二千三百四十(朗詠のうた)サイコパスの人は、社長になってはいけない
甲辰(西洋未開人歴2024)年
五月十七日(金)
ナゾロジーのサイトに
サイコパスの人は「会話中に頭をほとんど動かさない」傾向がある!
が載った。
精神病質(psychopathy)は、他者への共感や良心の著しい欠如を特徴とするパーソナリティ障害の一つです。
その特性の持ち主を指す「サイコパス」という呼び名は日本でもすっかりお馴染みとなりました。
サイコパスは人口全体の数%ほど存在するとされ、(以下略)
この記事に関心を持ったのは、今まで勤務した職場のうち経営者がこれではないかと思ひ当たる人がゐた。とにかく従業員を使ひ捨てにする。今は大分変ったが、当時は転職回数が増えると採用されなくなる。それなのに新卒を含め採用しては、どんどん辞めさせる。大きな穴の開いたバケツと変はらなかった。
五月十八日(土)
心理学研究(中略)によるとサイコパス特性が強い人ほど、会話中にほとんど頭を動かさないようなのです。
サイコパスには、ざっと数えるだけでも次のような暗黒面が挙げられます。
・相手の気持ちを理解する能力がない
・(中略)自信に溢れており、一見すると魅力的に見える
・(中略)
・嘘や噂を利用して、他人をコントロールしようとする
・エゴが強く、自己中心的で無責任
・良心や道徳観念が欠如している
・(中略)
該当しないものは「(中略)」とした。該当しないのは七項目のうち、全体が二つ、一部が一つ。あの人のせいで、人生をめちゃくちゃにされた人も多いことだらう。新卒で入ったのに、次は中途になってしまふ。転職二回だったのに、三回になってしまふ。大手の人事が(昔なら支店採用、当時は子会社採用で)、二回以上(今回で三回目)転職した人は書類審査で落とす、と語ったことがある。
五月十九日(日)
ここで注目するのは「自信に溢れており、一見すると魅力的に見える」だ。自信に溢れた人は、ともすれば人が付いて行ってしまふ。
また専門家らはこれまで、サイコパスを見分けるための行動特性についても研究し(中略)例えば、サイコパスは相手の目をジッと見つめることがわかっています。
普通の人であれば、会話相手の目を見つめる長さはせいぜい数秒程度で、一度目を逸らした後に再び目を合わせることを繰り返すのが一般的です。
ところがサイコパスは不快になるほど相手の目を執拗に見つめ続ける傾向があります。
これは当てはまる。
それから手を使ったジェスチャーが多いのも特徴の一つです。
これには自分の正当性をアピールしたり、相手を騙すための説得力を持たせる目的があり、警察の取り調べの最中など、大仰な身振りを使うことが多いといわれています。
これは当てはまらない。
さらにここ1〜2年の研究で、サイコパスによく見られる新たな行動特性が明らかになってきました。
それが「会話中に頭を動かさない」ことです。(中略)私たちは普通、他者とコミュニケーションを取る際に、言葉だけでなく身振り手振りを用い(中略)中でも頭の動きは、例えば会釈をしたり、うなずいたり、首を横に振ったりと、相手に挨拶や同意、反対など様々なメッセージを伝える方法として非常に有用です。
ところがサイコパスはそもそも、相手の考えや気持ちを理解したり、共感する能力が欠如しているため、私たちのように正常な意思疎通や心のコミュニケーションが成り立ちません。
新しく仕事場へ来て辞める人次は幸あれ願ひつつ 上にゐる人何して居るか
反歌
日の本は仕事変はるが多い人低く見られる上は問はれず
ここ十年間と五年間と一年間に、(1)従業員数何人の会社が、(2)何人採用して、(3)何人辞めたか。公表を義務付けないと、悪徳経営者は減らない。
五月二十日(月)
研究者らは、サイコパスが共感能力やコミュニケーション能力を欠如する原因には「扁桃体の異常」が根本にあると指摘します。
扁桃体とは情動や感情の処理に関わる脳領域の一つで、サイコパスでは扁桃体の活動が健常者に比べて低いことがわかっています。
こうした脳の根本的な異常が感情処理や対人交流に影響を及ぼして、相手の気持ちや考えがわからなくなっていると指摘されているのです。
だからと云って、膨大な数の人生をめちゃくちゃにしてよい訳がない。注意すべきは昨日も指摘した「自信に溢れており、一見すると魅力的に見える」だ。ああ云ふ人たちを見ると、小生には絶対にできない。自信家なのだと長いこと結論付けてきたが、十五年ほど前から、単に無神経なだけではないかと考へを変へた。それは「エゴが強く、自己中心的で無責任」「良心や道徳観念が欠如している」で正しかった。(終)
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