千百一(その九十九) 国民栄誉賞乱発に見えるお推男の窮地
平成三十戊戌
三月四日(日)
お推男(お友達濡れ手に粟商売推進男)の安倍が、羽生選手への国民栄誉賞を検討するやう指示した。平成二十四年(2012)末の第2次安倍内閣発足から五年で七人だから異常に多い。国民栄誉賞乱発にお推男の窮地が見える。

三月五日(月)
「森友文書」の改ざん疑惑が大問題になった。野党は内閣総辞職に値すると攻撃を強めた。いよいよお推内閣が倒れるか。日刊ゲンダイDigitalによると
これが本当ならば、所管大臣のクビでは済まない。政権が吹っ飛ぶ重大問題だ。(中略)内容が変わっているのは、2015~16年に森友学園と土地取引をした際に、財務省近畿財務局の管財部門が局内の決裁を受けるために作った文書。決裁時には「特例的な内容となる」「本件の特殊性」といった表現や「価格提示を行う」などの記載があったが、この問題を追及した国会議員らに昨年開示された文書では、それらがなくなっていたという。
一度は決裁された公文書を書き換えたとなると、これはもう忖度とかいうボンヤリした話ではない。有印公文書偽造。れっきとした犯罪だ。


三月六日(火)
安倍が私邸周辺でジョギングをしたニュースがマスコミ各社に載った。時事通信のホームページによると
「華やいだ気持ちになった」。安倍晋三首相は4日、私邸近くの東京・代々木公園をジョギングした後、記者団にこう感想を語った。国会では学校法人「森友学園」の問題が再燃するなどきな臭さも漂ってきたが、早春の陽気に誘われリフレッシュしたようだ。

前にも、安倍が散歩をして「偶然」麻生副首相兼財務相に会った記事が載った。人気を上げようと、外に出ればマスコミが書くことを計算づくで行ったのだらう。だから記者団に語り掛けた。
しかし本当に「華やいだ気持ち」にするには、内閣をリフレッシュすべきだ。内閣のリフレッシュとは、退陣して新しい首相が組閣することだ。安倍のジョギングは追ひ詰められたことを物語る。週刊ポスト3月16日号によると
2月26日の予算委員会では様子が違った。玉木雄一郎・希望の党代表の質問にニタニタと笑いを浮かべ、玉木氏を「なんでこんなときに笑えるのか!」と激怒させたのだ。
だが、安倍首相は質問をバカにしたわけではなさそうだ。ベテラン心理カウンセラーに言わせると、「人は極度に不安を抱えて耐えられなくなると、ストレスを緩和するために笑いが浮かぶことがある」という。首相のストレスは限界に近づいているようなのだ。

立憲民主党の枝野代表は、TBSテレビ「時事放談」の収録で
安倍さんは余裕がある時にせせら笑う場合と、余裕がなくなってきた時に同じような行動をとる場合と両方がありますので。少なくとも、この働き方改革についての衆議院の予算の2月の後半は、かなり困っていて、それを隠すために非常に強気の上から目線的な答弁態度だったのではないかなと。
(完)

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