二千九百六十九(うた)報道を読んで(松本駅名物放送)
乙巳(西洋地球破壊人歴2025)年
十月二十九日(水)
信濃毎日新聞のホームページに
JR松本駅の名物放送「まつもとぉ~」、11月で消滅 市民や観光客に愛され40年【動画付き】

が載った。
あの声が間もなく聞き納めに―。松本市のJR松本駅に列車が到着すると流れる「まつもとぉ~、まつもとぉ~」の自動放送が11月、別の音声に変更されることが28日分かった。JR東日本によると、放送機器が古くなり、(中略)およそ40年にわたって乗客らに親しまれ、旅情を誘ってきた名物放送が消える。

語尾を伸ばす言ひ方は、六十年前にもあった。当時は、駅員の肉声だった。そのほか、発車前に「次は塩尻、しおじりぃ~」を一回聴いたことがある。あと、発車前に「蛍の光」が流れるのも一回聴いた。
新たに流すのは別の人が吹き込んだ音声で、これまでのような特徴は打ち出さず、他の駅と「同様になる」という。

信濃毎日新聞には、この話題でもう一つ記事がある。一ヶ月の無料枠は二本だが、こちらも読んだ。
【深掘り】JR松本駅の「まつもとぉ~」はどうやって生まれた? なぜか「別枠扱い」だった

その内容は
収録したのは国鉄が駅の自動放送の本格導入を計画した(中略)1985(昭和60)年ごろだという。
沢田さんは、声の吹き込みの依頼を受け、(中略)北海道から九州まで収録した幾つもの駅の中、(中略)上野駅(東京)と、松本駅だけがなぜか「別枠扱い」とされ、上野は郷愁を、松本は旅情を感じるように―と注文された。
沢田さんは、どうすればいいか、いろいろと試した。たどり着いたのが語尾を伸ばす言い方だった。当時は、駅員がマイクを使って語尾を伸ばしながら駅名を放送するケースが多かったことも参考にした。

「まつもとぉ~」は何とも思はず、「しおじりぃ~」だけが印象に残ったことと一致する。
放送で末尾を伸ばす言ひ方は肉声時代全国に 今は松本まもなく消える

反歌  特長のある放送が消えゆくは標準化及び経費節約

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