二千五百四十四(普通のうた、朗詠のうた)メモ書き歌(旅の余韻、母の通院、冬を迎へる)
甲辰(西洋未開人歴2024)年
十一月七日(木)
駅の外パンフレットを取り読むと 磐越線のSLと越乃ShuKuraに目が停車する
反歌
次の旅その次の旅磐越のSL列車越乃ShuKuraに
反歌
前の旅三日の後に次の旅その次の旅心が弾む
水上から三日しか経ってゐない。
通院は十八回を歩行器の座れる機能母乗せて 押して往復よく頑張れた
反歌
大通り段差に苦労重ねのち裏道歩き快適と為す
今思へば、雨に降られず運がよかった。
これからが寒く真冬を迎へるも 母の骨折無事治り三代全員健やかに 我が旅我が歌 我が仏南伝へは厳かに良寛和尚手毬並み 弾む心は春へと向かふ
反歌
冬来るも新しき年祝ふのち新しき春既にそこまで
これから冬だが、心は春に。
沿線の熱き歓迎機関車も手が近づけば温かく 車内も人でまた温かし
反歌
水上の温泉街は寂れるも熱き湯含め熱さは四つ
帰宅後も
水上へ旅の余韻はまだ続く 線路と同じどこまでも次の旅へと余韻を渡す
反歌
旅終へて心は向かふ次の旅その次の旅未来へ続く
十一月八日(金)
JR乗りて楽しき列車では運行土曜日曜に 土曜は仕事日曜はデイサービスが休みにて 乗るに難し祝日を待つ
反歌
水上は祝日にして仕事とは重ならず故辛うじて行く
仕事が入らず日曜以外で、イベント列車は休日のみ。三つの条件に合ふ日はなかなか来ない。
年のうち祝ひ日が無く 来る年の休み日または妻出掛け母泊まる日に旅待ち望む
反歌
磐越とShuKuraに乗るはいつの日か冬は雪にて動かずがあり
磐越が動かないのは分かるが、ShuKuraも運休か。
老ひて尚盛ん保つは何故か 足衰へて漕ぐ車乗らずか又は いろいろな心の動き幾つかが勝れる為か 思ひ当らず
反歌
止める観る観るの働き文作り老ひて盛んをあと二十(はた)年(とせ)か
十一月九日(土)
磐越とShuKuraは冬に走らずを知りてどうなる次の旅その次の旅突然萎む
反歌
真冬にはまた熱海から沼津まで混まずに近しゆとり溢れる(終)
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