九百二十 1.家族で忘年会、2.年末年始

平成二十八年丙申
十二月二十五日(日)
今夜は下宿中の下の子を除く家族三人で忘年会を行った。どこにするかは行った先で見つけることにした。そしてはなの舞に決まった。三人で飲んで食べて7000円を少し超える程度だった。999円と云ふ特別メニューがあり、これも利用した。海鮮料理で美味だった。日本ではカロリーの高い肉より、かう云ふ料理のほうが風土に合ふ。
周囲は家族連れが多く、普段の飲み屋とは異なる静かな酒宴だった。

十二月二十七日(火)
忘年会では今年の三大ニュースが話題になった。私の定年再雇用、下の子の入学、家の売却。妻がこの三つを云ったが、私にとってもこの三つが大きな出来事だった。上の子は違ふ三つを挙げた。

十二月三十日(金)
この日の忘年会はハイボールを二杯飲んだ。朝から用事があり茨城県取手に行った。用事を終了させ取手駅前の西友で昼食を買ふとき飲み物はカップ酒にした。私は昼間に酒を飲むことはほとんどない。職場の年末大掃除後の飲み会くらいだ。今回取手に大きな用事があったのと、寒くて体が冷えたのと、西友で桜玉と云ふカップ酒を98円で販売してゐるからだった。紙パックで98円の酒はよくある。しかしガラスカップで98円は珍しい。但しお茶や缶コーヒーなど飲み物の代はりに購入したから、昼食を食べながら飲んだ。だから全然酔ひが回らなかった。これは失敗だった。
駅前に若い中国人が何人もゐた。筑波大学の留学生だらうか。私は中国人の留学生は大歓迎だ。日本にわざわざ来たのだから暖かく迎へるべきだ。
家に帰り、夕方になって晩酌に焼酎を三杯飲んだ。と云っても私は5%くらいに薄めるからビールと度数が変はらない。健康のためにはこの度数がよい。そのとき妻と子が帰ってきて、これから忘年会に行くと云ふ。と云ふ事で忘年会が三次会になってしまった。

十二月三十一日(土)
昨日は午後五時に実家到着の予定だった。ところが「真田丸」総集編を最後まで観たため、実家到着は午後六時半になった。
今朝は応接間の暖房が点かないため、早朝にリモコンの電池を買ひに行った。朝が早くても電器屋の店頭に電池自動販売機があるだらう。さう思って旧中山道を蕨の方角に歩くと、燃料店と米屋が無くなった。後から気付いたがふとん店も無くなった。外郭環状道路との交差点を左折し、国道十七号を浦和方向に戻るとセブンイレブンがある。(その先を右折し二つの電器店を見たが電池の自動販売機が無い。缶飲料と煙草の自動販売機はある。
閉店したマルエツの並びに四十年くらい前日立チェーンストールがあった。三十年くらい前に閉店したのだが行ってみるとやはり電池の自動販売機は無かった。旧マルエツの周囲は高層マンション建設反対と云ふ看板がたくさんある。結局は国道十七号のセブンイレブンで購入した。最初からセブンイレブンに行けばいいのにと思はれるだらうが、国道を渡らうとしたら丁度バスが来た。待つのは面倒だからそのまま先に進んでしまった。その分、散歩が出来たと思へばよい。)

応接間の蛍光灯が点滅する。カバーを開けようとするのだが開かない。やっとの思ひで開けて驚いた。器具を天井に固定する木ねじ四本のうち二本が抜けてゐる。これでは外さうとしても器具ごと動くからなかなか外れない訳だ。このままでは危ないから、木ねじを止め直し、カバーは外すことにした。カバーがあるとまたいつねじが抜けないとも限らない。カバーがないと見栄えは悪いが、器具は軽いから安全だ。
店名は忘れたがZで始まる眼鏡の安い店が浦和コルソにあるので行った。実際は浦和パルコだったが無事眼鏡を作った。

一月一日(日)
実業団駅伝を観た。その代はり今年は箱根駅伝を観るのは止めて、二日は新座の平林寺に行き、三日は東武動物公園に行ったあと家に帰らう。さう計画を立てた。東武動物公園は六十歳以上の入園料が千円になるためだ。
実業団駅伝を観る理由は昨年まで箱根駅伝で人気の出た五区の柏原、神野の活躍を観るためだ。柏原が実業団に入った二年前は柏原の出場区間は大変な混雑だった。しかし成績はそれほどではなく昨年もそれほどではなかった。今年はつひに欠場することになった。その代はり神野が出場する。しかし走行区間はそれほどの人出ではなかった。五区の山登りで圧倒的に強くても、実業団駅伝では好成績を出さないことが知られてしまったためだらう。
箱根駅伝の特徴は山登りだ。実業団駅伝も山登りを追加する方法がある。現在は前橋から太田まで循環するのでこれを、太田から前橋を経由して草津までにする。これだと標高1200mで箱根駅伝を超えてしまふ。長野原と草津の中間辺りを終点にしてもよい。

一月二日(月)
上の子は元日からアルバイトがある。実家から通勤したが三十分余分に時間が掛かる。と云ふことで急遽二日に帰宅することになった。そのため平林寺と東武動物公園は中止した。代はりに箱根駅伝を観た。
今回気が付いたのは、箱根は山登りがあるから人気が出るのではなく、山登りで圧倒的に強い選手がゐるから人気が出る。箱根駅伝の基礎人気部分は山登り、追加人気部分は圧倒的に強い選手だ。駅伝に山登りは必須だ。さうすれば出雲駅伝や全国大学駅伝も人気が出る。

一月三日(火)
今朝は雑煮ではなく普通の朝食になった。自宅では餅を買ってゐなかったためだ。御屠蘇も抜きになった。みりんを買ってゐなかったためだ。一日と二日も厳密に云へば御屠蘇抜きだった。三十日にどこの酒屋も御屠蘇が無くなった。だから一日はみりん、二日はみりんを日本酒で薄めて飲んだ。
箱根駅伝の復路は半分くらい観た。昨年の十月まで鶴見に住んでゐたから、それだけの理由で鶴見中継所の通過を観た。あと六区の山下りも観た。それ以外の区間がなぜ退屈なのかは一つは往路と同じコースだからだ。二つは実業団駅伝を観て判ったが実業団駅伝は田園風景を走る。箱根駅伝は街中を走る。人間の目には田園風景が合ふ。ここで箱根駅伝は復路を廃止し、二日目は箱根から先に進んで静岡と浜松の中間まで走ったらどうか。これは距離から考へた終点だ。一区増やして浜松まで行ってもよい。
併せて関東以外の大学も出場させるべきだ。箱根までを関東陸連が主管、そこから先は日本陸連が主管し、全体は両者の共催にすればよい。(完)


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