九百九 萩生田官房副長官は「田舎のプロレス」「茶番」発言を撤回する必要はない

平成二十八年丙申
十一月二十五日(金)
萩生田さんの発言は正しい。撤回する必要はなかった。まづ発言とは、産経新聞のホームページによると
「強行採決なんていうのは世の中にありえない。審議が終わって採決をするのを強行的に邪魔をしていく人がいるだけだ」と指摘。さらに「本来は『強行採決阻止』だが、マスコミが『強行採決』の4文字を使うと、それが一人歩きしてしまうというところがあってちょっと残念だ」と述べた。
 その上で、「田舎のプロレスといえばプロレスの人に怒られるが、ここでロープに投げたら帰ってきて、空手チョップで1回倒れて、そういうやりとりの中でやっている。私はある意味、茶番だと思う。もうそろそろ、こういう政治のあり方は変えるべきだと思っている」と強調した。
ここまで同感だ。そもそもTPPはシロアリ民主党(菅が首相の時代だから既にシロアリ化してしまった)が始めたものだ。しかもシロアリ民進党は本気になって反対してゐない。反対するふりをするだけだ。

十一月二十六日(土)
萩生田さんが「田舎のプロレスを民進党と同一視して、田舎とプロレス関係者やファンの皆さんに不快な思ひをさせました」と謝罪するなら良いことだ。ところがシロアリ民進党に対して謝罪し発言は取り消した。これは盗人に負ひ銭で絶対によくない。

十一月二十七日(日)
ヒラリーの夫のビル・クリントンは良くない男だ。不倫スキャンダルについては世界中に知れ渡ったからここでは繰り返さない。問題なのはあれだけ事件を起こしながら辞任しなかった。あのとき辞任すれば、副大統領のアル・ゴアが大統領に昇格し次の大統領選でも当選しただらう。しかし辞任すればスキャンダルが原因と歴史に刻まれた。居座ったから次の大統領選で民主党は落選したものの、クリントンの不名誉は後世からはうやむやになった。実に悪質な男だ。
クリントンの場合は、辞任すべきなのにしなかった。日本の場合は取り消したり謝罪する必要がないのに行ふ。その結果、少しづつ自民党の人気が陰る。マスコミの報道で野党側が攻撃して成功した印象を与へるからだ。
この程度の発言は謝らない、取り消さない、野党を攻撃する。これが重要だ。プロレスと民進党を同一視しプロレスに申し訳ないと云へば野党への攻撃になる。これまで政府高官の発言に焦点が当てられたが、国会議員全体に広げて野党側の発言はどんどん攻撃する方法もある。三権分立だから行政府の高官だけ批判されるのは変だ。野党側は議員が低質だから国会議員全体の発言に問題を広げると大変なことになる。一旦広げた上で野党側が困ったときに言葉尻を捕らへて互いに批判するのは止めようとするのが良い。(完)


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