百二十四、小沢幹事長は日本のために続投すべきだ

平成二十二年
四月二十八日(水)「検察審査会」
検察審査会が小沢氏を「起訴相当」と議決した。検察審査会には自分で調査する能力はない。審査会に説明をしたのは検察庁である。検察庁は元々小沢氏を起訴しようとしていた。しかし世論の反応を見て断念した。日本の新聞はそこまで考察せずただ騒いでいる。

四月二十九日(木)「既得権との攻防」
自民党の異常なほどの長期政権が既得権勢力を生んだ。そこに民主党政権が生まれた。そして政務次官会議と官僚の記者会見を廃止した。アメリカにも対抗するようになった。快挙である。
これに対して国内の既得権勢力と日米利権に係わる連中がずっと反撃を繰り返している。今回の騒ぎはまさに既得権勢力との攻防である。

四月三十日(金)「小沢氏の功績」
小沢氏の最大の功績は自民党羽田派を離党させたことだ。これにより政権交代が可能となった。もしあのとき離党がなければ今でも自民党一党政治が続いていたであろう。
小沢氏の「美しい海を埋め立ててはならない」という発言は立派である。こんな当然のことをなぜほかの人は言えないのか。日本はアメリカの属領状態が長かったために、政治家も新聞も常識を失ってしまった。アメリカのことになると従うしかない、と短絡的に考えてしまう。

五月一日(土)「今回は国民新党支持」
私は決して民主党熱烈ファンというわけではない。社民党支持というわけでもない。二十九日の連合メーデーには、鳩山首相をはじめ、民主党、社民党、国民新党の筆頭副幹事長、党首、幹事長が挨拶をされた。
国民新党は派遣問題を取り上げ、聞いていて最も賛成できる内容であった。だから今度の参議院選挙は国民新党を支持する予定である。選挙ごとに投票先を変える無党派の私から見ると、今回の小沢氏への新聞報道は極めて怪しい。

五月五日(水)「アメリカは戦前の日本の軍部と化した」
普天間問題が行き詰まっている。責任の大半はアメリカにある。一切譲歩をしないからである。企業間の交渉でも譲歩をしないと決めている相手とはいくら話し合っても進展はしない。こういうときは交渉中止しかない。
普天間問題の交渉中止とは現状維持ではない。安保条約の解消をちらつかせることである。解消ではなくちらつかせるだけで十分である。海兵隊を受け入れるところは一都一道二府四十三県のどこにもない。この民意を後ろ盾にしよう。
アメリカが譲歩をしないのは、うまくいけば鳩山政権を倒せるとみているからであろう。戦前の日本では陸軍大臣か海軍大臣が辞任すると内閣は崩壊した。アメリカも同じことを試そうとしている。

五月七日(金)「政治家の出番」
舞台と同じように政治家にも出番がある。自民党の長期支配のときに豪腕の自民党政治家が現れたら、国民は誰もが心配するであろう。しかし自民党長期支配を終らせた直後は、長年の垢が溜まっている。これを解決するには豪腕な政治家が必要である。まさに小沢氏の出番である。


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