千三百八十七(モリカケ疑獄百八十九) 1.偏向マスコミ、2.安倍は国賊・菅は非国民
己亥、基督歴2019+3α年、ヒジュラ歴1440/41年、紀元2679年、仏歴2562/63年
十一月十一日(月)
Tabloと云ふサイトにプチ鹿島さんの連載『余計な下世話』がある。そこに
もはや恒例 また安倍総理が予算委員会で野次 新聞各紙はどう伝えたのか

と云ふ記事が載った。それによると
まず、『朝日新聞』は2面で『首相、野党議員にヤジ』。加計学園の獣医学部新設についての追及に、
《この問題をめぐり、「丁寧な説明を尽くす」と語ってきた首相だったがいら立ちを隠せなかった。》
首相が以前に言った「丁寧な説明を尽くす」という言葉を引っ張り出してくるあたり、行間に皮肉を感じます。

朝日新聞には期待したい。
続いて『毎日新聞』。
『首相ヤジで審議中断 予算委』(5面)。
《首相は過去にも国会審議中のヤジで撤回・謝罪に追い込まれたことがあり、10月8日の参院代表質問で側近の世耕弘成参院幹事長に「これからの審議では、ぜひ謙虚で丁寧な対応に徹していただきたい」と求められていた。》
世耕氏の「ぜひ謙虚で丁寧な対応に」を載せていた。あらためて読むとしみじみします。

毎日新聞も期待できる。
『東京新聞』は見出しにその世耕氏を登場させています。
『「加計」で首相ヤジ 世耕氏進言効果なく』(3面)
《首相に謙虚に審議に臨むよう促していたが、効果はなかったようだ。》
ああ、東京新聞に「効果はなかった」と断言されてしまった。

東京新聞も期待できる。
では『産経新聞』にいこう。
『閣僚席からのヤジ 委員長「慎んで」』(5面)
注目したいのは見出しに「首相」の文字が無いことです。
「閣僚席からのヤジ」とすることで、誰がヤジを飛ばしたのかよくわからない。(以下略)

産経新聞は、朝日、毎日、東京が西洋かぶれに陥りやすい中で、それとは別の路線のため、一面では期待したい。ところがアメリカかぶれ、反中反韓で、やはり西洋指向になってしまふ。そんな一面が同じ路線の安倍擁護になった。
では『読売新聞』にいきます。読売にはありませんでした。首相のヤジについては。探してみると「国会論戦の詳報」というページにありました。
そこには「審議の主なやりとり」があるのですが(議事録みたいなやつ)、そのなかの一つに「首相不規則発言」という項目があり、「今井氏」「委員長」「首相」の順で発言が掲載されていました。あくまで「きのう国会で話されたこと」を淡々と報じるというスタイルです。

産経、読売の偏向がひどいのと、朝日、毎日、東京は別の点で国民から反感を買ふから購買層が限られる。日本の政治は、新聞各紙の偏向にも責任がある。

十一月十二日(火)
国事行為には内閣の助言と承認が必要だ。そしてパレードは国事行為だ。だからと言って、首相がパレードに加はる必要はない。
安倍は皇居で見送るか、赤坂御所で出迎へるべきだった。さうすれば多くの国民が共感した。それなのに安倍の乗る車が、たくさんの参列者の中を走る。厚かましい限りだ。
時代劇で、山崎の合戦の後に、信長の後継者は三法師に決まり、秀吉はその後見人に就いた。秀吉の膝に座る三法師に頭を下げさせられた柴田勝家が激怒する場面がある。
実際は、領地配分など別の理由があるが、時代劇ではこのことが原因で賤ケ岳の合戦になる。
安倍の行為は、これと同じだ。国事行為であることを理由にパレードに割り込んだ。多くの国民に手を振らせ国旗を振らせ頭を下げさせた。安倍は国事行為を、国賊行為にしてしまった。

十一月十三日(水)
パレードについて官房長官の菅は次のやうに述べた。Jiji.comによると
「国民や世界の温かい祝福の下に滞りなく挙行できたことを大変うれしく思い、国民に御礼申し上げる。」

「国民に御礼申し上げる」は何たる言ひ草か。国民を見下してゐる。菅は国民ではないらしい。今後は非国民と呼ぼう。
パレードでは驚いたことに、非国民の菅のほかに、三人の官房副長官も隊列に加はった。官房長官は官邸の裏方だ。勘違ひしてゐる。唯一の例外が記者会見で、望月記者の質問にきちんと答へるべきだ。

十一月十四日(木)
国民には、安倍に賛成の人も反対の人もゐる。それなのに安倍が車列に加はると、反対の人も安倍の車を見なくてはならない。天皇様は、国民の象徴だ。それを安倍が壊してしまった。安倍はやはり国賊だ。

十一月十五日(金)
日刊ゲンダイの電子版に
NHK岩田明子解説委員 即位祝賀パレード特番で「安倍総理」連呼の違和感

と云ふ記事が載った。それによると
岩田氏は、今月初めにASEAN(東南アジア諸国連合)関連の首脳会議に出席した安倍首相が、即位の礼の式典に参列した外国の要人から謝意を伝えられたことや、パレードが延期になった経緯などを説明。そのたびに安倍首相の映像が流され、(中略)皇室担当でもない「政治・外交担当」の解説委員がなぜ出てくるのか。

解説委員の岩田も悪いが、番組を構成したNHKの上層部は更に悪い。
「前回(1990年)のパレードで(当時の)海部総理は車の窓を閉めていましたが、今回、パレードをサポートする立場の安倍総理は、できるだけ沿道の人たちに近い立場でともにお祝いをしたいと考え、車の窓を開けることにしました」

沿道の人たちに近い立場なら、沿道で祝へばよい。
祝賀パレードの脇役である安倍首相の解説を始めてどうするのか。安倍首相が沿道に向かって手を振る姿を伝えたいと思ったのか。視聴者もワケが分からなかったに違いない。元NHK政治部記者で評論家の川崎泰資氏はこう言う。
「パレードの解説が必要であれば、NHKの宮内庁担当が淡々と伝えればいいだけ。岩田氏が出てきた理由が分からないし、なぜ、安倍首相の車の解説が突然、出てくるのか。NHK全体の感覚がどうかしているとしか思えません」

岩田の解説委員解任と、NHK上層部の処分は必須だ。それより感覚が変になったNHK全体を解散したほうがよくないか。(終)

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