二千七百七十三(うた)農協と農水省
乙巳(西洋発狂人歴2025)年
五月二十七日(火)
日刊スポーツのホームページに
ビートたけし、コメ高騰に「JAの役割ってあんのかなぁ」 農水省に負け続けた元JA幹部が一言

が載った。
番組では、東大大学院鈴木宣弘特任教授の、JAのシェアが2024年は3割程度に落ち込んでおり、大きな農家は個別に自分で販路を見つけた方がメリットがあり、JAを通さないで自前で販売する流れが強まってきているの話を紹介。
(中略)元JA全農常務理事の久保田治己氏は「昨年度のコメの集荷が、農協は(中略)全体で1割から2割くらい集荷数量が減っているわけですね。業者の方が農家の庭先に行って、農協は先に概算金を出すんですけど、それより高い値段で、(以下略)」と解説した。
また「(前略)農協の方はあまり値段をつり上げても、消費者が買われる価格が高くなると、コメの消費が減るということを知っている。過去にそういうことがありましてね、農水省の計算だと1年間で8万トンくらい減るだろうと言われていた時にある年、20万トン減った。想定外だったんですが、コンビニのおにぎりの大きさがちょっと小さくなっちゃいましたとか、牛丼屋さんの盛りがちょっと小さくなったとか、あっという間に何万トンという数字が減った。だから、価格が高くなればいいということでは絶対にない」と、JA以外の業者に仕入れで負けた背景を解説した。

備蓄米の入札は、ほとんど農協が落札すると云ふ報道を読み、これまで農協が悪者とばかり思ってゐた。
「我々が一番戦った相手はやっぱり国」だっと明かした。久保田氏は「農家の手取りが減るような農業改革をずっとしてくるわけですよ。つまり、保護率を下げる。(以下略)」と振り返った。「結果からすると日本の食料自給率は下がり続けたし減り続けたし、農協も収益が立ち行かなくなって合併をして(以下略)」という。

農水省に負ける理由は
「補助金みたいなものが減ってきた」と端的に回答した。

思ふに、農水省の悪い点は補助金を減らしたことではなく、補助金を減らしてもやって行ける農業にしなかったことだ。それでも補助金が必要な分野は多いだらう。
カロリー、たんぱく質、金額ごとの維持すべき自給率を定めて、コメに限らず補助金を出すべきだ。
商店は個人の店が激減し大型店が増えてゆく 農業にても同じ流れを

反歌  農業は働く人が田畑持つ更に進めて高収益に(終)

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