二千四百二十七(朗詠のうた)報道を読んで(ジェット船、猪と豚、177など廃止)
甲辰(西洋未開人歴2024)年
七月二十五日(木)
竹芝桟橋から式根島へ行くジェット船が、航行不能になり、一時は漂流し、他の船に曳航されて二十二時間後に伊豆大島へ到着した。
記事によると、船酔ひをする人が続出したさうだ。ジェット船は揺れないことが特長だから、船に弱い人も乗ることだらう。そして船が小さいし、揺れ止め装置が無い。ジェット船が漂流したら、曳航する前に救援の船に移乗が必要なのだらう。
わたつみを 味方とすれば草枕旅は楽しく 敵(かたき)なら揺れる沈むも もともとは魚や鯨海鳥と海の草など棲む園楽し
反歌
海により此の世は揺れが防がれる暑さ寒さと吸ふ息の元
七月二十六日(金)
猪と豚は同種だとされる。しかし一年間に子を生む回数が異なるし、一回の出産数も異なる。別の種ではないかとの疑問が出てくる。これに対して、栃木県のホームページにある鳥獣新聞が、明快な回答を出した。
飼育場でおいしい餌を食べているブタやイノブタは、いちどに 10 頭以上の子供を産むことが知られています。しかし、海外の研究例では、野生化したブタやイノブタは、イノシシと同じく平均して4~5頭程度しか出産しないことがわかっています(宇都宮大学小寺氏からの情報)。
次に
飼育下のブタやイノブタが年に何回も出産するのは、子供が乳離れする前に、親から引き離して人の手で育てているためです。
野外では通常年 1 回出産しますが、気温などの条件によって出産のピークが 2回になります。3 回以上出産することはありません。一度出産した個体でも、生まれた子供が事故などですべて死んだ場合には再び発情する可能性があります。
今回の記事は、
「八溝地区にいるのはイノシシだけれど、両毛地区にいるのはイノブタだから、どんどん増えていく」
と云ふ疑問への回答だった。
実際に、捕獲されたイノシシの胎児の数は、八溝地区と両毛地区で差がないことがわかっています。
これは優良な記事だ。
猪と豚は同じで猪豚は合ひの子として二つが挟む
それに対し、犬と狼は別種ではないのか。繁殖能力があるからと言って、同種にはできない。だからときどき狼犬に噛まれて死亡する事故が起きる。
七月二十七日(土)
NHKのホームページに
気象情報「177」サービス 来年3月末に終了 NTT東日本と西日本
が載った。
気象情報を電話で案内する「177」のサービスは、1955年に開始され、会社によりますと、記録が残っている1988年ごろには、全国で年間3億件以上の利用がありましたが、昨年度は、556万件となっています。
(中略)NTT東日本と西日本は、個人や店舗などの名前と住所から電話番号を有料で案内する「104」のサービスを2026年3月31日に終了することもすでに決めています。
インターネットの普及が大きかった。他のホームページによると、職業別電話帳(紙版)も104と同時に廃止されるさうだ。
電(いなづま)で話を送る機(からくり)が三つを止(や)める世の流れにて(終)
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