千十五 民進党のすべきこと
平成二十九丁酉年
八月三日(木)
民進党が、共産党との共闘を巡ってもめてゐる。しかしもめる必要はない。まづ蓮舫執行部が共産党と約束したことは、誠実に実行すべきだ。次にこれ以上共産党との共闘は強化しないが、来る支援は拒まないで受け入れるべきだ。これは民進党にとって虫のいい話で、票だけもらふことだから、拒む必要はない。
共産党が持つ社会破壊性、即ち文化破壊性、伝統破壊性に対しては、共産党に対して路線変更を要求すべきだ。それだけだと先方は共産主義の放棄と受け取るだらうから、単純唯物論に反対するのが共産主義なのに世界中の共産主義は単純唯物論に陥ってゐるとして、これでも他党干渉と受け取られるが、世界史への洞察として受け入れやすい方法を提示した。

八月四日(金)
代表選は前原さんと枝野さんの対決になりさうだ。前者は保守路線、後者は共産党との共闘路線だ。前原さんが、共産党は安保廃棄を主張するから共闘できないと発言した。これは不要な発言だ。
国民は判ってゐる。共産党が1/4を超えることはないし、ましてや政権を取ることが無いことを。だから共産党が安保廃棄を党内で主張したとしても、まったく気にする必要は無い。一時、小林よしのりさんの反米発言が人気を得たが、あれは英語第二公用語だの、米ドルを日本の通貨にしろだの、余りに被植民地根性のひどい主張が続いたからだ。多くの国民が、安保条約は軍事同盟に限り存続することを歓迎してゐる。
心配する必要はないのに国民が共産党を嫌ふ理由を、前原さんは学びそれを保守としなくてはいけない。間違っても安保条約で保守かどうかを判断してはいけない。

八月五日(土)
枝野さんは一時期人気が高かったことがある。それは事業仕分けで活躍した直後だ。そのため幹事長に就任し、本人は謙遜のつもりで「人寄せパンダになれば」と発言した。しかしこの発言は違ふ。
枝野さんがもし「実力で幹事長になった」と発言したら、正しいかも知れない。私は枝野さんに会ったことも、講演を聞いたこともないから判らないが。
しかし「人寄せパンダになれば」は絶対に違ふ。本人は謙遜のつもりで言ったとしても、枝野さんは権力(民主党政権のときは今まで権力だった人たちの政策)を攻撃する行為に人気があるのであって、人そのものではない。だからもし云ふとしたら「権力攻撃人寄せ行為になれば」とすべきだった。
枝野さんに期待するのは権力を攻撃する行為だ。前原さんに期待するのは本当の保守で、それは反共であってはならない。これならどちらが代表に就任しても、民進党にも光が差し始める。

八月六日(日)
民進党は共産党でもめる必要は無い。あのときは共謀罪反対など共通目標があった。今の安倍には改憲をやる力はない。
その共産党が何々革命と云ふ言葉に噛みついた。産経ニュースによると書記局長の小池さんが
『革命』という言葉を軽々しく使わないでほしい。(中略)『革命』とは、ある階級からある階級に政治権力が変わるような、社会科学の用語としても重い言葉だ。
と語った。まづ何々革命と云ふ言葉は、これまで使用されてきた歴史がある。それに噛みつくことは歴史を無視することになる。例へば家電革命、通勤革命、産業革命などが使はれてきた。
それより今回問題にしたいのは「ある階級からある階級に政治権力が変わるような」の部分だ。一つの運動が起きるには、その元となる不都合がある。ある階級からある階級に政治権力が変はる運動は、当時の労働者の悲惨な生活があった。
今の資本主義社会に不都合があるか。世界中のほとんどの人が、無いと考へる。長い目で見れば、資本主義を中心とする西洋文明は地球を滅ぼす。或いは、資本主義下での科学の発達は利益を目的としたものだから、失業者や格差が今後拡大する。現在は非平衡状態だから短期間の一喜一憂を繰り返すが。
共産党が資本主義を批判するときはここまでやらないと駄目だ。今の共産党はやってゐるやうには見えない。やはり民進党と共産党は、別々に活動したほうがよい。(完)

(歴史の流れの復活を、その三百八)へ 次、(歴史の流れの復活を、その三百十)へ

メニューへ戻る 前へ 次へ