三百四十七(2)、一月十三日の野田発言は絶対に許すな


平成25年
一月十三日(日)「聞いて呆れる敗軍の将」
野田が本日陸上自衛隊習志野演習場で「党利党略より、天下国家を考えて政治判断をしてきた。敗軍の将が長々としゃべるべきではないが、482日間、自衛隊の最高指揮官も務めたので、自衛隊活動の最大のサポーターを目指したい」(読売新聞)とあいさつした。
どこまで厚かましいのか。首相でも防衛相でもない怪しげな一議員がなぜ自衛隊で挨拶をするのか。防衛相は共産党議員から習志野演習場で挨拶したいと言はれたら許可するのか。無能な政治屋には共通点がある。防衛相や副大臣や首相になり自衛隊の行事に参加するとつひ有頂天になる。ずいぶん前に防衛政務次官になつた議員が地元に帰るなり「元帥になつて帰つてきました」と挨拶したさうだが、運悪くこの議員は何かの罪で摘発だか逮捕だかされて、このエピソードを新聞に書かれてしまつた。
野田も同じ程度である。まづ敗軍の将とは何か。野田は将でも何でもない。単なる嘘つきである。もつと重い地位に交換してほしいなら、民主主義を破壊した厚顔無恥なシロアリである。自身のシロアリ演説をもう一度Youtubeか何かで聴き直せ。
「天下国家を考へて」とは呆れる。財務省の官僚に言ひくるめられ、ニセ労組シロアリ連合の圧力に屈しただけではないか。野田の無教養は「482日間、自衛隊の最高指揮官も務めた」に現れてゐる。
野田は「天下国家を考えて」といふが、自民党は「孫の教育資金減税」と馬鹿なことを言つてゐる。なぜ反対しないのか。全然天下国家のことを考へないではないか。消費税増税を可決したときに「国民にお詫びする。しかし次世代のために」と偽善言辞を吐いた。偽善言辞と断定できる根拠は、地球資源を浪費し地球温暖化を招く人口一人あたりもつとも二酸化炭素を放出するアメリカに反対してゐない。

一月十三日(火)その二「代表でありながら反党行為をした野田を除名にしろ」
野田は本当に悪質な男である。総選挙の時は応援演説で「民主党にぜひ一票を」と言ひ続けたことだらう。ところが惨敗だつた。それなのに「党利党略より、天下国家を考えて」と発言した。天下国家のことを考へるなら弱者の負担率の高い消費税を増税するはずがない。所得税を増税するか、あるいは昔の物品税を復活させるべきだ。
今回の民主党激減について「党利党略より」との発言は全民主党員にとつて許せないはずだ。反党行為である。民主党は今こそ野田を除名にすべきだ。衆議院は野田の辞職勧告決議を採択すべきだ。

一月十六日(水)「野田は政党政治を否定した」
野田は「党利党略より」といふが、政党は国民のためにそれぞれが与党を目指すべきだ。本音は大臣になりたいだとか次の選挙でも当選したいだとかがあらう。今回の増税騒ぎの原因を作つた菅はまさに党利党略の塊ではないか。前任者の行為を何とも思はないといふ倫理観の欠如が野田の最大の欠陥である。だから自身の選挙演説が動画で公開されたにも関はらず平然としてゐた。普通の感覚の人間なら恥じるはずだ。
民主主義を破壊し、政党政治を破壊し、国内に不信感だけをばら撒いた野田を民主党は早く除名にすべきだ。

一月十九日(土)「『党利党略より、天下国家を考えて』のウソ」
もし先月の総選挙でシロアリ民主党が「国民に迷惑をかけた」と立候補を辞退したのなら「党利党略より、天下国家を考えて」の発言はあり得る。しかし普通に立候補し、普通に選挙運動を行つたではないか。そもそも「天下国家を考へて我が党に投票してください」と胸を張るべきだ。負けて「天下国家のため」とは呆れる。

一月二十四日(木)「ニセ労組シロアリ連合」
このような民主主義に巣食ふシロアリ政治屋集団の背後には、ニセ労組シロアリ集団ずある。不当労働行為にあふことがないくせに労働側委員として名を連ね、実際には労働者のために何の役に立たない。現状維持が本音のくせに議員を擁立する。私が二十数年前にユニオンシヨツプで富士通労組に所属させられてゐたときに、日立や東芝など他の労組に比べて地方議員数が少ないからもつと擁立する、とくだらないことを言つてゐた。
何のために擁立するのか目的がない。単に他の労組と比べて議員数が少ないから多くするだけだ。他の労組だつて最初は社会主義を目指すといふことで大変な苦労をしながら当選させたはずだ。東芝労組では昭和二十年代に松川事件があつた。電機労連は産別会議(共産党)系あり、民同(社会党)系あり、総同盟系ありと大変ななかを労働者のためといふことでまとめあげ、中立労連に加入したはずだ。
当時の議員は社会党だつた。組合員は技能職だつた。まだ会社意識の強くない時代だつた。だから富士通信機製造(今の富士通)で人減らし闘争があつたときは、割増退職金に労働者が次々に飛びついて櫛の歯が欠けたようになつた。
今では社会党は無く、技能職は少なく、会社意識丸出しの時代である。何しろ数年前に電機連合の役員が、非正規雇用を使はないと国際競争に勝てないと言ひだす始末である。そのような連中がシロアリ政治屋集団に圧力を掛ければ、自分たちに都合のよい消費税増税をごり押しするに決まつてゐる。
日本経済は多数の個人商店や職人や中小企業で成り立つてゐるのであり、大企業はそま一部を担ふに過ぎない。今こそ政治を国民の手に取り戻すために、シロアリ政治屋集団とニセ労組シロアリ連合は解体させよう。(完)


(1)へ
メニューへ戻る 前へ 次へ