七百四十九 3.東京大学は神輿と山車の通行に障害だから廃校にしろ、4.神仏分離の恐ろしさ

平成二十七乙未
十月四日(日) 飛び地に近い森川町
森川町は東京大学正門前なので氏子範囲として飛び地に近い。東に東京大学、その北に農学部があり、東片町と幅50mの回廊があるだけだ。東京大学は廃校にしたほうがよい。その理由は祭礼のとき神輿と山車の通行に障害があるから。
それ以外にも、当ホームページではこれまで多くの政治屋、学者、言論人を批判してきたが、東京大学卒、東京大学教授の比率が極めて高い。ここ一か月だけでも柿沢未途、江田憲司の両氏は卒業生、上野千鶴子、丸山真男の両氏は元教授である。柿沢未途氏は維新の党の前幹事長、江田憲司氏は前代表。それではなぜ代表の松野頼久氏を批判しないかと云へば、民主党の代表選で小沢一郎氏の推薦人に名を連ねた。この功績は大きい。ここに国民感情がある。
東大卒はエリート意識とプライドが高くて国民感情の入る余地がない。かつては陸軍大学卒が日本を滅ぼしたが、このままでは東大卒が日本を滅ぼす。さうならないために、各学部に分割して全国に分散させるべきだ。
この主張をしたのは今回が初めてではない。今から二十五年前にコンピュータ専門学校の教員をしたときに、大学院の博士課程(或いは修士課程を修了して別の修士課程を履修中の人)が何人も非常勤講師で来てゐた。それほど高くない給料で来てもらふので、ときどき飲食パーティーを開いた。仙台出身で東工大か東京農工大の大学院の人と、東京大学は解体して法学部は北海道、文学部は東北地方など全国に分散させるべきだ、と気勢を上げたことがあつた。
修士課程を修了して別の修士課程について説明すると、当時は経済関係の修士を二つ取ると無試験で税理士になれた。なかなか美人の女子学生が二つ目の修士を取得中で将来は彼氏と税理事務所を開くと話してゐた。あと教授が北朝鮮と仲が良いといふ博士課程の人もゐた。教授と北朝鮮に行き、ホテルの客室で何々を食べたいですねと話したら、翌日それが出て盗聴されたといふ話もあつた。丁度消費税3%を導入するかどうかで日本中が大変な騒ぎだつた。その人が欧米は食料など生活必需品は無税だから、日本は3%でも不公平だと言つてゐた。
消費税3%が導入されたとき、これで日本は終りだと思つた。その後のバブル崩壊、長引く不況。今は好景気と大手マスコミは叫ぶものの実態はまつたく異なる。これらを見るにつけ、予想は正しかつたと確信する。この状態を抜け出すためには東京大学の解体以外にない。なほ農学部はあつてもよい。東京のように人の集まるところにこそ農学部は必要である。東京大学は駒場に移り農学部だけの単科大学に改編する。法学部は日本を滅ぼす元凶だから新しい大学を創設し北海道に移転させ頭を冷却させる。その他の学部も同じである。

十月四日(日)その二 神仏分離
根津権現は江戸時代には今の二倍の敷地があつた。別当の寺もあつた。明治維新で寺は廃寺になり、敷地も半分になつた。元の敷地には日本医大の看護師寮が出来て、長いこと看護師さんが権現の境内を歩く姿が見られた。今は移転して跡地は日本医大の大学院になつた。
私は根津権現には参拝しない。それは祖母が生まれて間もない乳児を初参りさせたところ、すぐ亡くなつたから参拝してはいけないと祖母から聞いたからである。だから権現様は懐かしいから行くが参拝はしない。それは今でも同じである。神仏分離は明治政府の大罪である。伊勢の神宮は長い歴史の中で神仏を分離した。分離後も長い歴史があるから、私も参拝してすがすがしい気分になる。根津神社は参拝はしないが別に憎んでゐる訳ではない。行けば懐かしいからやはりすがすがしい気分になる。参拝しないといふ参拝である。

蔵王権現に話を戻すと、展示の最後に大峯奥駈修行の映画を上映してゐた。五泊六日の難行である。自然と調和するのが日本人の心だといふことを強調し、朝日新聞社が共催の特別展では稀に見る秀作であつた。或いは朝日新聞で悪いのは編集委員、論説委員とそれに追従する記者どもだけではないか。
映画は秀作だが自然と調和する日本人の心をどう広めるか。映画から言へることは西洋の技術と東洋の心を持つ日本こそそれをすべきだ。西洋に追従しては地球を滅ぼす。
明治政府の行つた神仏分離は、ポルポトの大虐殺に匹敵する大犯罪である。ポルポトのような大虐殺はしなかつたではないかと反論が出さうだが、神仏分離により日本の社会は不安定になつた。七五三は神社、結婚式も神社、葬式は寺。こんなことをやつてゐて社会が安定するはずがない。そしてその害悪が遅れて現れたのが先の戦争の悲劇である。(完)


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