千二百七十五(モリカケ疑獄百七十八) 安倍化した日本
平成三十一己亥年
二月二十四日(日)
日刊ゲンダイDigitalに室井佑月さんが
嘘とごまかしだらけ…安倍化した日本はかなり劣化した
と題する記事を書いた。それによると
嘘とごまかしだらけのこの国は、かなり劣化したように思う。
世界の報道自由度ランキングも大幅に下がった。
そして
もっと恐ろしいことに、「政治家なんてそんなもの」と今の状況に慣らされてしまった。(中略)これも一種の安倍化なのだと思う。
二月二十五日(月)
LITERAは
共同も「官邸の意向」と報道、統計不正は森友加計と同じだ! 厚労省に圧力の中江首相秘書官は安倍首相の子飼い官僚
と題する記事を掲載した。
統計不正調査が森友・加計問題と同じ「首相案件」の様相を呈してきた。2018年1月から「毎月勤労統計」の調査手法を変更したことで賃金伸び率を上振れさせた「アベノミクス偽装」問題で、なんと2015年3月31日に、中江元哉首相秘書官(当時。現在は財務省関税局長)が、厚労省職員らに「問題意識」を伝えていたというのだ。
で始まる。安倍もいよいよ終りだ。
二月二十六日(火)
記事は最後に
ともかく、「首相案件」という恫喝によって官僚から忖度を引き出した加計学園問題と同様、この「アベノミクス偽装」がおこなわれた可能性は非常に高くなってきた。中江首相秘書官は森友公文書改ざん問題でも“今井尚哉首相秘書官の意向を本省に伝えていた人物”として名が取り沙汰されたが、今回の問題では一体、どんな圧力が官邸から厚労省にかけられていたのか、今後さらに解明が必要だ。
三月二日(土)
日本経済新聞電子版に載った
元特捜検事・堀田力氏 「おかしい」と声を上げて
と云ふ題の記事を紹介したい。平成年間は昭和と比べて
大規模な汚職はKSD事件などごく少数。代わって問題化するようになったのは、事務所家賃の不正計上やキャバクラ代の政治資金での処理、有権者へのうちわ配布など、政治資金の「支出」に関する事柄だ。
そして
本当に行政の執行が特定の人たちの思惑でゆがめられることはなくなったのだろうか。2018年に発覚した学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る公文書改ざん問題をみて、そんな思いを強くした。
「官僚による改ざんが明らかになり、国会でも大騒ぎしたのに不起訴処分だった。『これでいいのか』という声に応えるのも捜査機関の仕事。国民は本当におかしい、と感じたとき、大きな声で素直に『おかしい』と言ってほしい」
三月五日(火)
次は一カ月前に日刊ゲンダイDIGITALに載った
水面下でアベ友が蠢動…統計不正の元凶は“GDP600兆円”の大号令
と云ふ記事を紹介したい。
安倍首相が議長を務める「経済財政諮問会議」の過去の議事要旨を確認すると、(中略)特に注目されるのが、16年3月の会議だ。安倍首相の“子飼い”と言われた高市総務相(当時)が突然、「政府統計の精度維持・向上の仕組み」なる資料を提示。統計改革の必要性を訴え、安倍首相も「不断の統計の改善が必要である」と踏み込んだからだ。
記事は結論として
つまるところ、モリカケ問題と同様、「GDP600兆円」という「結論ありき」に向かって、アベ友らがあの手この手で統計の調査手法をいじくり、GDPの“粉飾”を画策してきたということだ。
三月六日(水)
次は朝日新聞DIGITALに載った
「首相、都合悪いと日本語が通じなくなる」社民・吉川氏
と云ふ題の記事だ。吉川元さんは社民党の幹事長だ。
26日の衆院総務委員会で安倍晋三首相に質疑して感じたが、都合が悪くなると首相は日本語が通じなくなる。私は沖縄の(中略)県民投票の結果を受けて辺野古への土砂投入を一時中断する考えはあるかと聞き、首相は3回ほど答弁に立ったが、最後まで何も言わない。(移設計画の過去の経緯の説明など)関係のないことをずっと言い続ける。
答えられないなら「答えられない」でもいい。例えば「続ける」「続けない」「検討する」もあると思うが、まったく答えない。これでは会話も質疑も成立しない。安倍首相に質問する野党議員は大変だ。私自身もやってみて、つくづく感じた。(28日、記者会見で)
安倍は本当に不誠実な男だ。
三月七日(木)
最後にMAG2NEWSに載った
安倍政権こそ悪夢。全てを信用できない国にした宰相の重大な責任
を紹介したい。
憲法解釈も、公文書も、統計も信用できない国に成り果てた。この悪夢の元凶を挙げるとすれば、安倍首相しかないのではないか。
あのウソつきで自分ファーストのトランプ大統領を、こともあろうにノーベル平和賞に推薦するなんて、とても普通の神経ではできない。(終)
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