二千三百二十六(うた)足の老化
甲辰(西洋未開人歴2024)年
五月三日(金)
数日前に、歩くだけでは足の老化は防げないとする記事を読んだ。筋肉には速筋と遅筋があり、短距離の選手は筋肉が発達するが、長距離の選手は筋肉が目立たない。だから速筋の比率が高いが、歩きでは速筋は使はない、と云ふ内容だった。
しかし速筋を使っても、加齢とともに衰へる。これは小生自身の経験だ。まづ六十二歳辺りから、走ると筋肉が疲れたと感じるやうになった。西新宿の三叉路は信号の待ち時間が長いので、走ることが多く分かった。このころは二十五階まで階段で上がったが、それでも衰へた。二年程前から自転車で走ると、すぐ足の筋肉が疲れたと感じるやうになった。それまで自転車はよく乗ったのに、やはり衰へた。
ここ一年ほど朝出勤の時に、三区画を走るやうになった。最初は急ぐ時に車の来ない区間を走ったのだが、習慣化して急がないときも走るやうになった。ところが二区画走ると、筋肉が疲れるやうになった。つまり速筋を使っても、加齢とともに衰へる。これは心配する必要が無い。年齢相応である。
信号に間に合ふやうに走る時 疲れ次には自転車が 今ではゆるり走る時 これは勲章年相応の

反歌  歳を取り若い以上に運動で筋肉維持は危険な行為
和田秀樹さんの加齢対処法は、前に参考となることが多かったが、最近は批判が多くなった。一つはポルノを見たほうがよいとするもので、前にも批判したが、最近また和田さんが同じことを言った。二つの対談でも言った。男性ホルモンが老化防止に利き、玉ねぎを食べると男性ホルモンを多く作る記事を十年近く近く前に読んだので、ずっと実行してきたが、足の筋肉で判るやうに老化は進む。
和田さんで最近もう一つ反対の記事があった。
松下幸之助が社員にした"声かけの種類"
知っていることも知らないふりをして質問するくらいが、ちょうどいい

表題で反対なのは二行目で、「知らないふり」とは、嘘をつく、或いは相手を騙すことで、これはよくない。年齢相応に正直に生きるべきだ。本文に入り
松下幸之助さんもとにかく周りの人に質問したそうです。「あれはどうなってるんや?」「最近話題のあの人は、どんな人や?」「新しく出たあの商品は、何がええんや?」といった具合です。

松下幸之助に質問されたから喜ぶのであって、知らないふりをした人に質問されても時間が無駄だ。
質問は興味、関心がなければ浮かびません。好奇心がなければ、興味、関心も湧き立たない。つまり、多く質問をする人というのは、興味、関心を司つかさどる前頭葉が活性化している証拠でもある。

これはよいことだ。だから興味、関心があったらまづ調べる。それでも分からなかったら質問すべきだ。多く質問することを目的にしてはいけない。(終)

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