千二百九十二(モリカケ疑獄百八十) 1.野党は北海道、大阪知事選から学び安倍打倒を、2.当ページは国民党とは手を切り、今後は立民党を応援
平成三十一己亥年
四月九日(火)
北海道と大阪の知事選は予想外だった。どちらも接戦になると思ったが、北海道は自民が大勝、大阪は維新が大勝した。
北海道から学ぶことは、共産党と公式に組むと票が入らないかも知れない。私自身は、東京、大阪、京都、神奈川など全国の革新知事、革新市長の誕生を見てきたから、共産党が入ることには今でも賛成だ。しかし米ソ冷戦終結後に世の中が変はった。共産党とは直接共闘せずブリッジ共闘。しかしこれだと共産党に利点がないから特定の選挙区で票を回す。双方が納得する方法を進めてほしい。
大阪から学ぶことは、地域効果と第一野党効果だ。地域効果とは、反中央の意識が含まれる。知事選で自民系が大勝し、自民が分裂したときは反中央が勝つ。ここを学べは、安倍を打倒できる。

四月十日(水)
立民党が伸びて、国民党が減った。しかし立民党は勝った訳ではない。旧民進党の議席再配分が一部行はれただけだ。私自身、鳩山政権が退陣したあとはフランス革命のテルミドールの反動と同じで、これは今の立民党より国民党に多くの責任があると見てゐる。多くの国民が同じ考えだ。
しかし安倍を引き摺り下ろすことは急務だ。過去のことは水に流して政権を再獲得すべきだ。だから国民党を底上げして立民党と選挙協力を目指すべきだ。そのためには早く国民党は自由党と合併すべきだ。
野党第一党効果は大きい。それは大阪で強く感じた。大阪は自民党などがわざわざ憎まれ役を買って与党役を引き受けてしまった。維新は与党でありながら野党第一党効果の恩恵も受けた。

四月十一日(木)
安倍幕府が、新しい紙幣を発表した。通常であれば、元号発表でニセ幕府支持率を十分に上げ、新天皇様即位ののちに紙幣の図柄を発表するはずだ。それをしなかったのは元号を何とか誤魔化したいためだ。ニセ幕府が、弱点をわざわざ見せてしまった。ここは野党の攻め所だ。

四月十二日(金)
五輪相の桜田が辞任した。今回は任命責任をどんどん追及したほうがよい。副大臣辞任のときの任命責任を追及しないほうがよいのとは、事情が異なる。まづ今回は閣僚だ。二番目に、組閣のときにマスコミには在庫一掃内閣と書かれ、安倍はいぶし銀のやうな方々と評した。まさに在庫一掃の任命責任だ。

四月十三日(土)
野党は、旧社会党病になってはいけない。別名、万年野党病。かつて日本社会党は、議員になって社会主義を目指したり三池炭鉱など労働争議を支援したり日米安保条約の廃棄を目指すことを目的とする人たちばかりだった。
ところが昭和五十五年ころから、議員でゐることだけが目的の人たちばかりになってしまった。その原因は、公務員組合とユニオンショップ大手民間労組の組織内候補が社会党の中心だったからだ。
その欠点は旧民主党に引き継がれ、今の立憲民主党、国民民主党にも引き継がれる。とはいへ旧民主党と異なるのは、党が二つだ。互ひに競争するとともに、選挙では協力することで、旧民主党の欠陥が克服できる。
旧社会党病を克服するとは、次の選挙で政権を取るつもりでやらなくてはいけない。そのために小沢さんの威力は大きい。

四月十八日(木)
国民党が、党規約から略称の国民党を削除し、次の参院選は略称を民主党で届けると発表した。立民党と国民党のうち心配なのは国民党だ。堤防は弱いところから崩れる。だからこれまで国民党を応援してきたが、民主党に戻すとは呆れる。
国民は旧民主党に愛想を尽かした。そこで民進党と改称し、希望の党と合流し排除騒ぎで分裂があり、国民党に改称した。すべては最初の民主党が悪い。それなのにまた民主党では、まるで平成年間に東條英機が墓場から立候補したやうなものだ。今後は立民党を応援することにした。

四月十九日(金)
日米貿易交渉で、日本はTPP並みを提示した。アメリカは移民の国で、まだ国土の面積と農業と人口が平衡状態に達してゐない。そんな国に対して、一般国向けのTPPを提示しては駄目だ。
国民民主党は、大企業労組が食い込むから、この辺りの対応が今後悪いかも知れない。大企業労組以外の議員は、早く立憲民主党に移ったほうがよい。小沢さんも、国民党との連立を解消し、立民党との協力に軸足を移したほうがよい。
立憲民主党は、TPP並み提示問題で安倍を追ひ込まう。(終)

モリカケ疑獄百七十九の四次、モリカケ疑獄百八十の二

メニューへ戻る 前へ 次へ