千百八十七(モリカケ疑獄百五十四) 1.安倍を落選させTPPを脱退し日米を修復しよう、2.石破さん逆転勝利の方法
平成三十戊戌
九月十一日(火)
日経新聞電子版によると
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は6日、トランプ米大統領が日本に貿易赤字の削減を強く迫る姿勢を示したと伝えた。安倍晋三首相との関係は現時点で良好としつつも、日本がどれだけの代償を払う必要があるのか伝えれば「その関係は当然すぐに終わるだろう」と語ったという。

日本のすべきは、TPPを脱退し、アメリカと二国間交渉で良好な関係を恢復すべきだ。このやうに云ふと、お前は以前、反米言辞を続けたではないか、と云はれさうだが、あのときはグローバリズムだアメリカナイゼーションだと拝米に偏り過ぎた。だから反米で均衡を取った。
今はアメリカに基本産業を重視するトランプ政権が誕生した。だから武器購入だの牛肉輸入拡大だのと姑息な時間稼ぎで誤魔化すのではなく、互いに基本産業を重視する政策に転換すべきだ。そのためには、安倍とその政務秘書官の経済産業省崩れの男ではなく、石破さんで日本を再生すべきだ。

九月十二日(水)
幕末に、日本と欧米では金と銀の交換比率に差があることを悪用して、働かずに大儲けをした西洋人がたくさんゐた。翻って今の日本を見ると、アメリカが米ソ冷戦対策に過熱するのをいいことに、大儲けをしてきた。アメリカは米ソ冷戦が終結したあとも、イラクを軍事攻撃するなどその姿勢を変へなかったが、ようやくトランプに至って変換した。
かつての働いて輸出する貿易と異なり、今の国際収支は各国の賃金差を利用して利益を上げるもので、いはば幕末の金銀交換費の差と同じだ。それも地球温暖化により、海上輸送や航空輸送で無駄な二酸化炭素を放出することは許されなくなった。安倍のTPPは、実に時代遅れだ。

九月十三日(木)
EUは全体で一つの国と考へてよい。中国、インド、アメリカは、規模で云ふと複数の国の集まった連邦だ。だから物流は国内ではなく、地域内で完結させたほうが二酸化炭素の排出が少ない。
これらと比べて、日本は丁度、一国の規模だ。だから国内で物流を完結させることが、地球温暖化の防止には必要だ。日本列島は南北に長いから、更に云へば東日本、西日本、南日本で完結することが望ましい。
地球温暖化を防ぐためには、ここまで考へなくてはいけない。それなのに、未だにTPPにこだはる人は時代遅れだ。

九月十四日(金)
安倍の派は人数が多い。それに二階、麻生が加はったから、今回は桶狭間の戦ひみたいなものだ。一発逆転しか方法はない。それにはTPP脱退が一番だ。
しかし石破さんはそこまで決心がつかないやうだ。それなら別の方法がある。安倍内閣は経済産業省脱落者が政務秘書官だが、経済産業省自身は倒産の危険がないのに、産業政策を立案する。このことは矛盾だ。更に、昔のやうに通商産業の振興と調整を目的とするならまだよいが、経済が加はったため国民に取り有害な役所になってしまった。
石破さんは脱経済産業省政治を宣言する。二番目に財務省では既に自殺者が出た。このことを強調する。
この二つを前面に出せば、党員票で期待できる。(終)

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