不忍池の畔で「非正規労働者の労働者性と、労働安全衛生を考える」講習會
平成二十四年
七月四日にページを作つてゐたところ、文字化けが起きた。画面いつぱいに広がつた文字化けを見てゐると目が変になる。これがアメリカで開発されたOSの欠点である。アジアに適した独自OSを作る必要がある。
要旨だけ修復すると、六月二八日夜に『非正規労働者の「労働者性」と、労働安全衛生を考える』といふ労働講座が台東区内労組連絡会議と東京都労働相談情報センター亀戸事務所の共催で開かれた。自主的労働教育講座助成対象事業である。講師はジヤーナリスト北健一氏と元病院ソーシヤルワーカー(日本社会医学会会員)高田勢介氏、会場は不忍池の畔の上野区民館であつた。
司会はうちの労組とも馴染みの深いIさんなので、午後半休を取り参加した。仕事が終つてからでは二十分遅刻をするためである。時間があるのでまづ神保町、錦町、小川町の書店街に行つた。たまたま科学教材社と東京電機大学の入つたビルを解体してゐた。私が小学生のときラジオを作るので科学教材社によく行つた。店の奥にゐる技術の人が親切だつた。回路図には載つてゐなかつたが、スピーカーと並列に抵抗をつけるとよいとハンダで付けてくれて料金は取らなかつた。インターネツトで調べると、店主は親切だつたと多くの人が書いてゐる。(五日にも文字化けが起きた。だから復元したものは1回目とはまた少し異なる。それ以降、保存ボタンを押す前にメモ帳に貼り付けておくことにした)
七月五日「六龍鉱泉」
神保町を後に不忍池に行つた。上野動物園の本園と水上動物園を結ぶモノレールの下を通り鴎外荘を過ぎ二つ目の路地を左折すると六龍鉱泉といふ銭湯がある。
四十年ぶりに六龍鉱泉に行つた。洗い場は四列である。両端はカランが新しいが中央の二列は昔のままである。昭和四〇年頃にそれまでのテコ式の水栓から押しボタン式の水栓になつた。お湯は赤で温泉の記号、水は青で湯気のない記号である。各銭湯で次々に採用された。それがまだ残つてゐた。
脱衣所に小さな庭があるのもよい。昔はどこの銭湯にもあつた。六龍鉱泉の水は黒い。だから地元では黒湯と言つた。私の家はここから700mくらいだつた。幼稚園や小学校低学年のころは夏にあせもがひどく黒湯が効くといふのでよく入浴に来た。
七月八日「上野動物園」
モノレールの下をかつては都電が走つてゐた。上野動物園といふ停留所があつて水上動物園側に門があつた。今は業務用出入り口になつた。鴎外荘の向ひにも花園門といふ本園側の入り口があつた。これも今は業務用になつた。
上野動物園を訪れる人は上野駅側の表門から入り、水上動物園側から出る人が多い。この場合池之端門から出て根津駅に行くか、弁天門といふ出口専用を出て上野駅に戻るか上野広小路駅に行く人が多い。池之端門を出たら不忍池を半周し、弁天門を出たら左折を二回して温泉に行かう。鴎外荘は1000円(タオル、石鹸、シヤンプーの貸し出し付き)、六龍鉱泉は銭湯だから450円(タオル、石鹸、シヤンプーを借りると更に150円)である。私は手ぬぐいを持つて行き石鹸、シヤンプーから450円だつた。
今日も化けた。前回に懲りて保存の前はCtrl+a(すべて選択)、Ctrl+c(コピー)を行つたので復活できた。原因が判つた。鴎外を正字体で書くと保存のときに化ける。日本のコンピユータはアメリカの猿真似をするからかういふことになる。
七月十二日「嘘つきはこの世に生存する権利がない」
昨日国民に衝撃を与へる悲しいニユースがあつた。上野動物園のパンダの赤ちやんが死んだ。パンダの赤ちやんと比べて存在価値が1億分の1程度、つまりこの世に存在する価値のない政治屋がゐる。大嘘をつく奴である。誰とは言はない。だけど国民は皆知つてゐる。
北健一氏と高田勢介氏の講演内容は文字化けしてしまつた。記憶を辿ると北氏は雑誌の記事を沢山書き単行本も出しフリーライターの労組の労働相談も担当されてゐる。その経験に基づく話は大変参考になつた。高田氏は講演の最初にアスベストの話をされた。今となつてはこの程度しか書けないが、世の中のために活動する多くの人達のゐることを再確認した。(完)
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