七百七十八 維新の会は橋下氏抜きでやるべきだ

平成二十七乙未
十二月六日(日) 橋下氏引退
橋下氏は大阪市長の任期切れとともに政界から引退することを表明した。ここで維新の会のすべきは、橋下氏抜きでやる体制を作るべきだ。橋下氏の引退声明は二つの理由が考へられる。一つは一回目の住民投票以来面倒な事態が続いた。これでは過労になる。少し休みたいといふ思ひがある。二つ目は橋下待望論である。しかしこれは危険だ。国民に期待され橋下氏が登場すると、橋下独裁になる。
独裁ではない菅野田でさへあれだけゴリ押しをした。国民から期待されて登場すると大変なことになる。ここは、橋下氏抜きで維新の会を無事運営し、橋下氏が自分が抜かれることに少し心配になつて戻る時点で皆が歓迎し代表に据ゑる。これがよいように思ふ。

十二月七日(火) 関西を維新の起点に
私は東京とその近郊に六十年住んだから、旅行を除いて東京圏から外に出たことがない。しかし東京中心で日本の政治が行はれることに反対である。
シロアリ化する前の民主党に国民の支持が集まつたように、今また、東京に対抗する最大の地方である関西に国民は期待する。しかし関西の人が運営することに期待が集まる訳ではない。名古屋市長の河村たかし氏を幹事長として迎へるくらいの度量の広さを見せなくてはいけない。関西と名古屋が組めば、ますます国民の期待は集まる。

十二月十二日(土) 首都圏以外全国、外資系以外全職場、既得権以外全地場産業
維新の会が目指すべき目標として「首都圏以外全国」「外資系以外全職場」「既得権以外全地場産業」が考へられる。まづ「首都圏以外全国」とは東京中心に反対することであり、東京に居住する人々も賛同できる。私は首都圏に住むが「首都圏以外全国」に賛成である。
次の「外資系以外全職場」は、外資系であつてもよい。西洋の都合のよい部分だけを取り入れた労務政策に反対するものだ。だから派遣や非正規雇用は反対しなくてはいけない。昭和五十年代の労務政策を復活させよう。そのためには次に述べる既得権の破壊が重要になる。あと西洋崇拝にも反対しよう。
「既得権以外全地場産業」とは、既得権の塊と化したニセ労組シロアリ連合(自称連合)に反対し、全国の産業を育成する。これで全国は元気になる。(完)


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