千三百三十三(モリカケ疑獄百八十四の六) これまでの自民党の怠慢をすべて安倍批判に
己亥、西暦2019、ヒジュラ歴1440/41年、紀元2679年、仏歴2562/63年
八月四日(日)
自民党政権の長期に亘る怠慢は、あちこちに現れた。この責任は、自民党総裁を引き継いだ安倍にある。安倍をどんどん批判しよう。まづは少子高齢化だ。MAG2ニュースに
元国税調査官が暴く「少子高齢化は政府による人災」の決定的証拠

と云ふ記事が載った。それによると
元国税調査官で作家の大村大次郎さんは、自身のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』で、少子高齢化は「人災」とした上で、歴代政権が繰り広げてきた「愚行」を詳細に記しています。(中略)ここ20~30年の政治というのは、わざわざ少子高齢化を招いているとしかいいようがないほど、お粗末なものなのです。

とある。具体的には
まず、少子化の大きな要因となっているのは、非正規雇用者の増大です。90年代の後半から、2000年代にかけて、日本は労働政策を大きく転換し、非正規雇用を増やしました。
1999年には、労働派遣法を改正しています。それまで26業種に限定されていた派遣労働可能業種を、一部の業種を除外して全面解禁したのです。2006年には、さらに派遣労働法を改正し、1999年改正では除外となっていた製造業も解禁されました。これで、ほとんどの産業で派遣労働が可能になったのです。

これは同感だ。派遣労働は、労働組合の労働供給事業を除き、長いこと禁止されてゐた。この状態に戻すことが必要だ。
次に、みなさんに認識していただきたいのが、「消費税は子育て世代がもっとも負担が大きい」ということです。(中略)子育て世帯に対しては、「児童手当を支給しているので負担は軽くなったはず」と主張する識者もいます。しかし、この論はまったくの詭弁です。
児童手当というのは、だいたい一人あたり月1万円、年にして12万円程度です。その一方で、児童手当を受けている子供は、税金の扶養控除が受けられません。

これも同感だ。

八月五日(月)
NHKは番組紹介がやたらに多く不愉快だ。今から四十年前にも番組紹介があったが、紹介するのは一つだけだった。それでもNHKは民放と異なり宣伝をしないはずなのに、なぜ番組の宣伝をするのかと不評だった。こんなにたくさんの番組を紹介するやうになったのは、議会で多数派だった自民党の責任だ。
あと、大河ドラマが極めてつまらない。私もこれまで我慢して見て来たが、関東大震災の焼け跡を望遠鏡で眺める場面で、見るのをやめた。大河ドラマは視聴率が史上最低を記録した。それなのにNHKは膨大な宣伝費を大河ドラマに今でも使ふ。これも自民党の責任だ。
石破さんがいいことを云った。先月三十日のJIJI.COMによると
自民党の石破茂元幹事長は30日、東京都内で講演し、参院選でNHKから国民を守る党が一定の支持を集めたことに関連し「最近、NHKをあまり見たいと思わない。国家の将来とか人々の生活に極めて重大な影響を与えるものが劣後して報道されているような気がする」と語った。
その上で「N国けしからんというよりも、見たくなるNHKをつくることが大事だ」と指摘した。

そのとほりだ。お友だち依怙贔屓の安倍とは大違ひだ。

八月六日(火)
ハーバービジネスオンラインに
森友学園報道のスクープ報道で安倍政権に忖度!? NHKを退職した記者が語る「報道の危機」

と題する記事が載った。
「日本の報道は、危機的状況にあります」
 NHKの報道記者として、森友学園問題のスクープを連発した相澤冬樹氏はこう語る。相澤氏はNHK大阪放送局で司法キャップなどを務め、昨年8月に退職した。

で始まる。
相澤氏は「森友学園に売却された国有地だけが価格を開示されない」というニュースの原稿を書く際、「この土地に建つ小学校の名誉校長に、安倍昭恵首相夫人が就任している」という内容も冒頭に書いたが、デスクの判断でこの部分を削られてしまう。
 そしてこのニュースも、その後の「国有地払い下げに際して、8億円もの大幅な値引きがされていた」というニュースも、関西圏だけでしか放送されなかった。
「その後も、私が関わったNHKの森友報道では、『クローズアップ現代』や『ニュース7』などの番組で、人事権を振りかざした露骨な圧力がありました。全国のNHK報道部門のトップである報道局長が介入してきたのです。安倍官邸に忖度したのだと思います」

その後、近畿財務局が森友学園から具体的な金額を聞き出し、その金額以下に値引きした情報を入手したが
一向に報道される気配はない。(中略)そこで相澤氏は「大阪地検特捜部もこの情報を把握して捜査している」という情報を付け加え、7月26日の『ニュース7』でやっと報道することができた。

ところが
「そのニュースの放送から3時間ほどたってから、激怒した小池英夫報道局長が、私の上司である大阪のA報道部長の携帯に電話をかけてきたんです。私はたまたまA部長の目の前にいました。『私は聞いていない』『なぜ出したんだ』と、私にも聞こえるくらいの大声で怒鳴られていました。

ここで問題になるのは
報道局長が電話をしてきたのが、ニュースから3時間ほどたっていたことです。もしもニュースを見て激怒したのなら、ニュースが終わった直後に電話をしてくるはずですよね。
 ではこの3時間のタイムラグは何なのか? おそらく自分でニュースを見て激怒したのではなく、ニュースを見た“他の誰か”が激怒して、報道局長に何かを言ってきた。報道局長はそれを受けて私の上司に電話をしてきたから、時間がかかったんでしょう。
 では、“他の誰か”とは誰でしょう? NHK内部の人ではないでしょうね。報道局長は報道部門のトップですし。小池報道局長が安倍官邸の人たちと近いことは、よく知られています。

NHKは解体以外にない。

八月七日(水)
前回の衆議院選挙で、新聞各紙が都知事小池の意地悪さうな顔付きの写真を報道したので、希望の党は負けると予想して、そのとほりになった。新聞各紙に載る安倍の写真を見てると、安倍への攻撃方法が見えてくる。
安倍に対しては、ずるい男だと云ふことを攻撃するとよい。それにはモリカケお友だち依怙贔屓が一番だ。間違っても憲法論争をやってはいけない。それではずるさを打ち消してしまふ。(終)

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