千十六 1.祝、日本ファーストの会結成、2.民進党枝野さんの発言を歓迎
平成二十九丁酉年
八月八日(火)
日本ファーストの会が発表になった。これは喜ばしい。心からお祝ひしたい。心配なのは東京以外に人気が広がるかだが、東京オリンピックを活用すれば広がる。東京オリンピックの熱気を全国に、北は北海道から南は沖縄まで全国の経済を活性化させます。このスローガンで一気に政権を取らう。
八月十二日(土)
これまでたくさんの新党が現れては、消へて行った。その理由は新党で代表になりたい、幹事長になりたい、常任幹事になりたいと云ふ連中ばかりが集まるからだ。その点、若狭さんはこれまでそのやうなことがなかった。今後に期待できる。
一人だけ党を飛び出した人たちは、マスコミに目立つことだけが得意なので、そのやうな人たちが先方から連絡を取ってきた場合は、丁重に対応しながらも、日本ファーストの会に入党させることは慎重にしたほうがよい。自民党元福田派のやうに水ぶくれした結果、お友達濡れ手に粟首相、絶叫暴行議員、国会嘘つき議員ばかりになっては大変だ。
八月二十一日(月)
産経新聞は、森友学園、加計学園が問題になって以来、安倍に偏向した記事を書き続けてゐる。森友学園の前理事長夫妻は逮捕されたが、加計問題は自民党が証人喚問を拒否し理事長は隠れて一切発言をしない。このままでは憲法改正は不可能だ。産経新聞は、加計学園に申請を取り下げさせて安倍の支持率を回復するのが一番よいと思ふのだが。
そんな産経新聞に感心する記事が載った。民進党枝野さんのインタビューだ。
八月二十三日(水)
産経ニュースによると
民進党代表選(8月21日告示、9月1日投開票)は、メディアで「保守vsリベラル」の構図だと報じられることが多い。(中略)ただ、枝野氏は「リベラル」というレッテルにいささか困惑しているようで…。
で始まる。枝野氏は次のやうに発言する。
「保守とリベラルって対立概念じゃないですから。(中略)保守といったって、何を保守するんだ、と。僕は(聖徳太子の十七条の憲法にある)『和を以て貴しとなす』からの日本を保守するんだったら分かるけど、安倍晋三首相は明治維新以降の欧米化された日本を保守しようとしてるから、保守する対象が違う」
党内外に流布されたイメージにはそぐわないが、枝野氏は「日本流保守」を標榜する政治家だ。
これなら枝野さんに大賛成だ。
八月二十四日(木)
記事は続く。
村落共同体を基盤に互助の精神で田植えや稲刈りを行ってきた日本の「伝統的保守」の立場は、むしろ一般的に言われる「リベラル」と親和性が高く、明治維新以降の「欧米型保守」は日本の伝統的保守とは相いれない-。枝野氏の「保守」観をざっくりと解説するとこうなる。
(前略)「『自民党が保守だ』という刷り込みによって、日本の歴史と伝統をぶっ壊している自民党に投票してしまう人がたくさんいます。この人たちを剥がせるかどうかが、この選挙の勝負なんです。私たちこそ保守だ! 安倍首相は保守ではない!」
これなら全面賛成だ。前原さんも消費税増税なんて言ってゐないで、この程度のことは発言してほしい。民進党が消費税増税を主張してはいけない理由は、中福祉中負担にならないからだ。連合が圧力団体として存在し、連合加盟大手組合は消費税増税分をベースアップで埋める。一般の国民はベースアップできない。つまり民進党が消費税増税を主張するとそれは大手を除く国民への小福祉大負担となってしまふ。(完)
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