29、日本人には、お見合い結婚があっている(猿真似民族に終止符を)

平成十六年四月廿四日

日本では長いことお見合い結婚が一般であった。 「えー、本日はお日柄がよく、」とか「えー、本日の朝日新聞は駄作記事が多く、」などと挨拶をして始める。少し前まで日本ではこれが普通であった。お見合い結婚が少なくなったのは、問題点があったためではない。何でもアメリカの真似をするという戦後の風潮のためである。日本の制度に問題点があれば、これを修正すればいい。アメリカのやり方と違うから、という理由で変えるのは亡国行為である。その理由は、アメリカにはアメリカの事情があるからであり、アメリカの制度は日本でも適用されることを前提にしていないからである。アメリカに限らず外国のやり方を真似するのは亡国行為以外の何物でもない。 (本当に「えー、本日の朝日新聞は駄作記事が多く、」 と挨拶する人がいるのか、と思う人もいよう。これがあるのである。 読売新聞社や産経新聞社の社員どうしやその息子や娘がお見合いするときは、ぜひこのような挨拶で始めてほしいものである)

1 独身者増大は社会を崩壊させる
職場や地域を見回してみよう。独身者が多い。 出生率低下の原因は、独身者の増大と結婚年齢の上昇である。 人間は年齢を重ね大人になるのではない。子供を持って初めて大人になるのである。 大人どうしが「うちの子供も中学生になりまして、」と会話する社会こそ安定した社会である。子供がいない大人は、人口が少ないほうが自然破壊がなくていいや、程度の感覚しか持たない筈である。

2 出生率低下
出生率がこれほど下がっているのに、最近になって世間もやっと重大さに気付き始めた。それも関心は年金問題である。出生率低下は最近にわかに始まったものではない。 今まで政治家、学者、官僚、マスコミは何をしていたのか。 デモクラシーとは民責主義である。国民は世の為人の為になるよう不断の努力を怠ってはならない。そしてそれらの人々のみがデモクラシーに参加する資格がある。資格の無い人たちによって選ばれる現在の政治はクーデター状態、占領状態と言っても過言ではない。

3 猿真似症候群
出生率低下に無関心でいられた理由は2つある。1つは終戦後、 価値観が崩壊し国民の関心が専ら経済に向ったこと、2つは多くの欧州諸国にも出生率低下が見られたことである。ここで、日本は欧州の出生率上昇対策の真似をしてはならない。日本人の多くはXX教徒やXX教の思想影響下にないからである。欧州の出生率が低下したことと日本の出生率が低下したことは、まったく関係がない2つの現象がたまたま戦後の類似した環境下で同時に起こったと考えるべきである。血圧の高い人が血圧降下剤を飲んだからといって、血圧の低い人が真似をする必要はない。
日本が猿真似症候群に感染したのは明治維新のときであり、体中に蔓延したのは戦後である。ここで、漢字や仏教のように日本は昔から他国の真似をしてきたとして、アメリカの真似をすることを正当化する人もいよう。しかし、幕末以前の日本は他国の技術を輸入することはあっても真似をすることはなかった。技術の輸入と猿真似はまったく異なる。

4 猿真似の結果
日本は猿真似の結果、明治維新以降二度の亡国の危機を迎えた。 1回目は欧米の植民地獲得の真似をして敗戦を向かえ、 2度目は朝日新聞の某記者が英語公用語なる珍説を主張したことである。 朝日新聞某記者は、日本にも移民が増えるから日本人は英語を話す必要があるという。こんな馬鹿な主張はない。日本に来る移民は日本語を話すに決まっている。移民の国アメリカの猿真似をするからこのような珍説が出てくるのである。某記者は英語公用語を主張したのだが、首相私的懇談会はさすがにまずいと思ったのか、英語第2公用語に変更した。 その英語第2公用語でさえ受け入れられそうにないと見るや某記者は、英語は第2公用語であり第一公用語は日本語だ、法律にそのように明記します、と言い出した。某記者は英語公用語を主張したのであり英語第2公用語ではない。このような見え透いた嘘をついてまで英語第2公用語の法律を作ろうとした意図について国民はもっと警戒すべきである。危なかった。日本はあのとき亡国の危機に瀕していたのである。

5 日本の国柄
日本人は欧米人みたいに人前でいちゃいちゃするのは体質に合わない。犬や猫みたいに相手を探すのも合わない。日本人にはお見合い結婚があっている。だからといって人それぞれ事情があろう。私が本当に主張したいことは、お見合い結婚についてではない。外国の猿真似はやめろということである。

6 猿真似民族に終止符を
ASEAN加盟諸国並びに中国、韓国の関係諸官にお願いがある。通路故障なく旅行せしめ且必要の保護扶助を与へられん事を。 おっとこれは旅券の文章であった。しかも戦前の文体である。
ASEAN加盟諸国並びに中国、韓国の国民にお願いがある。日本はアメリカ猿真似状態にある。日本を真似ることはアメリカを真似ることとなり国柄の喪失を招く。用心が肝要である。 日本は今、国柄を取り戻せるかどうか最後の機会にある。抜け出せないときは日本のことを日本と呼ぶ必要はない。「猿真似人」「猿真似民族」と呼んでほしい。それが日本の為になりアジアと世界の為にもなる。率直に欠点を指摘してこそ真の友好である。

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