。

もし安倍やその取り巻きがこれに類する発言をしたときは、責任者の立場にある人は周囲の状況を確かめてから発言すべきだと厳しく批判するところだが、公明党のことだからきちんと対応したと受け流した。公明党に期待してのことだ。公明党は、すべての宗教界から期待される存在になってほしい。(終)

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