九百九十七 官僚の米英留学は1/10に縮小しろ
平成二十九丁酉年
六月二十三日(金)
自民党の或る国会議員の女が、秘書への絶叫暴行で大変な騒ぎになった。この女は元厚生官僚で、アメリカに留学した。この事件から明らかなのは、官僚の米英留学は特別必要がある場合を除いて廃止すべきだ。
英文学を専攻する者が米英留学をするのはよいことだ。物理、化学、生物などの専門家が専門分野のために留学するのもよいことだ。しかし語学を目的に、或いは行政だの法律を目的に留学してはいけない。英米猿真似のくせに性格が悪く自尊心が高い人間を作ってしまふ。

六月二十五日(日)
英文学を専攻する者が米英留学をしても慢心にはならない。それ以外を専門とする人が米英留学をして慢心になる理由は、自分と同じ分野を専門とする人たちに対して、自分は特別だと思ひ込んでしまふためだ。
私は留学の経験は無いが、海外で仕事をした経験は全部合はせると丁度一年間になる。私と同じコンピュータの技術者が三次元を生きるなら、私は四次元。実際には我々の世界は三次元だから、私が三次元なら周りは二次元。それほど慢心を起こしてしまふ。
実際には、留学経験や海外勤務体験がある人に比べて、国内にゐた人は国内体験が長い訳だから、経験に差がある訳ではないのだが、とかく慢心を起こしがちだ。これは注意すべきだ。

七月一日(土)
官僚が海外に留学する必要があるだらうか。今回の国会議員絶叫暴行事件を見る限り、必要は無いと断定できる。そもそも就職した人間が留学とは一体なんだ。よほどの専門分野を除いて、海外の大学で学べて日本の大学で学べないことがあること自体が変だ。ましてや行政で留学するなぞ西洋崇拝人間を作るだけだ。(完)

追記七月二日(日)
豊田の新たな絶叫が明るみになった。産経新聞のホームページ「産経ニュース」によると
「あたしが違うって言ったら違うんだよ!」などの怒声や、運転席の元秘書に足を出した際の様子を紹介。ほかにも豊田氏が「豊田真由子様に向かって」などとの罵声を浴びせたり、「あるんでちゅかあ!」との赤ちゃん言葉の後、「明日は何が起こるのかな~~~~ドキドキ~」と、ミュージカル調で追い詰めたとしている。
暴行は絶対に許されないが、これまでに明らかになった絶叫は真剣に怒ってゐるのだらうと云ふことでわずかだが情状酌量の余地があると思った。ところが今回明らかになった内容は絶対に許されない。「あるんでちゅかあ!」は相手を幼児扱ひし、人格を無視した。こんな非常識な女は即刻国会議員から除名にすべきだ。自民党も離党を取り消して除名にすべきだ。

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