三千十(うた)短編物語「毛沢東の文化大革命党内に留まる」
乙巳(西洋地球破壊人歴2025)年
十一月二十三日(日)
第一章 文化大革命
毛沢東の文化大革命は、政治学から見れば軍を握った者が好き勝手を出来る、哲学から見れば単純唯物論で文化を無視した、と二重にとんでもないものだった。
文化大革命を、党内に留めたらどうなっただらうか。党内に留めるとは、法律や世間の常識に従ふことだ。世間の常識とは、即ち文化だ。ハードウェアだけあればよしとするのが唯物論。実際はOSが必要で、これが文化。その上で動くアプリケーションが、毎日の生活。
人間は文化の上に生きる故 リベラル及び資本主義単純唯物地球滅亡
反歌
単純の唯物論に堕ちたのか文化破壊の大革命は
第二章 党内に留まる文化大革命
毛沢東の役割は、執筆だ。ところが土地改革と内戦時の戦略は、平時には役立たない。ありがたがったのは林彪くらいで、その弊害は中越戦争で露呈した。
執筆以外では、毛沢東による文化大革命の指令は、法律違反なのでほとんどの地域で無視されたが、林彪みたいな男が警察幹部だった僅かな地域では、実行された。そして大きな被害が出た。つるし上げ事件や、子が親を密告したり、文化財を破壊する騒ぎになった。そして、全国から批判され、毛沢東熱愛派は一掃された。
文化大革命のどこが過ちだったか、どうすれば土地改革や内戦から文化大革命が生まれるのか、毛沢東の思考方法の研究は、後に有益になった。
第三章 毛沢東後
毛沢東で注目すべきは、失敗したとは云へ百花斉放百家争鳴運動だった。問題は、失敗した後の処理が極めて悪く、共産党を批判した人たちは反動勢力として迫害された。
毛沢東の死後、百花斉放百家争鳴の改良版として、政府高官と党役員を分離した。そして党からの指導は、広く公表することにした。
その後かなり経過ののちに、政府高官と党役員への住民に縁る投票を実施し、公開することにした。結果は人事に影響しないとされ、事実影響はしなかった。しかし賛成率の向上を目指して、全員が努力するやうになった。
第四章 鼎立は安定
先進国(地球滅亡行為が先へ進む国)と非先進国だと、座りが悪い。先進国と、共産主義国と、第三世界だと座りがよい。先進国は、帝国主義、第一次世界大戦、第二次世界大戦と改良を何回も行ったものの、地球滅亡の防止まではできてゐない。
共産主義国も、これと同じだけの改良が必要である。そして第三世界とともに、地球滅亡を防止してほしい。
資本主義多く改良加へたが地球滅亡防止が出来ず(終)
メニューへ戻る
うた(一千五百四十九)へ
うた(一千五百五十一)へ