千二百三十七(モリカケ疑獄百七十一) 1.すべての国民は安倍に叛旗を、2.自衛隊幹部の前で二回嘘をついた男
平成三十戊戌
十二月四日(火)旧福田派の人たちと山口県民は阿部に叛旗を
自民党の旧福田派は、首相の大平さんに叛旗をひるがえし、大平さんは間もなく亡くなった。当時自民党の国会議員だった立川談志が「大平首相を診察した医者が福田派で・・・。このくらいで止めておかう」とテレビかラヂオで話して、爆笑を誘った。旧福田派が直接大平さんを殺した訳ではないから、世間の反応も明るいものだった。
岸信介は保守派の政治家だ。しかし今、安倍と云ふ公私混同の政治屋のせいで、岸がA級戦犯で東條らの処刑と同時に釈放されたことまで再燃させなければならなくなった。本物の旧福田派は、安倍に叛旗をひるがへすべきだ。
山口県民は、ごく普通の善男善女だ。ところが安倍のせいで、幕末を生き残り山口県を捨てて東京で栄華を極めた二流三流の権力屋どもまで批判の対象になった。善良な山口県民は、安倍に叛旗をひるがへすべきだ。
十二月五日(水)吉田松陰、高杉晋作と二流三流権力屋どもを区別
正しく云へば、吉田松陰、高杉晋作と、二流三流権力屋どもを区別しなくてはいけない。アジアの周辺が植民地になり、幕末の混乱の中で吉田松陰の思想は、今の世から見れば過激だが、当時としては植民地化を防ぐ正当なものだった。高杉晋作は行動が過激だが、師匠の刑死に憤慨してのことだった。
幕府を倒したときに、一流の志士は亡くなってゐた。後に残った二流三流権力屋どもが東京に出て、悪政を行った。特に山県有朋の制定した陸軍の諸制度が昭和の初期に暴走し、明治維新の功績はここに消滅した。
岸信介は、吉田松陰と高杉晋作の側ではない。だからと云って二流三流権力屋の側に入れてよいかどうかは不明だ。一方で公私混同の安倍は、二流三流権力屋の側だ。その安倍が岸信介を尊敬するとなると、岸も後者に入れざるを得ない。
山口県民は早く安倍を切ったほうがよい。
十二月五日(水)吉田松陰、高杉晋作を二流三流権力屋側に入れないために
萩市内の循環バスは東回りが「松陰先生」、西回りが「晋作くん」である。戦略の天才吉田松陰と、戦術の天才高杉晋作は、長州が全国に誇る逸材だった。
それなのに安倍のせいで、吉田松陰と高杉晋作が、このままでは二流三流権力屋どもの側に入ってしまふ。岸信介がどこに所属しようと、大した問題ではない。しかし吉田松陰と高杉晋作が二流三流の側に入ることは、日本の歴史上人物の大きな損失である。
山口県人のみならず、すべての国民は、安倍を切らう。
十二月七日(金)自衛隊幹部の前で二回嘘をついた男
自民党は、改憲案を今国会に提出しないことになった。だとすると、安倍は自衛隊幹部の前で二回嘘をついたことになる。
そもそも自衛隊は、政治には中立でなければいけない。それなのに安倍は自衛隊幹部を前に、二回改憲発言をした。無教養な男だ。それでゐて改憲しないとなると、二回嘘をついたことになる。
十二月八日(土)産経新聞輿論調査の詳細
十一月二十六日に紹介した輿論調査の詳細が産経ニュースに載った。
安倍政権はこれまでも、特定秘密保護法(25年12月)や安全保障関連法(27年後半)などの重要法案に挑む際、内閣・人柄支持率の急落を経験した。しかし、内閣支持率は法案成立後すぐに反転上昇してきた。人柄への評価が元に戻らない現状は、これと明確に様相が異なる。(中略)そもそもモリカケ問題をめぐり、野党や一部メディアの人格攻撃めいた首相批判が正当だったかという論点もある。/しかし、こうした政権のイメージダウンがボディーブローのように効いてくる。これが人柄支持率の低空飛行が招く恐ろしい側面だ。
野党とマスコミは、どんどんボディーブローを利かせよう。
十二月八日(土)アメリカのマスコミが批判
アメリカの中間選挙について、安倍がトランプにご機嫌取りをした。これがアメリカのマスコミで批判された。今回初めて「しんぶん赤旗電子版」を引用すると
「安倍氏はご機嫌取り」
トランプ氏を絶賛する発言で
米メディアが批判
と見出しが三行並ぶ。本文は
「大げさなおだて」「ご機嫌取り」「愛嬌(あいきょう)をふりまいた」―。11月30日にアルゼンチンで行われた日米首脳会談の冒頭で、安倍晋三首相がトランプ大統領に対して米中間選挙の結果をめぐり「歴史的な勝利にお祝いを申し上げたい」と述べた発言を米メディアは皮肉とともに一斉に報じました。
記事は最後に
発言はツイッター上などでも拡散し、リュー下院議員(民主党)は「日本大使館の方、事実は違うと首相にお伝えください」と投稿しました。
十二月十三日(木)CNNの記事
ハーバービジネスオンラインに
CNNキャスターも失笑。G20における安倍首相のトランプ大統領への「祝辞」、一般アメリカ人はどう見た?
と云ふ見出しの記事が載ったので、これも紹介したい。
アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイと南米各国をまわっている安倍首相が“トンデモコメント”を発したのはG20でのこと。トランプ大統領との会談で「アメリカ中間選挙での歴史的な勝利」を祝福したのだ。
これだけ見ると普通のニュースにしか見えないが、(中略)「歴史的勝利」をおさめたのは、むしろトランプ大統領にNOを突きつけた女性やマイノリティ議員たちだ。
記事は続き
そもそも結果が理解できていないのか、単に何かを褒めて媚を売りたかったのか……。(中略)CNNはこのコメントを「実際には民主党が大躍進も、日本首相はトランプの中間選挙勝利を祝福」という皮肉交じりのテロップつきで報じている。
テロップを見たキャスターが
キャスター:「え~、ちょっと(テロップを)見てください。『歴史的勝利』……はぁ?」
識者:「彼はトランプがどんな言葉を聞きたいか知っています。だから、それ(褒め言葉)を口にしたんでしょう。トランプはお世辞に弱いし、本人は勝った気でいるのを知っていますから」
キャスター:「だけど、それ(中間選挙での勝利)はまったく間違っていますよね?」
十二月十四日(金)ニューヨークタイムズ
こうした見方をしているのはCNNだけではない。『ニューヨークタイムズ』も、安倍首相のコメントを次のように解説している。
“大統領は日本とオーストラリア、2人の環太平洋同盟国首脳、そしてインド首相と会談。各国首脳陣のなかで、トランプ氏のもっとも熱心な臣下である日本の安倍晋三首相は、「中間選挙での歴史的勝利」――民主党が下院を制した選挙を祝福した”(終)
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