千二百七十七 役所と公共産業は感性が悪い(1.JR東日本)
平成三十一己亥年
二月二十五日(月)
今朝のJR東日本に良くない対応があった。停電で中央線の快速と各駅停車が運休になった。新宿駅では、快速の本数が少ないものの、11番線と12番線から折り返しになった。
7番線と8番線は普段は東京方面行きだが、このときは電車が来ないはずなのに、電光表示が平常と変はらない。東京方面の電車が発車する時刻と、高尾方面への始発電車の時刻が表示されてゐる。そのせいか7番線と8番線は、普段の昼間くらいの混み方だ。
帰りに新幹線の指定券を券売機で発券した。割引切符を既に購入してあるので、購入ではなく発券だった。その先の在来線特急も買ふ予定だったが、後ろで女性の駅員がお客さんに「この機械です」と説明する声がしたので、残りは自宅近くの駅で買はうと思ひ、機械を空けてあげた。自宅近くの駅は、券売機に一人ゐたので、後日を期して買はなかった。

二月二十六日(火)
朝、新宿駅の甲州街道改札で、昨夜の在来線特急と、帰路の新幹線を発券した。1枚目を操作し初めてすぐに、誰か後ろに来たらしくしかも、空咳をしたり舌打ちをしたり機械を覗き込む。1枚目を買ひ終はったあとで予定どほり2枚目を買はうとすると、後ろにゐるのだから並び直せと云ふので、まだ1枚しか購入してゐないといってもう1枚も購入した。途中で、切符は行きと帰りを買はないと旅行できないのだから、一度に買はなくてはいけないと説明した。
私の常識では二回までは許容範囲だ。三回以降だったら並び直すか、別の機会に購入するのがよい。一般には4回までは許容範囲だ。乗り継ぎの特急と帰りを買ふからだ。そもそも指定券売機はみどりの窓口の代替で、みどりの窓口は何枚でも切符を購入できる。
一番悪いのはJR東日本だ。まづ指定券売機は2台以上を並べて、待つ人の列は一列にすべきだ。あと、券売機は継続できるやうにすべきで、一旦切符が出てしまふと最初から操作するから、後列の人が並び直せと云ふことを誘発する。JR東日本は、この程度のことも気が付かないのか。

この日は昼休みに高田馬場まで行ってミャンマーのシャン族料理を食べた。食べ終はり新大久保駅で降りたあと、指定券売機を見ると操作中の人の後方に一人待つ。そのまま大久保駅まで歩くと誰もゐないので、在来線特急の指定券も発券した。

三月二日(土)
みどりの窓口の廃止が相次ぐ。窓口はいつもお客がいる訳ではないから、駅員の待ち時間が無駄だ。それなら、緑の窓口端末を設置すべきだ。中央センターはすべての駅の端末を担当するから、空き時間はあまり生じない。
今の指定券売機は、入力項目が多すぎる。慣れると省略できる項目が判ってくるが、旅行会社の従業員ではあるまいし普通の人は省略項目がどれかが判らない。
あと、券売機は最低でも2台を設置すべきだ。新宿駅みたいに改札の多いところでは、別の券売機の所在地を表示すべきだ。甲州街道改札で1枚目を発券してゐるときに、後ろに人が並び急いでゐる様子だったので、操作しながら建物の後ろ側に新南改札があり、ここにも券売機があると教へようかと思ったが、その分、操作が遅れるから止めた。よく考へると甲州街道を信号で渡った南口のみどりの窓口にも券売機がたくさんあった。もちろんみどりの窓口で購入することも可能だ。(終)

メニューへ戻る 前へ (その二)へ