五百二十一、靖国神社参拝支持


平成25年
十二月二十七日(金)「アメリカの反発に旧社会党と共産党は靖国参拝支持に気が付くべきだ」
アメリカが安倍首相の靖国神社参拝に「失望」を表明した。ここで旧社会党と共産党は安倍首相の靖国神社参拝に支持すべきことに気が付かなくてはいけない。人類史上最悪の戦争犯罪国アメリカが反発したことが理由ではない。アメリカは失望の理由に近隣諸国との関係悪化を挙げた。その欺瞞に旧社会党と共産党は気が付くべきだ。

十二月二十八日(土)「毛沢東」
毛沢東が存命なら、東條英機が含まれることに不満を表明することはあるとしても靖国神社に参拝すること自体には民族解放の立場から賛意を示すだらう。共産主義の立場は米英仏蘭日すべてが帝国主義である。日本の軍部は終戦とともに解体されたからそれ以外の帝国主義国が主敵なのは当然である。
中国が資本主義経済を取り入れたことは問題ないとして、共産党幹部が子供をアメリカに留学させたり共産党政権を維持するためアメリカに擦り寄つた結果、日本は帝国主義だつたが米英仏蘭は自由主義、民主主義だつたと西側に偏向した。
しかしこのことを日本は批判できない。日本のほうがはるかに拝米だからである。日本と中国がすべきは地球を滅ぼす西洋文明とは別の文明を世界に提唱することである。今回アメリカが近隣諸国との関係悪化を理由に不満を表明したことはまさに渡りに船である。

十二月二十九日(日)「鼎立体制」
日本では欧州のように経営側政党と労働政党による政権交代は無理である。だからといつてアメリカ式の共和党と民主党の政権交代のまねをすると更にひどいことになる。日本は五十五年体制以前の保守、自由、労働の鼎立体制が合つてゐる。その理由は完全な労使対決にならないことと西洋文明の影響とその反発が常に国内に存在するからである。
ここで労働は自由勢力とだけ連立を考へてはいけない。それでは保守、自由、労働が一直線に並んでしまひ鼎立にならない。労働は保守と組むし自由とも組む。保守も労働と組むし自由とも組む。これが鼎立である。
そのためには安倍首相の靖国参拝を支持はしないまでも反対すべきではない。現に靖国参拝によつてアメリカは阿部政権を批判する立場になつた。鼎立の第一歩である。

十二月三十日(月)「靖国を批判する勢力はほとんどが拝米派だ」
靖国参拝を批判する勢力の九割が拝米派である。首相が靖国を参拝することで日本が軍国主義になると考へる人なぞ皆無である。唯一問題になるのが中国、韓国の反発だが日本の拝米リベラル新自由主義勢力は中国、韓国が反感を持つようこれまで国内を誘導してきた。そんな連中が今さら何を云ふか。そもそも日本と中国、韓国はアジアの近隣としてこれまでの長い交流の歴史を踏まへて親善を深めるべきでありアメリカの規範で国交を保つべきではない。

一月三日(金)「三国志から現代まで」
三国志の時代に諸葛亮は魏に対し五回の戦争を仕掛けた。しかし死後に魏から諸葛亮の墓参をしたら国交に有害だと云はれたことはない。蜀が滅びたのは劉禅が暗君だつたためであり墓参が原因ではない。
現代に翻りヒトラーに人類への罪が帰せられたのはユダヤ人虐殺が原因である。東條英機は敗戦責任、弾圧責任を取つてゐないから靖国神社に祭るのは不適切だがそれは別の問題である。
東條英機を祭つて以来天皇様がご訪問されない事実は重視すべきだ。幕府(自称日本国政府)のことは国民が責任を持つべきであり天皇様不参拝を理由にしてはいけない。しかし時の首相にとりこの事実は大きい。外国から言はれたのではなく国内問題として首相は参拝しないほうがよい。一方で拝米リベラル新自由主義派の策動に乗せられてもいけない。

一月五日(日)「日本の偏向新聞」
日本の新聞は極めて偏向が酷い。拝米反アジアの国売り(自称読売)とKKK(自称サンケー)、拝米反社会の反日(自称朝日)、プチ朝日(自称毎日)、ニセ新聞東京パンフレット(自称東京)である。NHKまでが一月二日に三権の長が皇居に参内したニュースの次に駐日アメリカ大使のケネディが参内したニュースを流した。これでは日本はアメリカの植民地である。
このうちのプチ朝日(自称毎日)は年末に、中国の国内地図に以前は尖閣諸島が入つてゐなかつたといふ記事と、駐日中国大使が安倍首相の靖国参拝に反対する記事を同じ日に載せた。一見何でもないが読者を反中にしようといふ悪質な企みが隠されてゐる。まづ中国の国内地図は国内向けのものだから尖閣諸島が入つてゐなくてもそれを以て尖閣諸島問題は後から出て来たと断言はできない。事実田中首相が訪中し国交回復したときに尖閣問題も話し合はれてゐる。そのときから問題になつてゐるのである。
プチ朝日は靖国問題で如何にも中国を支持する姿勢を見せたがこれは拝米反社会新聞の特徴である。とにかくアメリカの植民地を続けたいからアメリカの反対することには反対する。しかしそれだと国民の不満がアメリカに向くから中国を引き合いに出す。しかしそれだと親中になるから反中の記事も載せる。実に手の混んだやり方である。
靖国問題の本質は尖閣問題である。尖閣問題で双方が納得すれば靖国神社は拝米リベラル新自由主義勢力を除いて大した問題ではない。(完)


メニューへ戻る 前へ 次へ