千十二(その二十六) 「続、警視庁いきもの係・搜査開始」の卷
平成二十九丁酉年
八月一日(火)
前回に続きテレビの第四回は、まづスカンクが登場する。いきもの係では飼育する場所が無いため、大学に引き取ってもらふことになった。ところが車中でスカンクが異臭物質を放出したため、交通事故が起きる。しかしここまでは本筋とは無関係のお笑ひ部分だ。
当ホームページでは、スカンクに似たスカンヤツと云ふ架空の動物が登場する。あったことを記憶にないととぼけるとんでもない動物だ。
番組に戻ると、次にヤギが登場する。小学校の教頭が殺された。近くに小学校のヤギ触れ合ひ教室を担当する高年のボランティアが重体で倒れてゐた。どうやら教頭を殺し逃げるときに階段から落ちたらしい。
しかしヤギは、餌として近年の紙を食べない。それは繊維素が少ない上に化学物質が多いからだ。これを手掛かりに真犯人を割り出す。
当ホームページでは、ヤギに似たヤナヤツと云ふ悪質な架空の動物が登場する。人間に都合の悪い資料は、この動物が食べてしまったと飼ひ主が主張するとんでもない動物だ。と云ふか動物に罪はない。とんでもない飼ひ主だ。
番組に戻ると、捜査一課から療養を兼ねて配属された刑事は記憶喪失だと云ふことを、関係者一同が知るところで来週に続く。
当ホームページでは、お友達濡れ手に粟内閣は記憶喪失者が多いのではないかと推定したところで来週に続く。

八月八日(火)
テレビの第五回は、リスザルが登場する。犯人は別れたかった恋人を鉄アレイで殺害した。親戚から預かったリスザルを部屋に逃がし、リスザルが高いところの鉄アレイに触り落下させ、女性の頭に当った事故に偽装した。
ペットショップの店長がたまたま犯行後の現場を訪れた。このままではリスザルが殺処分されてしまふ。そこで事故に偽装された遺体を再び移動させて殺人に偽装した。これだとリスザルは殺処分されないからだ。捜査は混乱したが、リスザルは光るものに興味を持つ。そして被害者のイヤリングをエサの中に移動させた。ここから犯人が割れる。
当ホームページでは、リスザルではなくカニクイザルに似たヒトクイザルと云ふ架空の動物が登場する。ヒトを食った態度で嘘を吐くとんでもない動物だ。しかし国会で吐いた嘘が命取りになった。

八月十四日(月)
テレビの第六回は、ヨウムと云ふ動物が登場する。オウムはオウム目オウム科、ヨウムはオウム目インコ科。ヨウムは人間の四歳程度の知能を持つ。預かり主が殺される事件を目撃し、まづ血の付着した机を分解したことを教へる。預かり主はアサガオをもらひ隣に渡す。アサガオの種は有害だからだ。そこから犯人を割り出す。
当ホームページでは、用無と云ふ架空の動物が登場する。四歳程度の知能なのに口先だけは二十歳並みだ。国会の参考動物に呼ばれても、証動物ではないので罪にならないと大量の嘘を吐いた。役に立たない用の無い動物だった。(完)

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