五百二十六、NHKは民営化すべきだ(年末年始のテレビ番組)


平成二十六甲午年
一月三日(金)「伊勢神宮」
元朝の七時から遷宮の一回目で伊勢神宮を放送した。日本書紀は渡来人が書いたα群と日本人が後から書いたβ群があるといふ説明と、世の中が混乱して持統天皇が女帝として即位ののち自分の孫を即位させようと天照大御神の神話を日本書紀に入れたといふ話がありこれらはよい話である。このようなことを戦前みたいに不敬だとして弾圧するのではなく自由に議論できることはよいことである。
よくないこととして伊勢神宮の一人の神職が「伊勢神宮と天皇がリンク」といつた。リンクなどとカタカナ語を使つてはいけない。内容がよくても表現が悪いと駄目である。例へば「アジア各国の親善は重要である」と言へば多くの人が賛成するが「大東亜ノ共栄ハ重要デアリマス」といふと東條英機の演説原稿になつてしまふ。同じ内容であつても表現は大切である。

一月三日(金)その二「出雲大社」
翌日の七時からは遷宮の二回目で出雲大社を特集した。古代の高層建築と大国主命の国譲りの話がよかつた。二回目は全部を観た訳ではないが千家家のみを扱つた(と思ふ。途中を観なかつたので不明だが)。しかし千家家と北島家、出雲大社教と出雲教にも触れるべきではなかつたか。
元日と二日目ともよい番組であつた。しかし新年のテレビ番組でよかつたのはこの二つだけである。あとはNHKも民放も極めて低質な番組ばかりだつた。

一月三日(金)その三「三十日と大晦日」
大晦日は午後二時からNHKで「北島三郎・50回の軌跡」の途中を少し観た。録画で構成した如何にも手抜き番組といふ感じである。しかも三十日にも再放送したから驚く。一層のところNHKは職員に最初の月に給料を払ひ翌月は前月の給料明細にしたらだうか。同じ番組を次の日も放送するのと同じである。国民は消費税増税で大変なのだからNHKも番組に合せてこの程度のことはすべきだ。
午後五時から「しあわせニュース 今夜2013年大賞決定!全54局の爆笑と涙終結あまちゃん紅白生中継」を飛び飛びに観た。
やつとあまちゃんに関係する内容が放送されたと思つたら久慈市内にあるスナツクリアスと似た店といふのが映し出され中にゐた沢山の客がわぁーとテレビカメラの前で騒ぐといふつまらぬ番組だつた。
三十日は「暦の上ではディセンバー・これで見おさめ! じぇじぇじぇ! あまちゃん祭り」が朝八時から夕方六時まで放送されたが、ダイジェスト版が終つたあとで男女のアナウンサーが意味の無い会話を続けるのでスヰッチを切つた。

一月四日(土)「元日の遷宮以外の番組」
元日はたぶん朝8時10分からの「日本めでたい記念日」の途中を観たところ女性アナウンサーがきんきんとはしゃいだ声で中継をするのでスヰッチを切つた。元日で周りが華やかだからといつてテレビ局で勤務中の人間がはしゃいではいけない。
新聞の番組表では夕方4時10分まで天皇杯サッカーでその後はニュースのはずである。ところが既に結果が出て選手たちは帰るところなのに4時20分までその様子を放送し20分からニュースを開始した。たぶんニュースが間に合はないから無理にサッカーを引き伸ばしたのだらう。

一月四日(土)その二「二日の遷宮以外の番組」
二日は朝6時35分から「NHK Eテレ」で「知恵泉 新春スペシャル西郷隆盛&人生相談」を観た。酒場のスタジオセットに二人の出演者が座りつまらぬ雑談を延々と続けた。他のチャンネルを観た後でEテレに戻ると雑談二人組がもう一人の出演者を紹介した。
この人が西郷隆盛の発言や行動を紹介しそれを人生相談に生かすといふ内容だがこれはよくない。西郷隆盛の全体を紹介すればそれは役に立つ。しかし一部の切り文を抜き出して勝手な解釈をしてはいけない。それでは西洋の消費税額だけを真似して増税しようとした管や野田と変らない。それよりこの人はサラリーマン生活のうち半分以上が出向だつたさうだ。それでも諦めずに本社の人達と交流を続けた結果、出世したといふ実につまらない自己紹介をした。
それならば出向先の企業の人たちはだうなるのか。本社が偉くて出向先の子会社なり取引先なりの企業の従業員を人間を無視した実によくない番組だつた。いかにも官僚組織のNHKの考へそうな内容である。
朝7時のニュースで三権の長が皇居に参内し天皇様に挨拶したことを報道した。そこまでは問題ないが次に駐日アメリカ大使のケネディが天皇様に挨拶したニュースを報道した。こんなものを見てゐると国民は自然に日本はアメリカの属領なんだと思ふようになる。NHKのとんでもニュースである。

一月五日(日)「紅白歌合戦」
紅白歌合戦の「あまちゃん特別編」で暦の上ではディセンバーを裏で歌つたグループがいつしよに踊つたのは非常識過ぎる。NHKは公共放送失格である。「あまちゃん」の本放送の中でこのグループが踊つたのなら「あまちゃん特別編」でも踊るべきだ。しかしこの曲は即興で作つたものをたまたま居合はせたグループに歌はせた。判り易い例を挙げれば番組の特殊効果のため近くにゐた人に扇風機を操作してもらつて台風の音を演出した。その人が紅白歌合戦で踊るようなものだ。
NHKに限らず民放を含めてテレビは電波を使ふ以上公平でなければならない。このグループより上手なグループは幾らでもある。何でこんな不公平なことをするのか。NHKは「あまちゃん」が予想外の人気を得たので思ひ上がつてゐる。

一月六日(月)「番組紹介は中止すべきだ」
NHKが00分の少し前(例へば6時58分)から番組紹介をよく行ふ。これくらいならまだ許容範囲だが三が日の番組紹介はひどかつた。15分前くらいから延々と番組紹介を行ふ。完全な手抜きである。民間は元日だらうと仕事の都合があれば出勤する。就業規則に三が日に出勤したときはもち代として三千円くらい支給されると規定することもあるが大した金額ではない。ところがNHKは高給のくせに三が日はきんきん声の下手なアナウンサーや番組紹介で時間を埋める。その傲慢さには驚く。
あと今回の年末年始で目立つたのは番組として番組紹介が多かつた。紅白の出演者にインタビューだとか大河ドラマの撮影現場訪問だとかの番組である。民間会社が商品の製造工程商品なるものを販売しても誰も購入しないだらう。NHKは番組が偉いと勘違ひするから更にその紹介番組を作る。電波の無駄遣ひである。

一月七日(火)「新年の番組は極めて低俗なものばかりだ」
年末もさうだつたが新年の番組は特に低俗なものばかりだつた。NHKも民放も同じである。消費税嘘つき増税で国民が大変なのにNHKがこんな番組を作るのは許し難い。NHKは民営化すべきだ。一方で民放は低俗番組ばかりのくせに高収益である。これは電波といふ公共の財産を既得権化してゐるからだ。放送電波使用税を高額にして更新時に撤退する放送会社と参入する放送会社が出るようにすべきだ。純民間の産業はそのような中で仕事をしてゐる。(完)


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