二千二百九十九(うた)報道を読んで(明治生まれ、悪名高い、怒りは紙を捨てると収まる)
甲辰(西洋未開人歴2024)年
四月十日(水)
先月三十日に百十二歳の男性が亡くなり、明治生まれの男性はゐなくなった。小生が小学生のときは、江戸時代生まれの人がゐたので、隔世の感がある。
昔から明治は遠くなりにけり云はれて来たが 今半歩更に遠のき昭和も遠く

反歌  女性では明治生まれがゐる故にまだあと半歩余韻を残す
反歌  明治期の歌を調べて何百里明治はきのふまたはをとつひ
最近、明治期の歌を調べる事が多く、明治は昨日または一昨日の感覚だ。

四月十二日(金)
東京都知事の小池百合子にはがっかりすることが多い。新型コロナが深刻な時は国とは別に、「東京アラート」と云ふものを作ったが、まったく役立たなかった。同じころ小池は、民放テレビにだけはよく顔を出す。東京都がCMとして金を出したのだらう。注意を促すふりをして、本人が目立つだけだった。
今回、昔の事を取り上げたのは、小池がまたやらかした。さんざん女性スキャンダルを起こした五常識不満足男を、都民ワーストの会だかが補選に推すさうだ。Flashのホームページによると、調査結果が三つ出て、維新調査だと五位、公明調査だと二位だが一位と五位を足すと大きく差を付けられる。自民党調査だと三位。
「自公が『推薦見送り』という方針を土壇場で覆して推薦すれば、都民ファと合わせて組織的な票固めができ、乙武氏が勝てるかもしれないと希望的観測を話す自民党都連関係者もいますが、3党の協力があったとしても、乙武氏自身の人気が急落していて、勝つのは不可能に近い」と、ある自民党関係者は語る。

少なくないマスコミが、この男をさかんに報道した。自民党が推薦を見送ったあたりから下火になったが。有名と悪名高いを混同してはいけない。逮捕され有罪になった元外務省職員や、秘書をさんざんいじめた女元議員も、悪名高いだけなのに、ときどき一部マスコミが登場させるが、よくないことだ。
有名と悪名高い 逆にして使ふマスコミたまにあり 社会責任果たすには かう云ふ人を使ふべからず

反歌  マスコミは社会を良くする義務がある悪名高き者を使ふな

四月十四日(日)
読売新聞のホームページに
「怒り」は紙に書いて捨てれば収まる…学生に激辛コメントで名古屋大が「実証」

が載った。
実験では大学生ら50人に(中略)エッセーを書いてもらい、(中略)「大学生が書いた文章とは思えない。勉強して」などとコメントした。評価を受け取った時の気持ちを紙に書かせ、半数には丸めてごみ箱に投げ捨ててもらい、残り半数は机に置いてもらった。
(中略)紙をごみ箱に捨てると点数が減って評価前に近づいた。シュレッダーで細断した場合も同様の結果となった。
グループの川合伸幸教授(認知科学)は「感情を込めた紙を捨てることで、怒りが消えるように感じるのでは。家庭や職場でも試してみてほしい」と話した。

小生自身は、怒りは短時間(瞬間は反射神経だから管轄外。その後)でも駄目で、普段から止観をすると怒らなくなる。人により、止のみと、止観と、観のみが適する。観のみが適する人は、それで怒らなくなる。決して止だから怒りを止める、では絶対にない。
止観をするときは長時間するより、三十秒、一分、五分など短時間が効果的だ。観については、自分の動作(息を吸ふ、左手に存在感がある)に気をつける。
止観にて怒りを除き性格を良くすることで 周囲から更に周囲の神々が応援をする 幸せの道

反歌  人々の他に神々応援がこれで単純唯物超える(終)

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