二千八百三十九(うた)結婚式の慶びの余韻は続く
乙巳(西洋発狂人歴2025)年
七月十二日(土)
結婚式当日は、時間があったので、上野に寄った。新郎と関係のある場所へ寄らうとしたが、分からなかった。時間があれば、佐竹商店街とおかず横丁にも寄らうと思ったが、ミニストップで昼食を買ひ、近くの公園で食べるに留めた。式当日は、余裕を見て行動すべきだ。

本日は、上野へ行く用事があった。佐竹商店街とおかず横丁にも寄った。佐竹商店街は立派なアーケードがある。おかず横丁は思ったより幅の広い道だった。
東端の酒屋で300ml日本酒を買った。小旅行の途中なので、昼間飲酒しても内規には違反しない。通常の300mlが670円なのに対し、本醸造で500円だ。値札の厚紙が古ぼけて字が薄い。それほど美味しくはなかったのは、古いためか。瓶を見ると昨年三月製造なので、どちらとも云へない。下町の雰囲気の店で、婆さんと雑談しながら品定めをする。それが楽しみなのでよかった。
おかず横丁は、老齢の店主が続ける。そのやうな店が多いのではないか。例外は、西端の飲み屋と、インド料理店だ。佐竹商店街は、古くない建物が多い。商店より会社が多いかも知れないが、土曜で休店が多く不明だ。
近くの小島町には、祖父が貴金属加工業をしてゐたときのお客さん(小売商)があり、小学生低学年の時は母に連れられて何回か来た。そもそも上野広小路と御徒町駅の間は、山手線や京浜東北線に乗るときに歩く道だった。(1)トロリーバス(言問橋方面)、(2)都電(大塚仲町方面)、(3)上野公園下車で上野駅乗車(常磐線)、以外はここを歩いたから、外出時の九割はここを歩いた。
後に、渋谷へは上野広小路から地下鉄に乗るやうになった。元住吉の親戚の家へは、仲御徒町から乗るやうになった。この二つは、やはり上野広小路で、都電を下車した。

新郎から、動画のurlが送られてきた。さっそく観た。二回目に観たら、いいねボタンがあったので押した。動画をクリックすると動画のみ、urlをクリックするとYoutubeとして起動することが分かった。後者は、いいねボタンと閲覧数が表示される。
式当日は、八頁の小冊子が配られた。表紙、挨拶、GooglePhotoアップ欄、席次表、私たちの思い出6選(01横浜で初デート~06念願のインド旅)、料理一覧、で構成されてゐる。

七月十四日(月)
GooglePhotoアップ欄に載るQRコードを観たところ、出席くださった皆様から238の写真と動画の投稿があり、感激した。
当日の、両親への記念品贈呈では、手作りの押し花と、中央に写真と今日までの日数と一言が添へてあったことを思ひ出した。
手作りの押し花写真ひと言と 参加者による投稿に 感謝の気持ち尽きることなし

反歌  式典は終はり幾日を過ぎるとも佳き日思ひ出尽きることなし
当日の会話を思ひ出したが、親戚の小学生は、我が家と所縁のある地域の小学校だった。偶然は次々と現れる。
偶然が次から次と合はさりて慶事に花を増々添へる
(終)

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