千三百八十七(モリカケ疑獄百八十九の二) 1.桜を見る会、2.河野は外交音痴
己亥、基督歴2019+3α年、ヒジュラ歴1440/41年、紀元2679年、仏歴2562/63年
十一月十六日(土)
桜を見る会が炎上した。J-castによると
首相が毎年春に開催する「桜を見る会」に、安倍晋三首相の後援会関係者が約850人も招待されたことについて、「国の行事を私物化している」と批判が強い(以下略)

それなのに
自民党の二階俊博幹事長は「議員は選挙区のみなさんにご参加いただくことに配慮するのは当然のこと」と言い、では招待したことはあるのかと質問されると、「そんなこと十分承知しておりません。あったって別にいいじゃないですか。なんか問題になることありますか」という。つまり、地元の後援会を招待したことがあるということだろう。

ないのなら「ありません」と発言するはずだ。元大阪市長の橋下さんは
「安倍さんと二階さんは、政治と行政の区別ができていない。政治活動ならいいが、行政として公金を使ってやるのはダメですよ」とあきれ顔だ。さらに、「功労者をたたえるのは園遊会があります。桜を見る会はまったく意味のない会です。即刻中止すべき」と話した。

私は、政治活動の定義が橋下さんより更に狭い。功労者をたたへるのは政治活動より格下の事前選挙運動だ。しかし行政の定義は橋下さんと同じだ。行政以外に税金を使ってはいけない。

十一月十七日(日)
時事通信の電子版に
安倍首相、逃げ切り躍起 桜を見る会、異例の20分超説明

と云ふ題の記事が載った。それによると
安倍晋三首相は15日、「桜を見る会」をめぐる問題について昼と夜の計2回、記者団に説明する異例の対応を見せた。2回目は20分以上を費やしたほどで、自ら疑惑を払拭(ふっしょく)する姿勢を示し、厳しく迫る野党の追及を振り切ろうと躍起だ。

問題はこの次だ。
自民党幹部は「しっかり説明した。低俗な話はもう終わりだ」と語り、幕引きを急ぐ姿勢を示した。与党は、野党側が求めている衆参両院での予算委員会集中審議の開催に応じない構えだ。

低俗な話とは、世間から見れば、税金を使って支持者を招待したことだ。しかし自民党幹部がそんなことを云ふはずがない。この自民党幹部は、この問題を採り上げることを低俗な話とした。野党とマスコミは自民党幹部に馬鹿にされてゐる。この問題をどんどん取り上げるほうがいい。
首相は記者団に「国会でお決めになれば、政府として説明を果たすのは当然」と強調したが、これを伝え聞いた別の自民党幹部は「国会は決めない」と明言した。

安倍は自民党総裁だ。総裁が「政府として説明を果たすのは当然」と言ってゐるのに、自民党幹部はそれを否定する。安倍がこの幹部を解任するか、見ものだ。

十一月十八日(月)
文芸評論家の小川榮太郎さんが安倍に電話を掛けた。その内容をツイートで
こんなにすぐに中止すれば、また「疑惑は深まった」とやられるんじゃありませんかと私が聞くと総理は大要次のように答えた。「それはそうだけど、こんな状況では参加者が委縮してしまうから……。ブログから何から追跡されて嫌がらせされたりが続くわけだからさ」

安倍が首相に居座ること自体が、国民への嫌がらせだ。

十一月十九日(火)
防衛相の河野が、外交で大失態を演じた。産経新聞の電子版によると
日米韓防衛相会談 河野氏だけが母国語使わず

といふ見出しで
17日にタイのバンコクで行われた日米韓3カ国の防衛相会談は、米国のエスパー国防長官が英語、韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相が韓国語とそれぞれ母国語で発言したのに対し、河野氏は英語で話し、母国語を使用しなかった。

このやうな場合は、韓国防衛相の顔を立てて、自分も通訳を使ふべきだ。まづ英語でアメリカの国防長官と話した後、韓国も通訳を使ふので、と通訳に切り替へるとよかった。河野は外交音痴だ。こんな男が前外相とは驚く。
母国語と外国語では、思考速度が異なる。だから外交交渉では通訳を用ゐて、場合によっては通訳に今のニュアンスはかうではないかと日本語でやりとりしてもよい。
それでも河野が、英語でも思考速度は変はらないと云ふ場合は、次の原因が考へられる。
(1)河野は、もともと日本語の思考速度が遅い
(2)英語を使ひすぎて母国語になってしまひ、日本語がやや不自由になった(日系人に見られる)
(3)河野は、中身のある話を大してできない。

考へられるのは(1)か(3)だ。韓国防衛相の顔を立てられなかったばかりか、会談の成果が何もない。河野が批判されるのは、安倍にべったりだからだ。石橋内閣の岸みたいに、もっと閣内反主流になるべきだ。

十一月二十日(水)
Diamondオンラインに
なぜ、日本だけ、/世界でも突出して/世襲議員が多いのか?

と云ふ出口治明さんのインタビューが載った。それによると
どこの国でも既得権を持っている人が20%前後はいるそうです。/今年の参議院議員選挙での政権与党の絶対得票率が17%ですから近い数字ですね。

で始まる。
既得権のある人はみんなで後援会をつくって投票に行く。(中略)そういう人たちがどこの社会でも20%くらいいる。/ 投票率が50%前後と仮定します。/あなたが政治を変えようと思って立候補して(中略)投票率が50%前後ということは、20%は黙っていても投票してくれるわけですから、現職の人はあと何人とれば選挙に通りますか?/5人ですね。/あなたは何人とらないといけない?/25人ですね。(中略)ということは冷静に考えたら誰も立候補しないでしょう。

それに対して
投票率が80%になったらどうなりますか?/これは先進国レベルの投票率です。/既得権を持っている人は何人とらないといけない?/20人ですね。(中略)あなたは40人とらないといけない。/しかし、40と20なら2倍。2倍くらいだったら(中略)通るかもしれないと思えば、選挙に出ますよね。

その結果、日本では既得権を引き継いだ3流、4流の世襲政治屋ばかりになってしまった。安倍、河野はその典型だ。河野は安倍を批判しないから、逆に河野が批判される。
わが国の政治家の5割以上が世襲議員だといわれています。(中略)ほとんどの先進国は、たとえばG7で見ると、国会議員の中での世襲議員の割合は1割以下だといわれています。
(終)

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