九百三十一 マイクロソフトは殿様商売だ

平成二十九丁酉年
一月十四日(土)
我が家のWindowsVista機を一週間ぶりに使用した。するとOSが間もなくサポートされなくなると云ふメッセージが画面右下に表示されるやうになった。終了後はMicrosoft Security Essentialsがサポートされないため、PCが保護されない可能性があると云ふ。「オペレーティングシステムのサポート終了に関するご案内」をクリックすると、XPはサポートを終了しました、と書かれたページが表示される。PCはVistaだ。なぜXPの説明が表示されるのか。
このPCは普段妻が使ふため本日気づいた。妻が云ふには一週間前から表示されるさうだ。一週間こんなメッセージを出し続けるとはマイクロソフトは殿様商売だ。

一月十五日(日)
Microsoft Security Essentialsのアイコンがだいだい色だ。クリックするとだいだい色の枠の中に、先ほどと同じメッセージが表示される。それよりウィルスデータの更新が六日前のままだ。どうやらサポート終了前にMicrosoft Security Essentialsがサポートされなくなったやうだ。
昨日の夕方になって、ウィルスデータが更新された。私は一週間使用しなかったが妻が使ってゐたから、昨日にマイクロソフトが一週間ぶりに更新したのだらう。まさか一般ユーザでは更新されず、管理者権限でログインしないと駄目と云ふことはないはずだ。
このやうな場合は手動で更新する方法もある。それを行はない理由は、Vista機は手動で更新ボタンを押すといつまでも処理中のメッセージが表示され続けたあげく失敗しましたと云ふエラー表示が出て終はってしまふことが多発した。

一月二十九日(日)
Windows Updateは昨年10月23日に更新プログラムを検索してから、まったく検索が進んでゐない。手動で検索しても検索中と云ふ表示が出たまま進まない。更新プログラムのインストールも11月5日から進まない。検索からインストールまで12日掛かったのもダウンロード中のメッセージのまま12日待たされたからだ。
画面右下のMicrosoft Security Essentialsの橙色の警告色も相変はらず表示される。WindowsはOS失格だ。Microsoftの意のままに動くからだ。(完)


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