千七十三(その八十五) 1.お推内閣は「10/21萩生田発言文書」で倒せる、2.小沢一郎さんの新年会挨拶
平成三十戊戌
一月十五日(月)
産経ニュースによると、小沢一郎さんは元日の新年会で
こんにちの状況を見ると、全く安倍(晋三)政権、普通、従来のアレで考えれば、とうに政権はつぶれていても、安倍さんは退陣していてもいいような状況であります。私はいつも言うんですが「韓国の朴(槿恵前)大統領以上に、もっともっと権力を私物化し、勝手放題、やりたい放題のことをやっている」と。「こんなことをなんで野党が傍観しているのか」と。「本気になって戦えば、絶対、退陣に追い込むことができる」と、私はそう思っております。

そのとおりだ。小沢さんは更に
自分勝手な、自分たちだけの権力の乱用をしているんだから、簡単につぶせるはずなんですね。ですから、そういう意味で、来年の参院選、われわれは一緒に、みんなとともに戦えば、それなりのきちんと結果は出す自信は十分ありますけれども、今言ったように、それでは何の意味もない。やはり、政権を変えるくらい、結果を出さないといかん。
「そんなこと言ったって無理だよう」というふうに言う人が結構多いんですけどね、そんなことはないんですよ。32の(改選)1人区でしょう? 僕が民主党の代表のときには、1人区で自民党に負けたのは2つでしたよ。今、本当にみんな一緒になったらば、絶対勝てないわけはないんですよ。

そのとおりだ。お推内閣は倒閣できる。そのとき一番役立つのが先日も紹介した10月21日萩生田発言文書だ。この文書でお推大臣を攻撃すれば倒閣できる。

一月十六日(火)
10/21萩生田発言文書によるとお推補佐官が農水省、文科省、萩生田のところを動き回ってゐることが判る。
お推大臣の、知ったのは昨年1月20日の発言は、その前年に加計学園理事長が三人の大臣に面会したのだから三人を統括するお推大臣が知らないはずはないし、もし知らないなら職務怠慢で、どちらにせよ辞任は避けられないことは、前に書いた。
この文書でお推補佐官も動き回ったのだから、もはやお推大臣の一昨年での関与は当然だ。もし補佐官が勝手にやったのなら監督不行き届きだし、そもそもお推大臣は補佐官を解任したはずだ。

一月十七日(水)
自民党幹事長の二階さんが変なことを言った。産経ニュースによると
自民党の二階俊博幹事長は16日の記者会見で、与党が与野党の質問時間配分見直しを求めていることについて「(議席数が)多い方が譲る慣例はおかしい。修正しようとしているのは結構なことだ」と述べ、22日召集の通常国会でも、配分見直しを求めていく考えを示した。二階氏は「数に応じて対応しようというのは、どこの世界でもみんなが考えていることだ」とも述べた。

国会は野党が与党を攻める場だ。与党が質問してもそれは限りなく八百長試合に近くなる。だれも八百長試合なんか見たくない。だから野党の時間配分が多いのは当たり前だ。幹事長なのだから議員に政府批判をさせたらどうか。時間半分見直しは、国民が納得してからでも遅くはない。
二階さんを批判するのはお推大臣にべったりだからだ。幹事長を別派閥から出すのは自民党の美風だ。二階さんのやってゐることは中二階だ。

一月十八日(木)
萩生田発言で特に悪質なのが愛媛県は、ハイレベルな獣医師を養成されてもうれしくない。既存の獣医師も育成してほしい、と言っているので、2層構造にするの部分だ。特区とは名ばかりで、普通の獣医師育成をやりたいのだ。
しかも愛媛県の悪質さはそればかりではない。育成した獣医師を愛媛県内で引き受けるのではなく、首都圏などに就職させ、単に学生が六年間下宿する間の人口増を狙っただけだ。愛媛県のやってゐることは三重構造だ。二階さん式に表現すれば三階構造だ。(完)

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