壱千七 昼休みの血管年令測定と握力検査
平成二十九丁酉年
七月十五日(土)
先日の昼休みに、或る生命保険会社が血管年令測定と握力検査を行った。この会社は二十年以上前から会社に出入りして保険の勧誘を続けてきた。12時になっても誰も行かない。測定と記録係の二人が手持ちぶさたで待機してゐた。これは誰もが昼食を優先させるから当然のことだ。しかし食べ終はっても遠慮して参加者がゐないといけないので、私が一番に測定してもらった。
血管年令は指の血流の波形を調べる。私は-6歳だった。つまり61歳なのに55歳の若さだ。これは予想したとほりで、私は普段からたくさん歩くから、悪玉コレステロールが低く、善玉コレステロールが高い。
-6歳のコメントは、10代から50代までが「血管の弾力性は、とても良い状態です」、60代以上が「「血管の弾力性は、とても良い状態です。非常に若い血管です」とある。

歩くと頭の回転もよくなる。私は歩くことで頭の血流がよくなるためだと思ってきた。九年前に若い根っこの会の加藤日出男さんにお会いしこの話をしたところ、加藤さんは歩くことで足の裏に地面からの刺激があり、それで頭の回転がよくなるのではと答へられた。加藤さんにお会ひしたのは、このときの一回だけだが、加藤さんのやうに、常に社会のことを考へてこられた方を賞賛するため、ここで紹介させて頂いた。

七月十六日(日)
深夜に左手の親指の付け根が少ししびれる。このまましびれが広がると脳梗塞の心配がある。指はきちんと動く。押すと歯の麻酔のときに唇がしびれるやうな感じだ。手首に横向きの筋がある。ベッドの淵に手首を当てた状態を続けたため、血流が悪くなったのだらう。私は血管が丈夫だから脳出血はないはずだ。様子を見て場合によっては病院に行かうと結論を出した。
起きてもしびれは残る。血管圧迫ではなく神経圧迫が原因かも知れない。夜まで悪化しなかったので大丈夫だらう。

七月十七日(月)
今朝になって、なぜ昨朝は手首に横の線が付いたかのか判った。ふとんを左右の中心に敷けば、ベッドの木枠は布団の下に隠れる。左右のどちらかにずれると木枠が表に現れる。ここに手を置くと門出手首が圧迫される。線は昨日の早朝に焼失した。それなのに本日もまだしびれの感覚が少し残った。昨日より良くなった。このままなら明日にも直りさうだ。

七月二十三日(日)
数日前にインターネットで手の親指根元の感覚麻痺を調べると、神経内科がよいとある。神経を上流から調べてもらったほうがいいとある。その時は翌日あたりに神経内科に診察してもらはうと、医院の場所を調べた。
翌日に再度調べると、今度は手根管障害で整形外科に治療してもらふとよいとある。しかし治療法は安静にすることなので、そのまま医院には行かず、本日に至った。本日もやはり左親指付け根の感覚麻痺がある。しかし良くはなっても悪くはならないので、本日に至った。

九月二日(土)
その後、ほぼ回復した。と云ふかどこか痺れるところはないかと左手の親指の付け根あたりを鵜の目鷹の目で探すと、今でもかすかに腫れた感じと痺れがある。指の運動には支障がない。一時、握力検査で肉離れでも起きたのかと思ったが、やはり手首をベッドの角に当てたことが原因だと思ふ。
握力検査は、普通より一割少ないだけなので合格範囲だと一旦は思った。普段使はない筋肉は使ひだすとあっと云ふ間に変動するからだ。しかし暫くして数値にやはり不満を持つやうになった。その後また納得した。
スポーツセンターのトレーニングマシンは重りの調整部に青と赤のシールが貼ってある。それぞれ男と女の標準だ。青と赤は三つくらい離れ、私は青かそれより一つ下から始める。何日か通ふとすぐ青より一つ上になる。だから標準より一割低いのは予想どおりだ。しかし今回の握力は年令別だから、男子全体の標準の青ではなく、年令別の標準より低いのは変だと思った。更に考へるとスポーツセンターはいろいろな年齢が来るからひくめの数値を標準にするのだらうと云ふことに気付いた。(完)

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