二千四百三十(うた)報道を読んで(交通系ICから撤退、ゆうがおに毒、花火大会その他)
甲辰(西洋発狂人歴2024)年
七月二十九日(月)
地方の鉄道やバスが、交通系ICから撤退することが最近相次いだ。その理由は、更新費が高いさうだ。なるほどSuicaなどで使へるのは便利だが、それが地方の事業体を圧迫する。
大都市に住むと地方の交通が苦しきことに気が付かぬ 二億円もの更新費使ふと事業圧迫をする
反歌
交通はその土地に住む人の為大都市びとは少し不便を
七月三十日(火)
ゆうがおを食べて食中毒になったニュースを読んだ。厚生労働省のホームページに次の記述があった。
観賞用に栽培されるヒョウタン(学名略)とは同一種で、 ヒョウタンの苦味(ククルビタシン類)の少ない品種が食用のものとして選別されたものがユウガオである。
何年か前に、ゆうがおと間違へてひょうたんを食べて食中毒になったニュースを読んだが、同じ種だった。毒素の名前は、数日前のニュースからククルビタミンだと思ってきた。
人類は長い年月を掛けて、ククルビタシンの少ない品種を作ったが、稀に交配で多く含むものが出来てしまふことがあるらしい。
夕顔は松本及び長野市はときどき売りに出されるが 東京横浜浦和では食べた機会は一たびも無し
反歌
夕顔と似た冬瓜は東京も売りに出されて食べたことあり
仕事で長野市に宿泊したときに、冬瓜が出た。夕顔かと訊くと、夕顔は稀に農家が売りに来るさうだ。東京の時は、冬瓜をよく食べた。浦和に引っ越してからは食べなくなった。売りに出されないためか。
夕顔と冬瓜ともにウリ科にてだが浦和では売りに出されず
夕顔は、栃木県で栽培されるものが多いさうだ。冬瓜は、沖縄、愛知、神奈川などが産地。横浜に住んだ時に食べなかったのは、単に妻が買ってこなかっただけか。
八月三日(土)
花火大会の中止が相次ぐ。燃えかすが屋根や自動車に落下し、苦情が出ることが原因らしい。そして、昔は苦情を言はなかったのに、コロナ禍で中止の後に中止に慣れたのだらう。
温暖化花火の時刻まだ暑く納涼意味が薄れ遠のく
パリでオリンピックをやってゐるが、まったく見ない。関心がない人は多いらしい。騒ぐのはマスコミだけだ。
最近のオリンピックは堕落して汚き話見る気起こらず
この特集の三番目は、「花火大会その他」だ。オリンピックは、もはや「その他」扱ひになった。しかも、花火大会より下だ。(終)
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